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Def Leppard(デフ・レパード) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、マシーン・ヘッドの全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、イギリスのポップ・メタル・バンド Def Leppard(デフ・レパード)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
デフ・レパードは、前進バンド「アトミック・マス」に、ボーカリスト ジョー・エリオットを加え、母体が出来上がりました。
デフ・レパードの初期は、「NWOBHM」ムーブメントのヘビーメタルを行っていましたが、3rdアルバム「炎のターゲット」から、ポップな音楽へと変化していきます。
この「炎のターゲット」と、次作「ヒステリア」は、全米で大ブレイクし、デフ・レパードの名前が知れ渡りました。
そのような絶好調の中、ドラムのリック・アレンが交通事故により、左腕を切断するアクシデントに見舞われました。
この事故により、一時期、バンドを解散することも考えられていましたが、右手だけで演奏できるドラムを開発し、リック・アレンは、見事、バンドに復帰を果たしました。
更に、その後、ギターのスティーヴ・クラークが、アルコールとドラッグの過剰摂取で死亡するというアクシデントが起こりました。
度重なるアクシデントも何とか乗り越え、デフ・レパードは、現在でも、解散せずに、活動を続けています。
そんなデフ・レパードの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
デフ・レパードのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
デフ・レパードのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
デフ・レパード アルバムランキング
Slang
評価: 2.8
1996年発売の6作目のアルバムで、前作「アドレナライズ」や前々作「ヒステリア」のポップ・メタルから、音楽性を変化させ、グランジやオルタナティブに変化したアルバムです。
1996年は、グランジが席巻していた時代で、「アドレナライズ」や「ヒステリア」のようなポップ・メタルは時代遅れの音楽となっていました。
そのような背景から、音楽性の変化は致し方なかったのかと思いますが、それでも、あまりの変化で、今までのデフ・レパードのファンを遠ざける結果となりました。
グランジ以外にも、インダストリアルや、エレクトリック、ファンクなどを取り入れ、音楽性の幅を広げてはいますが、全体的に内省的で暗い曲が占めています。
その中で、オリエンタルの雰囲気漂う「Turn to Dust」と、哀愁感溢れるデフ・レパードらしいバラード曲「Breathe a Sigh」あたりが、本作の聞きどころの曲です。
全米チャート14位、全英チャート5位と売上にも翳りが見えてきました。
Yeah!
評価: 2.9
2006年発売の9作目のアルバムで、デフ・レパード初のカヴァー・アルバムです。
クラシック・ロックのカヴァー曲がメインに収録されており、T-レックス、デヴィッド・ボウイ、ロキシー・ミュージック、モット・ザ・フープルなど、
グラム・ロックの曲が多く選曲されているため、デフ・レパードのメンバーは、グラム・ロックをルーツにしていることが分かります。
どの曲も、オリジナルに忠実に演奏されているため、デフ・レパード特有の面白みはありません。
本作は、前作「X」から4年ぶりに発売されたために、デフ・レパード・ファンは、カヴァー・アルバムではなく、オリジナル・アルバムを望んでいたのではないかと想像できます。
全米チャート16位、全英チャート52位と売上もイマイチでした。
On Through the Night
評価: 3.0
1980発売のデフ・レパードの記念すべきファースト・アルバムです。
本作は、後のデフ・レパードのポップなスタイルは聞くことができず、正統派の「NWOBHM」のヘビーメタルを行っています。
そのため、「炎のターゲット」や「ヒステリア」のデフ・レパードを知っている人は、「これが、デフ・レパード?」と面食らうかと思います。
まだ、荒削りで、緻密な演奏はありませんが、この時代のデフ・レパードの勢いを感じさせます。
オープニング・ナンバーの「Rock Brigade」から、ギターリフが炸裂しており、「It Could Be You」では、アイアン・メイデンの1stアルバムのように疾走しています。
