ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(Brand New Heavies) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(Brand New Heavies) 全アルバム ランキング

前回は、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの全アルバムランキングをしましたので、今回は、アシッド・ジャズ(Acid Jazz)のジャンルから、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ(Brand New Heavies)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。

アシッド・ジャズとは、1980年代にイギリスのクラブシーンから派生したジャンルで、ジャズに、ダンス音楽、ファンク、ソウルなどをミックスした感じのおしゃれな音楽で、日本だとシティ・ポップに近いサウンドだと思っていただければ、なんとなくイメージが湧くかと思います。

今回紹介しますブラン・ニュー・ヘヴィーズ以外には、インコグニートやオマーなどが、有名なAcid Jazzバンドです。

初期のジャミロクワイや、日本のSuchmosも、アシッド・ジャズのジャンルに括られることがあります。

ブラン・ニュー・ヘヴィーズは、ファンク色の強い曲が多いですが、リズミカルなキャッチーの曲もあり、ファンクとキャッチーな曲の対比が面白いバンドです。

1980年代に結成され、1990年代には、シングル「Dream Come True」や、「Never Stop」などのヒットを連発し、アシッド・ジャズの筆頭バンドとなりました。

現在までに、11枚のスタジオ・アルバムを発表しています。

そんなブラン・ニュー・ヘヴィーズの全スタジオ・アルバム11枚を紹介しながらランキングしていきたいと思います。

ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムの評価や、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

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ブラン・ニュー・ヘヴィーズ アルバムランキング

第11位
Dunk Your Trunk

インストゥルメンタルのジャズ・ファンクなアルバムね。なぜ、インストゥルメンタルのアルバムを作ろうとしたのかしら。
kat
このアルバムは、ダウンロードのみの発売ということもあり、調べてみても、何も情報がなく、このアルバムの制作経緯が全く分からないんだよね。このアルバムは最も謎なアルバムだね。

評価: 2.3
2011年発売の8枚目のアルバムで、全曲インストゥルメンタルのアルバムです。演奏は、初期のブラン・ニュー・ヘヴィーズのサウンドでかっこいいのですが、ボーカルがないため、ブラン・ニュー・ヘヴィーズの魅力が半減してしまっています。ノリの良いファンキーな曲が多いため、アルバム自体は悪くありません。ブラン・ニュー・ヘヴィーズとは別アルバムのファンク・ジャズ アルバムだと思えば、最後までダレることなく聞けます。「Sunset Star」のようなリズミカルでキャッチーな曲も収録されているため、もったいないアルバムのように感じます。

第10位
We Won’t Stop

アシッド・ジャズではなく、ソウル風のサウンドに変化してしまったわね。1990年代の勢いがなくなってしまったように感じるわ。
kat
前作「Shelter」から、6年ぶりのアルバムだけど、このアルバム、日本しか発売されていないみたいだね。女性ボーカルが複数人だったり、HIP-HOPが入っていたり、機械音が入っていたりと、試行錯誤しているアルバムだね。

評価: 2.5
2003年発売の5枚目のアルバムで、日本だけ発売されたアルバムです。ファースト・アルバム「The Brand New Heavies」とサード・アルバム「Brother Sister」のボーカルであったエンディア・ ダヴェンポートが、1曲だけ参加しています。それ以外は、サイ・スミスなどの女性ボーカルが参加していますが、エンディア・ ダヴェンポートと声質が似ているため、あまり違和感は感じません。今までのブラン・ニュー・ヘヴィーズにはない、ピコピコ音の機械音を入れていたり、HIP-HOPをところどころの曲に入れていたりと、実験色の強い作品です。スローテンポの曲が多く、ソウルフルなアルバムです。魅力的な曲は、あまり収録されていません。

第9位
Heavy Rhyme Experience, Vol. 1

ジャズに、ヒップホップを入れたようなアルバムね。ただ、キャッチーな曲が収録されていないので、とっつきにくいわ。
kat
このアルバムは、男性ボーカルのヒップホップだけなので、ヒップホップが好きでないと難しく感じるかもね。

評価: 2.6
1992年発売のセカンド・アルバムで、Main Source, Gang Starr, Grand Pubaなど、Hip-Hop、ラッパの豪華ゲストが参加しているアルバムです。そのため、Hip-Hopの要素が強いですが、生演奏であるため、アシッド・ジャズの要素も含まれています。生演奏では、グルーヴ感のあるベースを中心に、カッティング・ギターが絡んできて、かっこいいアシッド・ジャズしています。しかし、キャッチーな曲が収録されていないため、Hip-Hopが好きでない人には、理解するのが難しいアルバムだと思います。ブラン・ニュー・ヘヴィーズのアルバムの中では、異色なアルバムです。

第8位
Get Used to It

前作「Allaboutthefunk」ほど、ファンクではないけど、それでも、ファンク色の強いアルバムね。「Let’s Do It Again」は、久々のブラン・ニュー・ヘヴィーズらしい、リズミカルでキャッチーな曲ね。
kat
アシッド・ジャズさが少し戻ってきた感じはするけど、まだ、ソウル、R&B色の強いアルバムだね。

