Black Sabbath(ブラック・サバス) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム


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ken
これぞ、初期ブラック・サバスの重くグルーブ感のあるアルバムだな。ブラック・サバスに、オジー・オズボーンが戻ってきてくれたことに感謝だな。
kat
過去に何度も、オリジナル・メンバの再結成は噂されていたけど、ようやく2013年に実現して感慨深いアルバムだね。

評価: 3.8

2013発売の19枚目のアルバムで、「Never Say Die!」以来、実に35年ぶりに、オジー・オズボーンが戻ってきたアルバムです。

発売までには、紆余曲折があったようで、アイオミにリンパ腫瘍が見つかり一時レコーディングが中断になったり、ビル・ワードが脱退してしまったりと、一筋縄にはいかず、なんとか発売ができたアルバムです。

そのため、発売できたことに感慨深さを覚えます。

最終的に、ドラムは、レイジ・アゲインスト・マシンのブラッド・ウィルクになりましたが、サウンドは、どこを切っても初期のオジー時代のベビーなブラック・サバスで、待った甲斐があったアルバムです。

世間的には、キラーチューンがないとか酷評する人もいますが、そんなことは関係なく、初期のサウンドにオジーの歌声が聞けるだけでも感謝したいアルバムです。


Master of Reality

ken
1stアルバム,2ndアルバムと同様、このアルバムも、ヘビーでグルーブ感のあるアルバムだな。
kat
ヘビーな曲以外にも、アコースティックな曲やラブ・ソングも収録されており、ブラック・サバスの新境地が感じられるアルバムだね。

評価: 3.9

1971年発売の3枚目のアルバムです。

「静と動」の効果を高めるためにアコースティックな「Embryo」や「Orchid」の小曲を挟み、それ以外の曲は、全てヘビーでグルーブ感のある曲で構成されています。

特に、「Sweet Leaf」「Children of the Grave」「Into the Void」は、重いギター・リフで、ブラック・サバス ファンの中でも人気のある楽曲です。

ちなみに「Sweet Leaf」の最初の咳き込みは、トニー・アイオミがマリファナを吸った時のものです。

ブラック・サバス独特のヘヴィネスさが満載のアルバムで、全英チャート5位、全米チャート8位を記録しました。


Paranoid

ken
「War Pigs」、「Paranoid」、「Iron Man」と、ブラック・サバスの代表曲が詰まっているアルバムだな。
kat
前作「黒い安息日」よりも聞きやすくなったね。ヘビー・メタルの原点を感じるアルバムだね。

評価: 4.0

1970年発売のセカンド・アルバムで、ブラック・サバスの代表曲「War Pigs」、「Paranoid」、「Iron Man」が収録されています。

もともとは、1曲目の「War Pigs」をアルバム名にする予定だったようですが、「Paranoid」がシングル・ヒットしたことから、アルバム名が「Paranoid」に変更されました。

そのため、ジャケットは、「War Pigs」が題材になっています。

この3曲以外にも、静かなジャズ風の「Planet Caravan」や、ダークでヘビネスなギター・リフが素晴らしい「Electric Funeral」、ヘビーなギターにリズミカルな「Fairies Wear Boots」など、素晴らしい曲ばかりが収録されています。

本作も商業的に成功し、全英チャート1位を記録しました。

おすすめのライブ・アルバム

    Live Evil

  • ブラック・サバス初の公式ライブ・アルバムで、「Mob Rules」発売後の1982年4月〜5月のシアトル公演、テキサス公演の音源になります。
  • ボーカルが、ロニー・ジェイムズ・ディオで、「Heaven and Hell」や「Mob Rules」からの選曲はもちろん、オジー時代の曲も選曲されています。オジー時代の曲をディオが歌うとどんな風になるのか興味はありましたが、実際に聞いてみて、その圧巻のパフォーマンスとボーカルに魅せられてしまいました。
    Cross Purposes Live

  • 題名通り、「Cross Purposes」発売後のライブ・アルバムで、ボーカルは、トニー・マーティンです。
  • トニー・マーティンは、ライブに慣れていないせいか、ライブ・パフォーマンスが、あまり上手くありません。オジー時代の曲もあまり聞きどころがなく、ディオのパフォーマンスと比較すると劣ってしまいます。しかし、トニー・マーティンがボーカルのライブ音源は貴重ですので、一聴の価値があります。
    Reunion

  • 1997年12月4日と5日のバーミンガムNECのライブを収録したオリジナル・メンバ復活による公式ライブ・アルバムです。
  • オジー時代の初期のアルバムからの選曲がほとんどですが、Disk2には、新曲が2曲(「Psycho Man」「Selling My Sou」)収録されています。

ブラック・サバスのメンバ

ブラック・サバスは、ギターのトニー・アイオミを中心としたバンドで、トニー・アイオミ以外では、オジー・オズボーン、ギーザー・バトラー、ビル・ワードがオリジナル・メンバになります。