その中でも、「Satellite」や「Overture」のような、今後のポップなデフ・レパードを垣間見れる曲もあります。
本作は、全英チャート15位、全米チャート51位を記録し、デビュー・アルバムとしては、上々な滑り出しとなりました。
Songs from the Sparkle Lounge
評価: 3.1
2008年発売の10作目のアルバムで、ラフなロックンロールのアルバムです。
ジョー・エリオットは、本作を、「1970年代初期のAC/DCやレッド・ツェッペリンの曲「ロックンロール」に似ている」と述べています。
この言葉から分かるように、今までのデフ・レパードのポップ・メタルらしさは少なく、ハードロック寄りのアルバムとなっています。
また、緻密な作りではなくなり、ラフで荒削りな作りとなっています。
そのため、好き嫌いが別れそうな作品で、メロディアスなハードロックが好きな人にはおすすめできますが、
逆に、デフ・レパードの極上のメロディアスな作品を求める人には、不向きなアルバムです。
このように賛否両論のアルバムではありますが、全米チャート5位、全英チャート10位を記録したことから、デフ・レパードの人気が健在であることが分かります。
X
評価: 3.2
2002年発売の8作目のアルバムで、アコースティックの要素を盛り込んだアルバムです。
本作では、ドラムのリック・アレンが積極的に作曲に携わり、11曲に共同作曲者としてクレジットされています。
全編ポップスの曲で統一されており非常に聞きやすいアルバムですが、あっさりとしすぎていて、パンチが足りないような印象を受けます。
しかし、聞き込めば聞き込むほど、良さが染み込んできて、心地よさを感じます。
本作には、外部ライターの曲が2曲収録されており、その中でも、「Long Long Way to Go」は、至極のポップス・バラード曲で、シングル・カットもされました。
デフ・レパードのヘビーメタルやハードロックを期待する人には、不向きなアルバムですが、ちょっとハードなAORを好む人には、最適なアルバムです。
Diamond Star Halos
評価: 3.3
2022年発売の12作目のアルバムで、グラム・ロックのリスペクトが感じられるアルバムです。
近年のデフ・レパードは、新作発表の間隔が長くなり、本作は、前作「デフ・レパード」から、7年ぶりに発表されました。
グラム・ロックや、グランジ、ハード・ロックに、1980年代のデフ・レパードのポップ・メタルを加えたようなサウンドで、ノリの良さは抜群です。
1970年代のグラム・ロック時代のT・レックスを感じさせる「Kick」や、カントリー歌手アリソン・クラウスが参加したバラード曲「This Guitar」、ピアノとオーケストラの演奏が美しい「Goodbye For Good This Time」など、聞きどころの多いアルバムです。
本作は、全米チャート2位、全英チャート5位を記録し、久々に上位にランクインしました。
Euphoria
評価: 3.4
1999発売の7作目のアルバムで、前作「スラング」が、グランジ寄りのアルバムで不評だったためか、1980年代のポップ・メタルに回帰したアルバムです。
ポップ・メタルの傑作アルバム「ヒステリア」よりも、更にポップになり、聞きやすさが増しています。
どことなく、TOTOや、ボン・ジョヴィのようなサウンドを連想させてくれます。
オープニングの「Demolition Man」と「Promises」が、爽やかなメロディアスのポップな曲で、この2曲だけで、本作が、傑作アルバムであることが分かります。
その後の4曲目のデフ・レパードらしいバラード曲「Goodbye」で、完全にノックアウトされてしまいます。
デフ・レパードのポップ・メタルの集大成のようなアルバムで、全米チャート、全英チャートともに、11位を記録しました。
High ‘n’ Dry
評価: 3.6
1981発売のセカンド・アルバムで、「炎のターゲット」や「ヒステリア」のメタル・ポップが芽生え始めたアルバムです。
前作「On Through the Night」の荒削りな演奏から、緻密な演奏に進歩し、アメリカナイズされたサウンドに仕上がっています。
オープニングの「Let It Go」「Another Hit and Run」のハードに疾走する曲から飛ばして、AC/DCのようなギターリフの「High ‘n’ Dry」を経て、
必殺バラード曲「Bringin’ On the Heartbreak」に突入する流れは、最高なものがあります。
