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The Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Talking Heads(トーキング・ヘッズ)の全アルバム・ランキングを行いましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第26弾として、ウェストコースト・ロックを代表するバンド、The Doobie Brothers(ドゥービー・ブラザーズ)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
ドゥービー・ブラザーズは1970年、トム・ジョンストンを中心に、ジョン・ハートマン、パトリック・シモンズ、デイヴ・ショグレンによって結成されました。
デビュー・アルバム「ドゥービー・ブラザース」はヒットには至りませんでしたが、ツイン・ギター、ツイン・ドラムの5人編成へと体制を変更して発表した2ndアルバム「トゥールーズ・ストリート」からのシングル・カット曲「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」がヒットを記録します。
この成功により、ドゥービー・ブラザーズの名は徐々に世に知れ渡っていきました。
その後、「キャプテン・アンド・ミー」や「ドゥービー天国」といったヒット作を連発しますが、中心人物であったトム・ジョンストンが体調不良により一時的にバンドを離脱し、新たにマイケル・マクドナルドを迎え入れることになります。
マイケル・マクドナルド加入後のドゥービー・ブラザーズは、それまでのウェストコースト・ロックとは異なるAOR路線へと舵を切り、この変化は賛否両論を巻き起こしました。
1980年代に入ると各メンバーのソロ活動が活発化し、ドゥービー・ブラザーズは一旦解散しますが、1989年にはトム・ジョンストンが復帰し、再結成を果たします。
そんなドゥービー・ブラザースの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。
ドゥービー・ブラザースのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ドゥービー・ブラザースのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ドゥービー・ブラザーズ アルバムランキング
One Step Closer
評価: 2.4
1980年に発売された9作目のアルバムで、オリジナル・メンバーであるドラマーのジョン・ハートマンと、ギタリストのジェフ・バクスターが脱退し、新たにコーネリアス・バンパスとチェット・マクラッケンを迎えて制作された作品です。
ジェフ・バクスター脱退の影響は大きく、本作ではギターの存在感が希薄になり、ドゥービー・ブラザーズ特有のキレのあるギター・サウンドが失われてしまいました。
その結果、ドゥービー・ブラザーズ本来の魅力が半減してしまった印象を受けます。
また、ラテン・リズムを取り入れるなど新たな試みも行われていますが、ドゥービー・ブラザーズの音楽性とは噛み合わず、結果的にその試みは裏目に出てしまいました。
全体としては、前作「ミニット・バイ・ミニット」の大ヒットによって燃え尽きてしまったかのような印象を受けます。
それでも、全米チャート5位を記録した「リアル・ラヴ」や、24位を記録した「ワン・ステップ・クローサー」を生み出している点は、さすがと言えます。
本作をもってドゥービー・ブラザーズとしての限界を感じたのか、オリジナル・メンバーであるパトリック・シモンズは活動休止を宣言し、バンドは一旦解散することになります。
Brotherhood
評価: 2.6
1991年に発売された11作目のアルバムで、再結成後としては2作目にあたる作品です。
前作「サイクルズ」にはマイケル・マクドナルドとの共作曲が収録されていましたが、本作ではマクドナルドは一切関与していません。
旧メンバーによって制作されてはいるものの、かつてのドゥービー・ブラザーズが持っていたノリの良いウェストコースト・ロックとは異なり、全体的に無難なギター・ロックにとどまっており、ドゥービー・ブラザースとしての個性が薄れてきていることが感じられます。
全10曲中4曲が外部ソングライターによる楽曲である点も、本作におけるマイナス要素になっています。
それでも、バイクへの情熱を歌ったパトリック・シモンズ作曲の「Dangerous」には、往年のドゥービー・ブラザーズらしさが感じられることが救いとなっています。
本作は商業的にも振るわず、ドゥービー・ブラザーズはキャピトル・レコードとの契約を解除されることになりました。
Sibling Rivalry
評価: 2.7
2000年に発売された12作目のアルバムで、再結成後としては3作目にあたる作品です。