ボーカリストも含め、たびたび、メンバ交代がされています。

ブラック・サバスの主要メンバを以下に紹介します。

  • トニー・アイオミ(ギター担当)
    ブラック・サバスの実質リーダーで、ブラック・サバスの独特な重いリフは、トニー・アイオミが作り出しています。
    溶接工で働いていた時に、事故で、右手の中指と、薬指の第一関節を失ってしまいます。
    それでも、ギターは諦めず、オリジナルの義指で補い、チョーキングは人差し指や小指で対応しています。
    人柄もよく努力家の人物です。
  • ギーザー・バトラー(ベース担当)
    ブラック・サバスのサウンドの中核を担い、ライブでは、トニー・アイオミのじっと佇むギターとは対照的に、ランニング・ベースを行っています。
    80年代後半は、ブラック・サバスではなく、オジー・オズボーンのアルバムに参加するようになります。
    インテリな人物でもあります。
  • ビル・ワード(ドラム担当)
    ジャズの影響を受けたハードなドラミングが特徴で、レッド・ツェッペリンのジョン・ボーナムとも旧友の関係にあリました。
    アルコールとコカインに耽ってしまい、バンドから唐突に脱退してしまいます。
  • オジー・オズボーン(ボーカル担当)
    ブラック・サバスの初代ボーカリストで、キャラが濃いため、ブラック・サバスのボーカルといえば、まず、オジー・オズボーンを思い浮かべる人が多いかと思います。
    アイオミとは、同じ学校の先輩で、オジーは、アイオミとは正反対の劣等生でした。
    そのため、アイオミは、オジーとバンドを組む時に、「こんなバカと一緒にバンドはやらない」と否定的なことを言っていたとの逸話が残っています。
    下手うまなボーカルではありますが、高音やメロディをきちんと歌える実力の持ち主です。
  • ロニー・ジェイムズ・ディオ(ボーカル担当)
    ブラック・サバスの2代目ボーカリストで、アルバム「Heaven and Hell」「Mob Rules」「Dehumanizer」に参加しました。
    もともとレインボーのボーカリストで、オジー・オズボーンの脱退と、ディオのレインボー脱退とが重なり、ブラック・サバスに加入することになりました。
    トラブル・メーカーでもあり、レインボーも、ブラック・サバスも追い出される形で、脱退しています。
  • トニー・マーティン(ボーカル)
    ブラック・サバスの3代目ボーカリストで、アルバム「The Eternal Idol」〜「Forbidden」の5枚のアルバムに参加しています。
    ブラック・サバス参加時は、無名で、ディオと比較されることが多いボーカリストですが、ディオよりも声域は広く感じます。
  • コジー・パウエル(ドラム担当)
    ジェフ・ベック・グループ、マイケル・シェンカー・グループ、ホワイト・スネーク、EL&Pなど、多数のバンドを渡り歩いたドラマーで、ブラック・サバスのアルバムでは、「Headless Cross」「Tyr」「Forbidden」に参加しました。
    ロック・ドラムヒーローの先駆者として知られますが、残念ながら、1998年に自動車事故でお亡くなりになりました。

ブラック・サバスの音楽の楽しみ方

ブラック・サバスのアルバムは、大きく、「グループ感のあるアルバム」、「様式美のアルバム」、「ヘビーメタルのアルバム」に、分けることができます。

グループ感のあるアルバムは、ドロドロしたスローテンポのギター・リフから、一気に高速になることが多く、この高速になる瞬間のゾクゾク感を味わうことができます。

様式美のアルバムは、ドロドロ感はありませんが、壮大なドラマチックな曲構成が素晴らしく、また、ロニー・ジェイムズ・ディオや、トニー・マーティンのボーカルの上手さも味わえます。

各区分けのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【グループ感のあるアルバム】

  • Black Sabbath 黒い安息日(1970年):初心者向け
  • Paranoid(1970年):初心者向け
  • Master of Reality(1971年):初心者向け
  • Black Sabbath Vol.4(1972年):中級者向け
  • Sabbath Bloody Sabbath 血まみれの安息日(1973年):中級者向け
  • Sabotage(1975年):中級者向け
  • Technical Ecstasy(1976年):上級者向け
  • Never Say Die!(1978年):上級者向け
  • 13(2013年):中級者向け

【様式美のアルバム】

  • Heaven and Hell(1980年):初心者向け
  • The Eternal Idol(1987年):上級者向け
  • Headless Cross(1989年):中級者向け
  • Tyr(1990年):初心者向け

【ヘビー・メタルのアルバム】

  • Mob Rules 悪魔の掟(1981年):中級者向け
  • Born Again 悪魔の落とし子(1983年):上級者向け
  • Seventh Star(1986年):上級者向け
  • Dehumanizer(1992年):中級者向け
  • Cross Purposes(1994年):中級者向け
  • Forbidden(1995年):上級者向け

まとめ

最後に、ブラック・サバスのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Paranoid 4.0
2位Master of Reality 3.9
3位13 3.8
4位Tyr 3.7
5位Heaven and Hell 3.6
6位Black Sabbath 黒い安息日 3.5
7位Black Sabbath Vol.4 3.4
8位Born Again 悪魔の落とし子 3.3
9位Sabbath Bloody Sabbath 3.2
10位Headless Cross 3.1
11位Mob Rules 悪魔の掟 3.0
12位Technical Ecstasy 2.9
13位Dehumanizer 2.8
14位Sabotage 2.7
15位The Eternal Idol 2.6
16位Cross Purposes 2.5
17位Seventh Star 2.4
18位Never Say Die! 2.3
19位Forbidden 2.2

上位には、オジー・オズボーン、ロニー・ジェイムズ・ディオ、トニー・マーティンのボーカルのアルバムが、それぞれランクインしました。

そのことからも、オジー・オズボーン在籍時の初期ブラック・サバスだけではなく、ブラック・サバスの全期間を通して、素晴らしいアルバムが存在していることが分かります。

オジー・オズボーン在籍時の初期ブラック・サバスしか聞いたことがない方は、ぜひ、その他のアルバムも聞いてもらえたらと思います。

今後、ブラック・サバスが新作を出すのは難しいのかもしれませんが、是非とも、また素晴らしいアルバムを制作することを願っています。

次回は、オジー・オズボーンの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。


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