デフ・レパードのアルバムの中でも、1位、2位を争うカッコ良さが本作にはあります。
米国チャート38位、 全英チャートで26位と前作よりランクを下げてしまいましたが、これから大爆発する「炎のターゲット」や「ヒステリア」の前哨戦と言っても良いアルバムです。
Def Leppard
評価: 3.8
2015発売の11作目のアルバムで、前作「ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ」から、7年ぶりに発表されたアルバムです。
アルバム名を、セルフ・タイトルにした理由として、ジョー・エリオットは、「デフ・レパードの特定の時代のようなサウンドではなく、アコースティック、ヘヴィ、ソフト、スロー、ファストといった全てが揃っているため」と語っています。
この言葉の通り、本作は、デフ・レパードの集大成のようなアルバムで、ポップ・メタル、ハード・ロック、グランジなどをミックスしたようなアルバムになっています。
意外なところでは、「Man Enough」でディスコ調の曲を取り入れています。
この曲は、クイーンの「地獄への道づれ」のパクリと言えば、その通りなのですが、デフ・レパードの新たな取り組みとして、好意的に捉えたい曲です。
本作は、全米チャート10位、全英チャート11位を記録しました。
Adrenalize
評価: 4.0
1992発売の5作目のアルバムで、大ヒットした前作「ヒステリア」の続編のようなアルバムです。
本作制作中に、スティーヴ・クラークが、アルコールとドラッグの過剰摂取で死亡するというアクシデントに見舞われ、4名体制で制作された唯一のアルバムです。
前作「ヒステリア」と同様、キャッチーなメロディーを重視したサウンドは、非常に聞きやすく、ポップ・メタルの名に相応しい作品となっています。
本作からも、多くのヒットが生まれましたが、その中でも、「Have You Ever Needed Someone So Bad」が、デフ・レパードらしい、ハーモニーの美しい名バラード曲で、おすすめ曲です。
その他、スティーヴ・クラークに捧げた哀愁のある「White Lightning」も、秀逸なバラード曲です。
全体的に、「ヒステリア」の二番煎じの印象は拭えませんが、それでも、デフ・レパードの名作であることは間違いありません。
本作も、世界中でヒットし、全米チャート、全英チャートともに1位を記録しました。
Pyromania 炎のターゲット
評価: 4.2
1983発売の3作目のアルバムで、デフ・レパードの持つキャッチーでメロディアスさを強調し、ポップ・メタルの足掛かりとなったアルバムです。
ギターのピート・ウィリスが、アルコール依存症でバンドを脱退し、新たにフィル・コリンが加わった最初のアルバムでもあります。
前作までの「NWOBHM」の流れを組むヘビーメタルの要素は少なくなり、デフ・レパードは、ヘビーメタルやハードロックが苦手な人にも受け入れられるようなポップ路線に方向転換しました。
この方向転換したサウンドは、大衆に受け入れられ、米国チャート2位、全英チャート18位を記録しました。
ロックンロールしている「Rock! Rock!」や「Stagefright」、シングルで大ヒットしたポップな「Photograph」、哀愁のあるバラード曲「Too Late for Love」「Foolin’」など、
どの曲も聞きやすく完成度の高いアルバムとなっています。
次作「ヒステリア」と並ぶ、デフ・レパードを代表する名作のアルバムです。
Hysteria
評価: 4.4
1987発売の4作目のアルバムで、2500万枚以上の売り上げを誇るデフ・レパード最大のヒット作であり、名盤です。
プロデューサーのロバート・ジョン・”マット”・ラングの多忙により時間が取れなかったことや、
ドラムのリック・アレンが自動車事故で左腕を失うアクシデントなどにより、制作に3年が費やされました。
前作「炎のターゲット」は、メタル・サウンドがわずかながら残っていましたが、本作は、メタルやハードロックの要素がなくなり、
メロディーを強調するギターや、リズム、コーラスを重視するサウンドへと変化しました。
プロデューサーのラングは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」のハードロック版を目標にしていたことから、
その結果、どの曲もシングルになり得るキャッチーな曲ばかりが収録され、実際、本作から7曲がシングル・カットされました。
緻密な完璧な音作りの作品ですが、生粋のヘビーメタル ファンには、ポップすぎて、がっかりさせてしまったことも事実です。