前作「Brotherhood」の商業的失敗を受け、ドゥービー・ブラザーズはしばらく新作を発表せず、ライブ活動を中心に続けていたため、本作は9年ぶりとなる久々のスタジオ・アルバムとなりました。
1972年からドゥービー・ブラザーズに参加していたベーシストのタイラン・ポーターと、オリジナル・メンバーであるドラマーのジョン・ハートマンがバンドを離脱した影響もあってか、本作にはカントリー調の穏やかな楽曲が多く収録されています。
全体的に、マイケル・マクドナルド時代のAORと、トム・ジョンストン時代のウェストコースト・ロックを融合させたような作風で、カントリー、ソウル、ファンクといった要素がうまく取り入れられています。
本作は商業的にはほとんど成功しませんでしたが、売上とは裏腹に、内容面では評価に値する良作となっています。
The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト
評価: 2.8
1971年に発売された、記念すべきドゥービー・ブラザーズのデビュー・アルバムで、オリジナル・メンバーによる唯一の作品です。
本作は商業的には全く振るわず、影の薄い存在となっていますが、カントリー・ロックやウェストコースト・ロックを基盤としたドゥービー・ブラザーズの音楽的骨格は、すでにこの時点で形作られています。
オープニング・ナンバー「Nobody」では、後のヒット曲「ロング・トレイン・ランニン」へとつながるような、ノリの良いアコースティック・ギターが展開されています。
この曲はシングル・カットもされましたが、アルバム同様、ヒットには至りませんでした。
全体的にギターを中心としたカントリー調の楽曲が多く、まだ重厚さには欠けるものの、後のドゥービー・ブラザーズの音楽性を随所に感じることができる、一聴の価値あるアルバムです。
World Gone Crazy
評価: 2.9
2010年に発売された13作目のアルバムで、ドゥービー・ブラザーズ結成40周年を記念して発表された作品です。
本作は、1970年代のドゥービー・ブラザーズ作品を手がけたテッド・テンプルマンがプロデューサーとして復帰していることに加え、マイケル・マクドナルドがゲスト参加していることから、往年のドゥービー・ブラザーズのサウンドを色濃く感じさせます。
ノリの良い明るい楽曲が多く、特にオープニング・ナンバーの「ア・ブライター・デイ」ではトロピカルなサウンドを取り入れ、冒頭から底抜けに明るい雰囲気を漂わせています。
結成から40年を経てもなお、トム・ジョンストンの歌声は衰えを感じさせず、軽快で伸びやかなボーカルを聴かせてくれています。
本作は、全米チャートにおいて久々にトップ40入りを果たしました。
Livin’ on the Fault Line 運命の掟
評価: 3.0
1977年に発売された7作目のアルバムで、ドゥービー・ブラザーズの中心が完全にマイケル・マクドナルドへと移行したことを示す作品です。
本作には、初期ドゥービー・ブラザーズの中心人物であったトム・ジョンストンの名前がクレジットされていますが、制作の早い段階でバンドを離脱してしまったため、ジョンストンの楽曲は1曲も収録されておらず、本作への関与はほとんどありません。
その結果、初期ドゥービー・ブラザーズに見られたウェストコースト・ロックの面影は薄れ、メロウなソウルやジャズ・ロックを前面に押し出したサウンドが展開されています。
次作「ミニット・バイ・ミニット」に収録されていても不思議ではない、キーボードを中心とした「エコーズ・オブ・ラヴ」や、カーリー・サイモンとマイケル・マクドナルドが共作した「ユー・ビロング・トゥ・ミー」からは、ドゥービー・ブラザーズの新たな方向性が感じられます。
本作は全米チャート、全英チャートともに芳しくない結果でしたが、次作の名作「ミニット・バイ・ミニット」へとつながる過渡期のアルバムとして評価したい作品です。
Cycles
評価: 3.2
1989年に発売された10作目のアルバムで、ドゥービー・ブラザーズが1982年に解散して以来、再結成後初となる作品です。
本作はマイケル・マクドナルド主体ではなく、1972年から1974年のメンバー編成で、トム・ジョンストンを中心に制作されているため、ギターを前面に押し出したウェストコースト・ロックのアルバムとなっています。
トム・ジョンストンが主体ではあるものの、マイケル・マクドナルドとの共作曲「Tonight I’m Coming Through」も収録されています。
主役がマイケル・マクドナルドからトム・ジョンストンに移ったことで、両者の間に確執が生まれそうですが、実際には二人は円満な関係を保っていたようです。
久しぶりにドゥービー・ブラザーズらしいウェストコースト・ロックを楽しめる、再結成アルバムとして上々の出来栄えの作品です。
Walk This Road
評価: 3.3
