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Billy Joel(ビリー・ジョエル) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Eagles(イーグルス)の全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第12弾として、Billy Joel(ビリー・ジョエル)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
ビリー・ジョエルは、ソロ活動を始める前はバンド・ミュージシャンとして活動していましたが、成功には至らず、ソロに転向してから有名になっていきました。
ビリー・ジョエルの音楽は、都会的で洗練されたAORサウンドが特徴で、1970年代、1980年代、1990年代と、幅広い世代から人気を集めました。
1980年代に発売されていた「FMステーション」という雑誌では、毎年「好きなアーティスト・ランキング」という企画が行われており、
ビリー・ジョエルは常に1位を獲得するなど、日本でも大人気のアーティストでした。
そんなビリー・ジョエルの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ビリー・ジョエルのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ビリー・ジョエルのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ビリー・ジョエル アルバムランキング
Cold Spring Harbor
評価: 2.5
1971年に発売されたビリー・ジョエルの記念すべきファースト・アルバムです。
オリジナル版では、テープの回転数が速い状態でマスタリングされるというミスが発生し、ビリー・ジョエルの歌声や楽器の音が高音となっています。
こうした事情から、本作の発表後、ビリー・ジョエルは人間不信に陥り、自宅に引きこもりがちになってしまいました。
また、本作は売上も芳しくなく、一時は廃盤となり、入手困難な時期もありました。
しかし、ビリー・ジョエルのピアノによる弾き語りと繊細なサウンドは、後のビリー・ジョエルの才能を垣間見ることができます。
それは、オープニング・ナンバー「She’s Got a Way」を聴けばよく分かります。
デビュー・アルバムとしては、上々の出来といえる作品です。
The Bridge
評価: 2.6
1986年に発売された10作目のアルバムで、多数の豪華ゲストが参加して制作された作品です。
レイ・チャールズとのデュエット曲「ベイビー・グランド」、シンディ・ローパーとのデュエット曲「コード・オブ・サイレンス」、スティーヴ・ウィンウッドがゲスト参加している「ゲッティング・クローサー」などが収録され、話題性の高いアルバムとなりました。
ポップス、バラード、ジャズ、アップテンポの楽曲まで、バラエティ豊かな曲が収録されていますが、アルバム全体としてはまとまりに欠けているように感じます。
そのため、ビリー・ジョエルのアルバムの中ではやや地味な存在となっており、世間的にもあまり評判の良くないアルバムです。
Storm Front
評価: 2.7
1989年に発売されたビリー・ジョエルの11作目のアルバムで、フォリナーのギタリスト、ミック・ジョーンズをプロデューサーに迎えて制作された作品です。
プロデューサーの変更により、それまでのキーボード中心のサウンドとは異なり、ギターやリズムを前面に押し出したアルバムとなっています。
そのため、ビリー・ジョエルのキーボードやピアノの演奏が好きな人には、本作を受け入れづらいかもしれません。
本作からファースト・シングルカットされた「ハートにファイア」は、1949年から1989年までの世界の歴史的出来事を並べた楽曲で、全米チャート1位を記録する大ヒットとなりました。
このアルバムも全米チャート1位を獲得し、ビリー・ジョエルの人気が依然として健在であることを証明しました。
River of Dreams
評価: 2.8
1993年に発売された12作目のアルバムで、ビリー・ジョエルが1990年代に発表した唯一の作品にして、現時点でのラスト・アルバムとなっています。
オープニング・ナンバー「ノー・マンズ・ランド」はグランジ風の楽曲で、ビリー・ジョエルがシャウト気味に歌っているのには驚かされますが、その後は、ビリー・ジョエルらしいメロディアスで良質な楽曲が続いていきます。
