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Eagles(イーグルス) 全アルバム ランキング
前回は、エレクトリック・ライト・オーケストラの全アルバム ランキングをしましたので、今回は、ロック界のレジェンド第11弾として、Eagles(イーグルス)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
イーグルスは、1971年に、リンダ・ロンシュタットのバックバンドから発展し、グレン・フライとドン・ヘンリーを中心に活躍したバンドです。
初期のイーグルスは、カントリーが中心でしたが、徐々に、ロック色を強めていき、名盤「ホテル・カリフォルニア」を制作します。
その後、イーグルスは、メンバ間の争いが絶えず、1980年に活動を停止しますが、1994年に、第1期最終メンバで再結成します。
再結成後は、ライブを中心に活動し、2007年には、久々の新作「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」を発表し、2016年グレン・フライが死去するまで、活躍しました。
そんなイーグルスの全スタジオ・アルバムを、ランキングしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
イーグルスのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、イーグルスのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
イーグルス アルバムランキング
Eagles イーグルス・ファースト
評価: 2.6
1972年発売のイーグルスの記念すべきファースト・アルバムです。イーグルスは、リンダ・ロンシュタットのレコーディング・メンバやツアー・バンドを行っていましたが、一本立ちして本作を制作しました。カントリーやフォークが中心で、初期のイーグルスの特徴であるバンジョが使用され、ジャケットの青空のように爽やかさのあるアルバムです。オープニング・ナンバーの「テイク・イット・イージー」は、グレン・フライとジャクソン・ブラウンの共作で、デビュー・シングルとして発売されヒットしました。本作は、ドン・ヘンリーとグレン・フライが中心ではなく、後にイーグルスを脱退してしまうランディー・マイズナーとバーニー・レドン中心の曲が多いことが特徴です。
On the Border
評価: 2.7
1974年発売の3作目のアルバムで、今までのカントリーやフォークに留まらず、ロック色を強めたアルバムです。アルバム自体は質の高い曲が多いものの、イケていないジャケットのせいか、イーグルスのアルバムの中では、地味な印象があります。しかし、ラスト・ナンバー「我が愛の至上」が、イーグルス初の全米チャート1位に輝き、これから訪れるイーグルスの全盛期の足掛かりとなったアルバムです。過去最高の全米チャート17位を記録しました。本作から、ギターにドン・フェルダーが参加し、イーグルスの正式メンバーとなりました。
The Long Run
評価: 2.8
1979年発売の6作目のアルバムで、イーグルスのアルバムの中では、最もダークで重いアルバムです。前作「ホテル・カリフォルニア」が、大ヒットしたために、本作の制作は、困難を極めました。地味なアルバムであるため、世間一般的な評価は、あまり高くありませんが、それでも全米チャート1位を獲得しており、当時のイーグルスの勢いを感じます。また、イーグルスのアルバムの中では、唯一、日本のオリコンチャートで1位を獲得したアルバムです。本作から、「ハートエイク・トゥナイト」「ロング・ラン」「言い出せなくて」がシングル・カットされ、「ハートエイク・トゥナイト」は、グラミー賞を受賞しました。本作発売後、グレン・フライとドン・フェルダーの不仲や、曲作りのスランプなどで、イーグルスは、解散します。
Long Road Out of Eden
評価: 3.0
2007年発売の7作目のアルバムで、前作「The Long Run」から実に、28年ぶりに発売された2枚組のアルバムです。イーグルスは、1982年に解散しましたが1994年に再結成され、新曲とライブ曲で構成されたアルバム「ヘル・フリーゼズ・オーヴァー」を発表していましたが、新曲のみで構成されたアルバムは、再結成後、本作のみとなります。他のロック・バンドでも、何十年ぶりに発表されるアルバムはありますが、大抵は、最新技術を導入して音楽性が変化します。しかし、イーグルスは、良い意味で、1970年代のサウンドから全く変わっていません。そのため、往年のイーグルス ファンでも安心して聞けるアルバムです。本作は、イーグルス初の全英チャート1位を獲得、全米チャートでも1位を獲得し、大ヒットしました。

Desperado ならず者
評価: 3.2
1973年発売のセカンド・アルバムで、西部のアウトローをテーマにしたコンセプト・アルバムです。ジャケットは、このコンセプト通り、イーグルスのメンバが、西部のギャング姿に扮しています。カントリー風の曲が多くを占めていますが、本作の代表曲は、なんと言っても、ロマンチックなバラード曲「Desperado」で、リンダ・ロンシュタットやカーペンターズ、平井堅など、多くのアーティストにカヴァーされ、ロックのスタンダード曲となりました。本作から、グレン・フライとドン・ヘンリーのコンビの曲が確立されました。全米チャート41位と、売り上げはイマイチでしたが、良曲が多く収録されているアルバムです。

One Of These Nights 呪われた夜