2025年に発売された15作目のアルバムで、マイケル・マクドナルドが45年ぶりに本格的にドゥービー・ブラザーズへ復帰した作品です。
本作では、マイケル・マクドナルドが5曲、トム・ジョンストンが5曲、パトリック・シモンズが3曲でリード・ボーカルを担当しています。
マイケル・マクドナルド時代のAORとトム・ジョンストン時代のウェストコースト・ロックが融合したような作風で、3人の個性的なボーカルが重なることにより、過去のドゥービー・ブラザーズの集大成的なアルバムに仕上がっています。
久しぶりに聴くマイケル・マクドナルドのボーカルは感慨深いものの、声に年齢を感じさせ、45年の歳月を否応なく実感させられます。
それに比べ、トム・ジョンストンのボーカルは昔と変わらぬ若々しさを保っています。
ドゥービー・ブラザーズは1970年の結成から55年が経過しましたが、いまだに期待を裏切らない新作を届けてくれたことに感謝したくなる、そんなアルバムです。
Liberte
評価: 3.4
2021年に発売された14作目のアルバムで、再結成後としては5作目の作品です。
本作は、トム・ジョンストン、パトリック・シモンズ、ジョン・マクフィーの3人体制で制作されました。
プロデューサーは、ボン・ジョヴィやセリーヌ・ディオン、スティングなどの作品でも知られるジョン・シャンクスが担当しています。
全体的に1960年代や1970年代のアメリカン・ロックを感じさせる作風で、懐かしさが漂います。
シングルヒットを狙えるようなパンチのある曲はありませんが、全曲がジョン・シャンクスとの共作で制作されているため、統一感があり安定感のあるアルバムとなっています。
発売当時、3人のメンバーは70歳を超えていましたが、年齢を感じさせないパワフルな演奏に加え、年齢相応の熟練味が加わり、良作に仕上がっています。
このアルバムを聴くと、ドゥービー・ブラザーズはまだ衰えておらず、これからも良作のアルバムを制作してくれるであろうという期待を抱かせてくれます。
Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート
評価: 3.5
1976年に発売された6作目のアルバムで、マイケル・マクドナルドが初めて参加した作品です。
健康上の理由により、ドゥービー・ブラザーズの中心人物であったトム・ジョンストンがバンドへの関与を減らしたことから、ジェフ・バクスターの友人で、スティーリー・ダンの卒業生であったマイケル・マクドナルドにバンド加入の声がかかりました。
マイケル・マクドナルドの加入により、従来のウェストコースト・ロックとは180度異なるサウンドへと変化し、スティーリー・ダンのようなフュージョンやAOR色の強いスタイルへと移行を開始しました。
この急激な音楽性の変化は、当時のレコード会社やドゥービー・ブラザーズのファンにとって、相当驚きであったと想像されます。
トム・ジョンストンの曲「ターン・イット・ルース」が1曲収録されているため、本作は次作以降のマイケル・マクドナルド一色の後期ドゥービー・ブラザーズへとつながる、過渡期のアルバムと言えます。
この大きなサウンド変化にも関わらず、本作は全米チャートで8位を記録するヒットとなりました。
Toulouse Street
評価: 3.6
1972年に発売されたセカンド・アルバムで、ドラマーのマイケル・ホサックが加入し、ツイン・ドラム編成となった最初の作品です。
また、本作のレコーディング中にオリジナル・メンバーのデイヴ・ショグレンが脱退し、後任として黒人ベース奏者のタイラン・ポーターが加入した、最初のアルバムでもあります。
このメンバー体制により、1970年代前半のドゥービー・ブラザーズの黄金期が幕を開けることとなります。
本作ではウェストコースト・ロックやサザン・ロックを展開し、トム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザーズのサウンドが確立されました。
前作よりも演奏が重厚になり、特に「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」は全米チャート11位を記録し、ドゥービー・ブラザーズ初のヒット曲となりました。
アメリカ南部の泥臭さの中に、スピード感あるリズムとエレキギターが加わることで、ドゥービー・ブラザーズ独特のノリの良いサウンドが生まれています。
本作は全米チャート21位を記録し、これから訪れるドゥービー・ブラザーズの全盛期の土台を築きました。
What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国
評価: 4.0
1974年に発売された4作目のアルバムで、バラエティに富んだ大ヒット作です。
傑作アルバムである前作「キャプテン・アンド・ミー」と次作「スタンピード」に挟まれていることや、ライブ・アルバムのようなジャケットから、地味に感じますが、良曲が揃った作品です。