評価: 2.7
2006年発売の7枚目のアルバムで、ボーカルに、「Brother Sister」以来のエンディア・ ダヴェンポートが戻ってきました。スローテンポのファンクな曲が多いですが、ブラスも戻ってきたこともあり、前作「Allaboutthefunk」のような黒っぽいファンクではなくなりました。少しだけ、1990年代のブラン・ニュー・ヘヴィーズらしさが戻ってはいるものの、まだ本調子ではなく、収録曲の中では当たり外れがあります。おすすめ曲は、アシッド・ジャズらしいリズミカルな「Let’s Do It Again」や「I Just Realized」です。

第7位
Allaboutthefunk

ボーカルも含めて、かなりファンクなサウンドになったわね。キャッチーなブラン・ニュー・ヘヴィーズのサウンドを期待したら肩透かしを食らいそうね。
kat
キャッチーなブラン・ニュー・ヘヴィーズではないけど、ギターとベース中心のファンキーな曲が多くて、かっこいいアルバムだと思うね。

評価: 2.8
2004年発売の6枚目のアルバムで、ロック、R&B、ファンク色の強い黒っぽさが表れたアルバムです。今までのアシッド・ジャズなブラン・ニュー・ヘヴィーズのサウンドとは異なりますので、賛否両論のアルバムかと思います。ボーカルは、ニコール・ルッソで、初の白人女性ボーカルですが、黒人ボーカルのような声量をしています。そのため、さらに、黒っぽさが出ています。ブラスがあまり使用されなくなり、重低音のベースとギターが中心で、スローテンポの曲が多く収録されています。尚、ラスト・ナンバーの終盤は、音量を小さくしておいた方が良いです。なぜかは、聞いてのお楽しみです。私は、寝る時に初めてこのアルバムを聞いてしまったため、ラストで、目を覚まされ、急いで音量を小さくしました。

第6位
TBNH

シンプルな曲が多くて、大人のアシッド・ジャズといった感じのアルバムね。
kat
今回のアルバムは、ボーカルを固定せずに、昔のボーカリスト サイーダ・ギャレットや、エンディア・ ダヴェンポートも参加しているね。過去のブラン・ニュー・ヘヴィーズの集大成的なアルバムだね。

評価: 3.0
2019年発売の11枚目のアルバムで、2022年時点において、ラスト・アルバムになります。リズミカルでキャッチーな曲や、ファンキーな曲が収録されており、ブラン・ニュー・ヘヴィーズらしいアルバムですが、派手さはなく大人しめの印象を受けます。目新しさはありませんが、前作「Forward」、前々作「Sweet Freaks」と同様、原点回帰を見せるアルバムです。1990年代からのブラン・ニュー・ヘヴィーズ ファンには、このアルバムを含む最近の3枚のアルバムは、昔のアシッド・ジャズを思い出させてくれるため、おすすめです。

第5位
Sweet Freaks

前作「Forward」と同じ流れの1990年代を感じさせるアシッド・ジャズなアルバムね。キラー・チューンはないけど、ノリの良いダンス系の曲が多いわね。
kat
1990年代ブラン・ニュー・ヘヴィーズの絶頂期の頃とまではいかないけど、アシッド・ジャズしていて、なかなかの良作だね。

評価: 3.2
2014年発売の9枚目のアルバムで、前作「Forward」から、わずか1年で発売され、「Forward」の延長線上のようなアルバムです。ボーカルが、前作のエンディア・ ダヴェンポートから、ドーン・ジョセフに変わっています。ノリの良いアシッド・ジャズの曲が多く収録されています。また、カヴァー曲として、有名なところでは、ピーター・ガブリエルの「スレッジ・ハンマー」をカヴァーしています。前作「Forward」と、このアルバムは、2000年以降のブラン・ニュー・ヘヴィーズでは、絶頂期のアルバムだと思います。ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、まだまだ、いけています。

第4位
The Brand New Heavies

インストゥルメンタルのジャズ・ファンクの曲と、ボーカル入りのキャッチーな曲が、はっきり別れているわね。「Dream Come True」や「Never Stop」が有名ね。
kat
ブラン・ニュー・ヘヴィーズのデビュー・アルバムで、ファンク色の強いアルバムだね。デビュー・アルバムから、ブラン・ニュー・ヘヴィーズのサウンドがすでに出来上がっているね。

評価: 3.5
1990年発売のデビュー・アルバムで、いくつか版が存在しています。オリジナル版のボーカルは、ジェイ・エラ・ルースですが、再販版のボーカルは、エンディア・ ダヴェンポートです。再販版の方が迫力があり、おすすめです(上のジャケットは、再販版です)。インストゥルメンタルの曲とボーカル入りの曲が、半々収録されており、インストゥルメンタルの曲は、ファンク・ジャズで、ボーカル入りの曲は、キャッチーなカッティング・ギターのノリの良い曲です。このアルバムから、「Dream Come True」と「Never Stop」がヒットし、この2曲は、ブラン・ニュー・ヘヴィーズの代表曲でもあり、アシッド・ジャズの特徴が最も現れているおしゃれでかっこいい曲です。

次は、3位 → 1位 です。

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