EL&P(エマーソン・レイク・アンド・パーマー) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム


Emerson, Lake And Palmer

EL&Pの他のアルバムと比べると、暗くて重いアルバムだわね。
kat
オープニングからハードなギターで始まるため、ヘビーに感じるね。キーボードだけでなく、ギターも活躍しているアルバムだね。

評価: 3.5

1970年発売のEL&Pのファースト・アルバムです。

各メンバはすでに、キング・クリムゾンや、ナイスなどで知名度があり、アルバム発売前から、スーパーグループとして期待されていました。

そのような中で発売された本作は、期待を裏切らない素晴らしいアルバムで、ギター、ピアノ、モーグ・シンセサイザーなどを駆使した高度な演奏技術を聞くことができます。

バッハの曲を取り入れたりとクラシックとロックが融合したアルバムです。


Tarkus

アップテンポの曲が多く、キーボードの演奏に迫力があるアルバムね。
kat
キーボードのハードな曲が多くて、キーボードのヘビー・メタルといっても良いアルバムだね。

評価: 3.8

1971年発売のセカンド・アルバムで、「タルカスが火山の中から現れ、地上のすべてを破壊し尽くし、海に帰っていく」というゴジラやウルトラマンのような架空の怪獣タルカスをテーマにしたアルバムです。

ジャケットの戦車型のアルマジロが、タルカスを表しています。

テーマは、幼稚に感じますが、各楽曲は、つながりのある組曲になっており、各メンバの強烈なソロが聞き手を魅了してくれます。

本作は、全英チャート1位を記録しました。


Brain Salad Surgery 恐怖の頭脳改革

アルバム名とジャケットから、ホラー映画のようなおどろおどろしい曲を想像したけど、明るく爽やかさを感じるアルバムね。
kat
ジャケットは、エイリアンのデザイナーでも知られるH・R・ギーガーという人が描いたものだね。B面を占める「悪の教典#9」が聴きどころだね。

評価: 4.0

1973年発売の4枚目のスタジオ・アルバムで、演奏技術にしても、構成にしても、曲の良さにしても、EL&Pの最高傑作のアルバムです。

特にA面後半からB面全てを占める「悪の教典#9」は、キーボードの壮大な曲で、キーボード1人だけで、よくこんなにも凄い演奏がきるものだと感心してしまいます。

「悪の教典#9」以外にも、「聖地エルサレム」や「Still…You Turn Me On」など、EL&Pを代表する曲が収録されています。

その他のおすすめアルバム

    Emerson, Lake And Powell

  • EL&Pのアルバムですが、Pが、Palmerではなく、Powellに変わっており、カール・パーマーがエイジアの方で忙しかったため、代わりにコジー・パウエルが参加したアルバムです。
  • 1980年代のアルバムで、ジャケットもパッとしないため、駄作だと思っていましたが、これが、なかなかの良作のアルバムでした。70年代のEL&Pの音ではありませんが、80年代にマッチしたサウンドになっています。上記のランキングに入れるとしたら、5位ぐらいに位置付けることができます。
  • キング・クリムゾンのアルバム「ポセイドンの目覚め」にも収録されているクラシック作曲家ホルストの「火星」が演奏されています。「ポセイドンの目覚め」と聴き比べてみるのも面白いかと思います。
    Welcome Back My Friends To The Show That Never Ends…Ladies And Gentlemen

  • 長いアルバム名ですが、1973年から1974年にかけて行われたワールド・ツアーの模様を収録したライブ・アルバムです。
  • 「展覧会の絵」を除く、「恐怖の頭脳改革」までのアルバムから網羅的に選曲されています。3枚組のアルバムで、EL&Pのベスト・アルバムとして聴いても最適なアルバムです。


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EL&Pのメンバ

EL&Pのメンバを、以下に紹介します。

  • キース・エマーソン(キーボード担当)
    EL&P のバンド名の先頭に位置していることから分かるように、EL&Pの中心人物で、ロック界の中のNo.1といってもいいキーボード・プレーヤーです。
    スタジオ・アルバムの演奏も派手ですが、ライブの演奏は更に派手で、1972年の日本公演では、キーボードに日本刀を刺して演奏をしていました。
    クラシックの影響を受けており、EL&Pの曲の中でも、クラシック要素の強い曲を作曲しています。
  • グレッグ・レイク(ボーカル、ベース、ギター担当)
    初期のキング・クリムゾンのアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」「ポセイドンのめざめ」に、ボーカル、ベースで参加していました。
    キース・エマーソンの影に隠れてしまっていますが、多才な人物で、キース・エマーソンが派手な曲を演奏するのに対して、静かなアコギの曲を演奏することが多いです。
    80年代には、ジョン・ウェットンの後任として一時的にエイジアに参加していたこともありました。
  • カール・パーマー (ドラム担当)
    EL&Pでは、キース・エマーソンが派手すぎるため、あまり目立つ存在ではありませんが、ライブのドラムセットでは、巨大なドラを据えて、派手なドラム・ソロを行なっています。
    80年代には、エイジアを結成し、エイジアにおいても有名なドラマーです。

EL&Pの音楽の楽しみ方

EL&Pの音楽は、一言、キース・エマーソンのキーボードの演奏技術を楽しめば良いかと思います。

それに加え、所々に入っているグレッグ・レイクの静かなアコギの曲も魅力的ですので、グレッグ・レイクのボーカルとともに楽しめれば良いかと思います。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • Emerson, Lake And Palmer(1970年):中級者向け
  • Tarkus(1971年):初心者向け
  • Pictures At An Exhibition 展覧会の絵(1970年):初心者向け
  • Trilogy(1972年):中級者向け
  • Brain Salad Surgery 恐怖の頭脳改革(1973年):初心者向け
  • Works Volume I ELP四部作(1977年):中級者向け
  • Works Volume II 作品第2番(1977年):上級者向け
  • Love Beach(1978年):上級者向け
  • Black Moon(1992年):上級者向け
  • In The Hot Seat(1994年):上級者向け

まとめ

最後に、EL&Pのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Brain Salad Surgery 恐怖の頭脳改革 4.0
2位Tarkus 3.8
3位Emerson, Lake And Palmer 3.5
4位Pictures At An Exhibition 展覧会の絵 3.2
5位Trilogy 3.0
6位Works Volume I ELP四部作 2.5
7位Love Beach 2.3
8位Works Volume II 作品第二番 2.2
9位In The Hot Seat 2.0
10位Black Moon 1.8

ランキング結果は、それほど意外性はなく、世間一般的な評価と同等ではないかと思っています。

EL&Pは、プログレッシブ・ロックファンの人には、当然、聴いてもらいたいですが、クラシックが好きな人にも、EL&Pの面白さを味わえるのではないかと思っています。

キース・エマーソンが他界してしまったため、もう、キース・エマーソンの演奏を聴くことができませんが、過去のアルバムを通して、キース・エマーソンの凄さを知ってもらえたらと思います。

次回は、5大プログレッシブ・ロックバンドのラストとして、Genesisの全アルバムランキングをしていきたいと思います。

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