全体的にアメリカ南部の泥臭いサウンドを持ちつつ、「君に捧げし歌」や「キャント・ストップ・イット」などホーン・セクションを取り入れたソウルフルな楽曲や、ヴィオラを用いたカントリー調の「ブラック・ウォーター」など、従来のドゥービー・ブラザーズとは異なる新たな試みが見られます。
本作では、トム・ジョンストンだけでなくパトリック・シモンズの作曲能力の向上も顕著で、「ブラック・ウォーター」はシモンズの作曲による作品として、ドゥービー・ブラザーズ初の全米チャート1位を記録しました。
アルバム自体も、全米チャートで4位、全英チャートで19位を記録する好成績を残しました。

The Captain and Me
評価: 4.2
1973年に発売された3作目のアルバムで、後にドゥービー・ブラザーズの正式メンバーとなるジェフ・バクスターがゲスト参加した作品です。
本作は、ツイン・ギター、ツイン・ドラム編成によるドゥービー・ブラザーズのウェストコースト・ロック・サウンドを確立したアルバムです。
ドゥービー・ブラザーズの音楽は、泥臭さのあるウェストコースト・ロックとは異なり、ダイナミックで爽快感のあるサウンドであるため、ブルースやカントリーの泥臭いサウンドが苦手な人でも楽しめます。
本作には、ドゥービー・ブラザーズを代表する楽曲「ロング・トレイン・ランニン」と「チャイナ・グローヴ」が収録されており、これらの曲は当時のバンドを象徴する作品で、ノリの良いリズミカルなギターサウンドが特徴です。
この2曲はシングルカットもされ、ともにヒットしたため、本作はこの2曲だけでも聴く価値があります。
アルバム自体も全米チャートで7位を記録し、ヒット作となりました。

Stampede
評価: 4.4
1975年に発売された5作目のアルバムで、トム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザーズの最高傑作とされる作品です。
本作からジェフ・バクスターが正式メンバーとして参加し、トリプルギター編成となりました。
ジャケットのようにカントリー・ロックを中心に据えつつ、ファンクやフォークの要素も取り入れられ、音楽性の幅が広がっています。
本作にはマリア・マルダー、ライ・クーダー、カーティス・メイフィールドなど多くのゲストミュージシャンが参加しており、本作に対するドゥービー・ブラザーズの意気込みが伝わってきます。
その結果、本作は全米チャート4位、全英チャート14位を記録するなど、前作に続き大ヒットとなりました。
このように「キャプテン・アンド・ミー」から傑作アルバムが続く順風満帆の時期でしたが、本作のツアー中にトム・ジョンストンが体調を崩したことにより、次作以降、マイケル・マクドナルドが加わり、バンドの音楽性は大きく変化していくことになります。

Minute by Minute

評価: 4.6
1978年に発売された8作目のアルバムで、マイケル・マクドナルド加入後3作目にして、ついにマクドナルドの本領が発揮された作品です。
本作は米国チャートで87週間ランクインし、シングル「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」は全米チャート1位を記録、さらに年間最優秀楽曲賞と年間最優秀レコード賞を含む3つのグラミー賞を獲得しました。
このように本作は記録づくめのアルバムで、ドゥービー・ブラザーズは初期のウェストコースト・ギターロックのイメージから、AORのイメージへと完全に定着することとなりました。
「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」をはじめ、「ミニット・バイ・ミニット」や「ハウ・ドゥ・ザ・フールズ・サーヴァイヴ?」など、どの曲もエレガントで、マイケル・マクドナルドの才能が迸っています。
さらに、「轍を見つめて」ではトム・ジョンストンがボーカルでゲスト参加しており、ファンにとって嬉しい一曲となっています。
マイケル・マクドナルドをバンドに迎え入れた判断が正しかったことを証明する、後期ドゥービー・ブラザーズの名盤です。
その他のアルバム
- 2014年に発売された14作目のスタジオ・アルバムで、ドゥービー・ブラザーズのヒット曲をアメリカのカントリー・ミュージシャンと共演してリメイクした作品です。
- トム・ジョンストン時代とマイケル・マクドナルド時代のヒット曲がバランスよく収録されており、ドゥービー・ブラザーズのベスト・アルバムとして聴くのにも適しています。
- 音質は非常に高く、オリジナル曲と同等かそれ以上のクオリティで録音されており、オリジナルに劣らず迫力のある演奏を楽しむことができます。
Southbound
- ドゥービー・ブラザーズ解散直前の1982年フェアウェル・ツアーの模様を収録した、バンド初のライブ・アルバムです。