それでも、本作は、全米チャート、全英チャートともに1位を記録し、ポップ・メタルの代表アルバムとなりました。
その他のアルバム
- Retro Active
- 1993年発売のデフ・レパードのコンピレーション・アルバムです。1984年から1993年までの未発表曲やシングルのB面曲が収録されています。
- 本作は、ギターのスティーヴ・クラークが他界したことに伴い、スティーヴ・クラーク時代の曲を整理してリリースしたいとの要望で制作されたアルバムです。
- 「Two Steps Behind」は、映画「ラスト・アクション・ヒーロー」で使用された曲で、本作には、アコースティック・バージョンが収録されています。この曲は、全米チャート12位を記録するヒットとなりました。
- Mirror Ball Live & More
- 2011年発売のデフ・レパードの公式ライブ・アルバムです。2枚組のアルバムで、ライブ音源以外に、スタジオ録音の新曲が3曲収録されています。
- 10thアルバム「ソングス・フロム・ザ・スパークル・ラウンジ」までの曲が収録されていますが、1stアルバム「オン・スルー・ザ・ナイト」からの選曲はありません。
- 大ヒット作「ヒステリア」と「炎のターゲット」を中心とした曲構成のため、デフ・レパードのポップ・メタルを、存分に味わることができます。原曲に忠実に演奏されているため、非常に聞きやすいライブとなっています。
- Viva! Hysteria
- 2013年3月29日と30日に、ラスベガスで行われた公演を収録した2枚組のライブ・アルバムです。このライブでは、「ヒステリア」の全曲が再現されています。
- Disc1には、「ヒステリア」の全曲と、アンコール曲として「炎のターゲット」の2曲が演奏されています。Disc2には、初期のデフ・レパードの曲や、ライブでほとんど演奏されることのない曲が収録されています。
- そのため、Disc1は、デフ・レパードの初心者向け、Disc2は、デフ・レパードのマニア向けの選曲となっています。
おすすめのベスト・アルバム
- Best of Def Leppard
- 2004年発売の2枚組のベスト・アルバムで、1stアルバム「オン・スルー・ザ・ナイト」から9thアルバム「Yeah!」までの曲が選曲されています。
- 1995年発売の「VAULT」が1枚組のベスト・アルバムでしたが、本作は、「VAULT」を補完するベスト・アルバムになっていますので、デフ・レパードのベスト・アルバムを聞きたい人には、「VAULT」よりも本作をおすすめします。
- デフ・レパードの多数の曲の中でも、最も人気のある曲が収録されていますので、デフ・レパードの初心者の人に、うってつけのベスト・アルバムです。
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デフ・レパードのメンバー
デフ・レパードのオリジナル・メンバーは、リック・サヴェージ、ピート・ウィリス、トニー・ケニング、ジョー・エリオットですが、ギターとドラムは、メンバー交代が何回かされています。
以下に、デフ・レパードの主要メンバーを紹介します。
- ジョー・エリオット(ボーカル担当):
デフ・レパードの前身バンド「アトミック・マス」のオーディションを受け、デフ・レパードに加入しました。
「アトミック・マス」のバンド名を、「デフ・レパード」に変更することを提案したのは、ジョー・エリオットでした。
ジョー・エリオットのボーカルは、高音をひけらかすというよりも、重低音のパワフルなボーカルスタイルが特徴です。
デフ・レパード以外では、ソロ活動に加え、他のアーティストとのコラボレーションも行なっています。 - フィル・コリン(ギター担当):
デフ・レパードには、1982年に加入し、「炎のターゲット」から参加しました。
フィル・コリンは、フェンダー・ストラトキャスターなどのギターを好んで使用しており、感情豊かで技巧的なギター・プレイを特徴としています。
1988年にアルコール依存症を患ったことから、アルコールを断つことを決意し、ベジタリアンとして健康的な食生活をしていることでも有名です。
デフ・レパード以外では、様々なプロジェクトに関与し、特に、「Man Raze」では、パンクやレゲエなどにも挑戦しています。
また、他のミュージシャンとのコラボレーションやプロデュース活動も行っています。 - スティーヴ・クラーク(ギター担当):
デフ・レパードのオリジナル・メンバーではありませんが、1978年にデフ・レパードに加入し、初期のデフ・レパードのサウンドを形成しました。
ソング・ライターの能力も優れ、デフ・レパードに多くの曲を提供しました。