評価: 4.0
1975年発売の4作目のアルバムで、初の全米チャート1位を獲得し、イーグルス全盛期のアルバムの1枚です。前作「On the Border」でロック色を強め、本作では更に音楽性を発展させ、ロック、カントリー、R&Bなど、幅広いジャンルにチャレンジし、各楽曲の幅が広がっています。本作から、「呪われた夜」「いつわりの瞳」「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」の3曲がシングル・カットされ、いずれも大ヒットしています。美しいコーラス/ヴォーカルや、起承転結のある構成は、全く飽きさせません。尚、オリジナル・メンバーであったバーニー・レドンは、本作のような商業ロックに嫌気が差したことや、メンバとの不仲により、本作で脱退してしまいます。

Hotel California

評価: 4.6
1976年発売の5作目のアルバムで、イーグルスの最高傑作であり、アメリカン・ロック史上に残る名盤です。ジャケットに写っているホテルは、ロサンゼルス ビバリーヒルズにある高級ホテル「ビバリーヒルズ・ホテル」です。アルバム名からカリフォルニア・リゾートの華やかな印象を持ちますが、音楽は正反対に、重く暗い曲が多く収録されています。ロック全体の楽曲の中でも特に有名な「ホテル・カリフォルニア」はもちろん、「ニュー・キッド・イン・タウン」「駆け足の人生」「ラスト・リゾート」など、名曲がずらりと並んでいます。全米チャートで8週連続1位、全英チャート2位を獲得し、1976年グラミー賞最優秀レコード賞を受賞し全世界で3,200万枚以上を売り上げたモンスターアルバムです。本作から、ギターにバーニー・レドンに代わり、ジョー・ウォルシュが参加しています。
イーグルスのメンバ
イーグルスは、1971年にリンダ・ロンシュタットのバックバンドとしてキャリアをスタートしています。
リンダ・ロンシュタットのバックバンドから独立し、グレン・フライ、ドン・ヘンリー、ランディ・マイズナー、バーニー・レドンの4名で、イーグルスを結成しました。
メンバは、決して仲が良かった訳ではなく、ドン・ヘンリーとグレン・フライが高慢な態度をとったことが原因で、ランディ・マイズナー、バーニー・レドンは、バンドを脱退し、代わりにジョー・ウォルシュが、バンドに加わります。
以下に、イーグルスの主要メンバを紹介します。
- ドン・ヘンリー(ボーカル、ドラム担当):グレン・フライと共に、イーグルスの中心人物で、多くの曲の作詞・作曲を行っています。イーグルスの有名曲「ならず者」「呪われた夜」「ホテル・カリフォルニア」などで、リード・ボーカルをとり、哀愁の漂うハスキー・ボイスが特徴です。ソロ・アルバムでも多くのヒットを生み出しています。
- グレン・フライ(ボーカル、ギター、キーボード担当):ドン・ヘンリーと共に、イーグルスの中心人物で、多くの曲の作詞・作曲を行っています。イーグルスでは、「テイク・イット・イージー」「いつわりの瞳」「ニュー・キッド・イン・タウン」などで、リード・ボーカルをとっています。良質なソロ・アルバムも多く残しましたが、2016年に病気で死去しました。
- ランディ・マイズナー(ボーカル、ベース担当):イーグルスのオリジナルメンバで、1stアルバム「イーグルス」から「ホテル・カリフォルニア」までイーグルスに参加し、1977年にバンドを脱退しました。イーグルスでは、「トライイン」「サタデイ・ナイト」「テイク・イット・トゥ・ザ・リミット」などで、リード・ボーカルをとっています。イーグルス脱退後は、ソロ活動を行い、2023年に病気で死去しました。
- バーニー・レドン(ボーカル、ギター担当):イーグルスのオリジナルメンバで、1stアルバム「イーグルス」から「呪われた夜」までイーグルスに参加し、1975年にバンドを脱退しました。イーグルスでは、隠れた名曲「安らぎによせて」「マイ・マン」などで、リード・ボーカルをとっています。イーグルス脱退後は、ソロ活動や、セッション・ミュージシャンとして活動しています。
- ジョー・ウォルシュ(ボーカル、ギター担当):バーニー・レドン脱退後にイーグルスに加入し、「ホテル・カリフォルニア」から現在まで、イーグルスのメンバーとして、活動しています。目立ちたがり屋の性格で、ライブでは、派手なパフォーマーとして、ドン・ヘンリーやグレン・フライよりも目立つ存在となっています。アメリカ大統領選に立候補をしようとしていたこともありました。ソロ・アルバムも多数発表しており、シングル「この人生に賭けて」は、全米第12位を記録するヒットとなりました。(この曲は、「Eagles Live」にも収録されています。)
- ドン・フェルダー(ギター担当):アルバム「オン・ザ・ボーダー」のレコーディング中にスライドギターの演奏を依頼され、そのままイーグルスのメンバとなります。2000年に、イーグルスを解雇され、バンドを脱退します。イーグルスの名曲「ホテル・カリフォルニア」の作曲者として有名です。
イーグルスの音楽
イーグルスの音楽は、カントリーロックやフォークロックを中心に展開し、特に、「ホテル・カリフォルニア」や「ならず者」「時は流れて」などのバラード曲が優れています。
イーグルスのメンバ全員が、リードボーカル曲を持っており、コーラスが美しいことが特徴です。
そのため、各曲のリード・ボーカルを確認しながら、どのボーカルが自分の好みかを探していく楽しみがあります。
イーグルスのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
- Eagles(1972年):中級者向け