- マイケル・マクドナルドを主体としたライブであるため、マクドナルドの歌声を存分に堪能できます。ラストの「Long Train Runnin’」と「China Grove」では、トム・ジョンストンがゲスト参加し、最高の盛り上がりでライブが締めくくられます。
- 「Can’t Let It Get Away」と「Olana」はスタジオ・アルバム未収録の曲で、貴重な音源としてファン必聴の楽曲です。
Farewell Tour
- 1996年に、野生生物保護協会のために行われたベネフィット・コンサートの模様を収録したライブ・アルバムです。
- このライブは、トム・ジョンストンを主体とした演奏で、再結成後の曲も披露されており、新旧のドゥービー・ブラザーズの魅力を体感できます。
- マイケル・マクドナルドも参加しており、「Takin’ It to the Streets」「Minute by Minute」「What a Fool Believes」ではリードボーカルとキーボードを担当しています。
Rockin’ Down the Highway: The Wildlife Concert
おすすめのベスト・アルバム
- 2007年に発売されたドゥービー・ブラザーズのベスト・アルバムで、1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から2000年発表の「シブリング・ライヴァルリー」までの楽曲を網羅した、オールタイム・ベスト盤です。
- 1970年代の全盛期の名曲だけでなく、再結成後の近年の曲も収録されており、ドゥービー・ブラザーズの音楽の基礎を押さえるには最適な一枚です。
The Very Best Of The Doobie Brothers
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ドゥービー・ブラザーズのメンバー
ゥービー・ブラザーズはメンバーの入れ替わりが激しく、結成当初は4人編成でスタートしましたが、一時期には10名編成の大所帯となっていた時期もありました。
以下に、ドゥービー・ブラザーズの主要メンバーを紹介します。
- トム・ジョンストン(リードボーカル、ギター担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーであり、バンドの中心人物です。
1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から5thアルバム「スタンピード」と、再結成後の全アルバムに参加しています。
「スタンピード」発表後のツアーでは、不摂生な生活が祟り入院加療のためツアーを離脱し、しばらくの間バンドを脱退していた時期がありました。
作曲能力に優れ、ドゥービー・ブラザーズでは「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」「ロッキン・ダウン・ザ・ハイウェイ」「チャイナ・グローヴ」「ロング・トレイン・ランニン」といった名曲を生み出しています。
- マイケル・マクドナルド(リードボーカル、キーボード担当):
一時的にドゥービー・ブラザーズを離れたトム・ジョンストンの代役として加入しました。
ドゥービー・ブラザーズには、6thアルバム「ドゥービー・ストリート」から9thアルバム「ワン・ステップ・クローサー」まで参加し、再結成後のアルバムにも参加しています。
それ以前はスティーリー・ダンに参加していたことから、ドゥービー・ブラザーズにAOR色の強いサウンドをもたらしました。
ハスキーでソウルフルな独特の歌声が特徴で、ソロ・アルバムも多数発表しています。
- パトリック・シモンズ(リードボーカル、ギター担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーであり、メンバーの入れ替わりが激しいバンドの中で、唯一結成から現在まで在籍し続けている人物です。
トム・ジョンストンと同様にギターとリード・ボーカルを担当し、フォークやカントリーを基調としたサウンドで、「ディペンディン・オン・ユー」「サウス・シティ・ミッドナイト・レディ」「エコーズ・オブ・ラヴ」「デンジャラス」といった代表曲を残しています。
私生活では、バイク愛好家としても知られています。
- タイラン・ポーター(ベース担当):
黒人ベーシストで、デイヴ・ショグレンに代わってドゥービー・ブラザーズに加入しました。
ドゥービー・ブラザーズには、2ndアルバム「トゥールーズ・ストリート」から11thアルバム「ブラザーフッド」まで参加しています。
ファンクやジャズなどのファンキーな要素をバンドに加えることで、ドゥービー・ブラザーズの音楽に新たな次元をもたらしました。
さらに、コーラスやバックボーカルにも参加し、バンドのハーモニーを支える重要な役割を果たしました。
- ジョン・ハートマン(ドラム担当):
ドゥービー・ブラザーズの創設メンバーであり、ツイン・ドラム体制の中心人物でした。