デフ・レパードの大ヒット作「炎のターゲット」と「ヒステリア」は、スティーヴ・クラークのギタースタイルがなければ、成り立たないくらいに、重要な位置付けとなっていました。
残念ながら、アルコールとドラッグの過剰摂取が原因で、1991年に亡くなりました。
その後、スティーヴ・クラークの後任として、ヴィヴィアン・キャンベルがデフ・レパードに加入しました。 - リック・サヴェージ(ベース担当):
デフ・レパードの前身バンド「アトミック・マス」を結成し、デフ・レパードの中心人物の1人で、デフ・レパードの全ての作品に参加しています。
作曲能力にも優れ、デフ・レパードのサウンドの中核を成しています。
リック・サヴェージのベースは、リズム感に優れ、デフ・レパードのダイナミックなサウンドを形成しています。 - リック・アレン(ドラム担当):
デフ・レパードのオリジナル・メンバーではありませんが、デフ・レパードの2代目ドラマーとして、15歳の時にデフ・レパードに参加しました。
リック・サヴェージとともに、デフ・レパードの全ての作品に参加しています。
不幸なことに、1984年に交通事故に巻き込まれ、右腕を失うという大きな悲劇に見舞われました。
しかし、ドラマーの道は諦めず、特別に設計された電子ドラムキットを使用することで、片腕での演奏をマスターし、デフ・レパードに復帰しました。
リック・アレンの復活劇は、障害を持つミュージシャンや逆境に直面する人々に勇気を与えています。
デフ・レパードの音楽
デフ・レパードの音楽は、大きく、「HM/HR」と「ポップ・メタル」に分けることができます。
初期のデフ・レパードは、「HM/HR」を展開していましたが、3rdアルバム「炎のターゲット」以降は、ポップ・メタルに変貌しました。
中には、グランジを取り入れた作品もありましたが、多少のサウンドの違いはあれど、基本的に、ポップ・メタルを貫いています。
それぞれのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【HM/HR、グランジのアルバム】
- On Through the Night(1980年):上級者向け
- High ‘n’ Dry(1981年):中級者向け
- Slang(1996年):上級者向け
- Songs from the Sparkle Lounge(2008年):上級者向け
【ポップ・メタルのアルバム】
- Pyromania 炎のターゲット(1983年):初心者向け
- Hysteria(1987年):初心者向け
- Adrenalize(1992年):初心者向け
- Euphoria(1999年):初心者向け
- X(2002年):中級者向け
- Def Leppard(2015年):初心者向け
- Diamond Star Halos(2022年):中級者向け
【その他のアルバム(カヴァー・アルバム)】
- Yeah!(2006年):上級者向け
まとめ
最後に、デフ・レパードのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | Hysteria | 4.4 |
2位 | Pyromania 炎のターゲット | 4.2 |
3位 | Adrenalize | 4.0 |
4位 | Def Leppard | 3.8 |
5位 | High ‘n’ Dry | 3.6 |
6位 | Euphoria | 3.4 |
7位 | Diamond Star Halos | 3.3 |
8位 | X | 3.2 |
9位 | Songs from the Sparkle Lounge | 3.1 |
10位 | On Through the Night | 3.0 |
11位 | Yeah! | 2.9 |
12位 | Slang | 2.8 |
1980年代のポップ・メタルの傑作アルバム2枚を、1位と2位にランキングしました。
デフ・レパードと言えば、まずは、この「ヒステリア」と「炎のターゲット」の2枚を思い浮かべる人が多いかと思います。
「ヒステリア」と「炎のターゲット」以外も、デフ・レパードのアルバムは、良作が多く、メロディアスで聞きやすいことが特徴です。
そのため、まだ、「ヒステリア」と「炎のターゲット」しか聞いたことがない方は、上記のランキングを参考に、デフ・レパードの多くのアルバムを聞いてもらえればと思います。
次回は、デフ・レパードと同様に、メロディアス・ハード・ロックを、世に広めた ボン・ジョヴィの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。