- Desperado(1973年):中級者向け
- On The Border(1974年):上級者向け
- One Of These Nights(1975年):初心者向け
- Hotel California(1976年):初心者向け
- The Long Run(1979年):上級者向け
- Long Road Out Of Eden(2007年):初心者向け
その他のアルバム
- Hell Freezes Over
- 1994年発売のイーグルス復活アルバムで、新曲4曲と、MTVでのライブ音源11曲で構成されています。音質がとても良く、心地よく聞くことができます。
- 新曲4曲は、売れ路線のロックンロール、アコースティック・バラード、カントリーと、イーグルスらしさが十二分に発揮されています。ライブ音源では、ホテル・カリフォルニアのアコースティック・ギター バージョンを聞くことができます。
- Eagles Live
- 「ロング・ラン・ツアー」の模様を中心に収録されたライブ・アルバムで、5曲は1976年のライブ、10曲は1980年のライブから選曲されています。
- イーグルスの代表曲が詰まっているため、イーグルスのベスト盤として聞くのにも適したアルバムです。尚、本作から、スティーブ・ヤングのカバー曲「セブン・ブリッジズ・ロード」が、シングルカットされ、ヒットしました。
- Their Greatest Hits 1971-1975
- イーグルスの代表曲を集めた初期のベスト・アルバムです。「呪われた夜」以降、しばらくアルバムが発表されなかったために、レコード会社が業を煮やして発売したアルバムです。
- 本作は、「ホテル・カリフォルニア」以降のアルバムからの選曲はありませんが、全世界で5,100万枚以上売り上げ、全米歴代1位のセールスを記録し、米国で1番売れたアルバムとして認定されています。イーグルスの米国での人気が凄まじかったことが分かります。
- Greatest Hits Volume 2
- イーグルス解散後に発売されたイーグルスの2枚目のベスト・アルバムです。「Their Greatest Hits 1971-1975」に収録されていない「ホテル・カリフォルニア」以降の楽曲が収録されています。
- 「Their Greatest Hits 1971-1975」と同様に、全世界で4,100万枚以上のセールスを記録しているモンスター・ベスト・アルバムです。
音楽サブスクで聞けるイーグルスのアルバム
音楽サブスクでは、本サイトで紹介しているイーグルスの全スタジオ・アルバム、全ライブ・アルバムが登録されていますので、イーグルスを聞くには、まずは、音楽サブスクで聞くことをおすすめします。
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スタジオ・アルバム | 登録有無 | ライブ・アルバム ベスト・アルバム | 登録有無 |
---|---|---|---|
Eagles | ○ | Eagles Live | ○ |
Desperado | ○ | Hell Freezes Over | ○ |
On The Border | ○ | Unplugged 1994 | ○ |
One Of These Nights | ○ | Live From The Forum MMXVIII | ○ |
Hotel California | ○ | Their Greatest Hits 1971-1975 | ○ |
The Long Run | ○ | Greatest Hits Volume 2 | ○ |
Long Road Out Of Eden | ○ | The Best Of Eagles | ○ |
The Very Best Of The Eagles | × | ||
The Studio Album 1972-1979 | ○ | ||
Selected Works 1972-1999 | ○ | ||
The Complete Greatest Hits | ○ |
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まとめ
最後に、イーグルスのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Hotel California | 4.6 |
2位 | One Of These Nights 呪われた夜 | 4.0 |
3位 | Desperado ならず者 | 3.2 |
4位 | Long Road Out of Eden | 3.0 |
5位 | The Long Run | 2.8 |
6位 | On the Border | 2.7 |
7位 | Eagles イーグルス・ファースト | 2.6 |
イーグルスのアルバムは、1位の「ホテルカリフォルニア」と2位の「呪われた夜」が、あまりにも有名であるため、その他のアルバムを知らない人が多いのではないかと想像します。
しかし、その他のアルバムも良質なアルバムが多く、2007年発売のアルバム「Long Road Out of Eden」も良作で、世界中で大ヒットしました。
そのため、イーグルスのアルバムの中で、「ホテルカリフォルニア」と「呪われた夜」しか聞いたことがない人には、上記のランキングを参考に、もっとイーグルスのアルバムを聞いてもらえればと思っています。
次回は、ロック界のレジェンド第12弾として、ビリー・ジョエルの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。