ドゥービー・ブラザーズには、1stアルバム「ドゥービー・ブラザーズ・ファースト」から8thアルバム「ミニット・バイ・ミニット」と、再結成後の数枚のアルバムに参加しています。
脱退後は音楽業界から引退していましたが、残念ながら2021年12月に他界しました。
ドゥービー・ブラザーズの音楽
ドゥービー・ブラザーズの音楽は、トム・ジョンストン時代とマイケル・マクドナルド時代で大きくサウンドが異なります。
トム・ジョンストン時代は、ノリの良いギターを中心としたウェストコースト・ロックが特徴であるのに対し、マイケル・マクドナルド時代は、キーボードを中心とした都会的なAORサウンドを展開しました。
どちらの時代にも魅力がありますが、世間的にはトム・ジョンストン時代のドゥービー・ブラザーズの方が人気が高い傾向にあります。
そのため、ドゥービー・ブラザーズを初めて聴く方は、まずトム・ジョンストン時代の作品から聴くのがおすすめです。
各時代のアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【トム・ジョンストン時代のアルバム】
- The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト(1971年):上級者向け
- Toulouse Street(1972年):中級者向け
- The Captain and Me(1973年):初心者向け
- What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国(1974年):初心者向け
- Stampede(1975年):初心者向け
- Cycles(1989年):中級者向け
- Brotherhood(1991年):上級者向け
- Sibling Rivalry(2000年):上級者向け
- World Gone Crazy(2010年):上級者向け
- Liberte(2021年):中級者向け
【マイケル・マクドナルド時代のアルバム】
- Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート(1976年):上級者向け
- Livin’ on the Fault Line 運命の掟(1977年):中級者向け
- Minute by Minute (1978年):初心者向け
- One Step Closer (1980年):上級者向け
【マイケル・マクドナルド、トム・ジョンストン共同アルバム】
- Walk This Road(2025年):中級者向け
まとめ
最後に、ドゥービー・ブラザーズのランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 点数 |
|---|---|---|
| 1位 | Minute by Minute | 4.6 |
| 2位 | Stampede | 4.4 |
| 3位 | The Captain and Me | 4.2 |
| 4位 | What Were Once Vices Are Now Habits ドゥービー天国 | 4.0 |
| 5位 | Toulouse Street | 3.6 |
| 6位 | Takin’ It to the Streets ドゥービー・ストリート | 3.5 |
| 7位 | Liberte | 3.4 |
| 8位 | Walk This Road | 3.3 |
| 9位 | Cycles | 3.2 |
| 10位 | Livin’ on the Fault Line 運命の掟 | 3.0 |
| 11位 | World Gone Crazy | 2.9 |
| 12位 | The Doobie Brothers ドゥービー・ブラザーズ・ファースト | 2.8 |
| 13位 | Sibling Rivalry | 2.7 |
| 14位 | Brotherhood | 2.6 |
| 15位 | One Step Closer | 2.4 |
ドゥービー・ブラザーズのマイケル・マクドナルド時代の傑作アルバムと、トム・ジョンストン時代の傑作アルバムを、それぞれ1位、2位にランキングしました。
両時代は音楽性がまったく異なりますが、このランキングからも、どちらの時代にも優れたアルバムがあることが分かります。
ドゥービー・ブラザーズは現在も活動しており、アルバムの発表頻度は少ないものの、定期的に新作を発表してくれています。
今後も新作が発表されるたびに、このランキングに追加していきたいと思います。
次回は、ロック界のレジェンド第27弾として、1970年代後半から、1980年代前半にヒットを飛ばしていたスウェーデンのポップ・グループ、ABBAの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。