ビートルズ風のナンバーやオールディーズ、ブルース、ラブ・バラード、ピアノの弾き語りなど、バラエティー豊かな楽曲が収録されており、これまでのビリー・ジョエルの集大成のような仕上がりとなっています。
ビリー・ジョエルの歌声は曲調によって変化させており、さまざまなジャンルを自在に歌いこなす、才能豊かなボーカリストであることが分かります。
オープニング・ナンバーを聴くと、ビリー・ジョエルはハードロックやヘビーメタルのボーカルもこなしてしまうのではないかと感じさせられます。
本作は、全米チャート1位、全英チャート3位を記録するヒット作となりました。
Piano Man
評価: 2.9
1973年に発売されたセカンド・アルバムで、タイトルにもなっているビリー・ジョエルの定番曲「ピアノ・マン」が収録されている作品です。
「ピアノ・マン」は、その曲名の通りピアノの弾き語りによる楽曲で、ジャズ風のピアノが洒落た酒場の雰囲気にぴったりな名曲です。
この曲は、全米チャート25位を記録し、ビリー・ジョエルの初ヒット曲となりました。
本作は、カントリー・ロック調の「流れ者の祈り」や、オーケストラを使用した「さすらいのビリー・ザ・キッド」など、後年のAORサウンドとは異なるタイプの楽曲が多く収録されています。
そのため、「ピアノ・マン」の存在がより一層際立つアルバムとなっています。
Streetlife Serenade
評価: 3.0
1974年に発売された3作目のアルバムで、ロサンゼルスのストリートを行き来する人々の風景を描いた作品です。
これといった代表曲がないため、ビリー・ジョエルのアルバムの中では地味な印象があり、世間的な評価もあまり高くありません。
当初、日本ではリリースされず、1978年の「ストレンジャー」発売後にようやく発売されたことからも、本作の評価の低さがうかがえます。
ビリー・ジョエルといえば、ニューヨークの都会的なイメージを思い浮かべる人も多いため、本作のような、のどかでカントリー風のアルバムは、受け入れにくいかもしれません。
しかし、決して駄作というわけではなく、美しいバラード「場末じみた場面」「ビッグ・タイム・スペンダー」「スーベニア」など、隠れた名曲も収録されており、未聴の方にはぜひ聴いてもらいたい一枚です。
Glass Houses
評価: 3.1
1980年に発売されたビリー・ジョエルの7作目のアルバムで、ビリー・ジョエルが得意とするバラードを排し、ロック色を前面に押し出した作品です。
ビリー・ジョエルが家の窓ガラスに石を投げつけているジャケット写真からも分かるように、過去のイメージを打ち壊そうとする意志が感じられます。
ガラスのクラッシュ音で始まるオープニング・ナンバー「ガラスのニューヨーク」は、ノリの良いロックンロールナンバーで、最後まで痛快な曲が続いていきます。
ロック寄りのサウンドの中にも、メロディアスでポップな要素はしっかりと残っており、ビリー・ジョエルらしさは健在ですが、
ビリー・ジョエの都会的で洗練されたバラードを好む人にとっては、不向きなアルバムです。
従来のビリー・ジョエルとは一線を画すサウンドでありながらも、本作は全米チャートで6週連続1位を記録しており、当時のビリー・ジョエルの人気と勢いを感じさせます。
The Nylon Curtain
評価: 3.2
1982年に発売された8作目のアルバムで、病めるアメリカへのメッセージを訴えたコンセプト・アルバムです。
重苦しいテーマを扱っていることから、ビリー・ジョエルの歌声もシリアスに聴こえます。
シンセサイザーのメロディーが印象的な「プレッシャー」は先行シングルとしてカットされ、日本でもよく知られる人気曲となりました。
ビリー・ジョエル自身「このアルバムは僕にとっての『サージェント・ペパーズ』だ」と語っていることから、
「ローラ」や「スカンジナビアン・スカイ」など、ビートルズを彷彿とさせる楽曲も収録されています。
ビリー・ジョエルのアルバムの中では、最も暗いアルバムです。
Turnstiles ニューヨーク物語
評価: 3.8
1976年に発売された4作目のアルバムで、ビリー・ジョエル自身が最も気に入っている初のセルフ・プロデュース作品です。
売上は芳しくありませんでしたが、本作からビリー・ジョエルの黄金期が始まっていきます。
活動拠点だったロサンゼルスを離れ、故郷ニューヨークに戻って制作されたため、都会的な雰囲気の「さよならハリウッド」や、AOR調のバラード「ニューヨークの想い」といった名曲が収録されています。
一方で、レゲエ調の「踊りたい」やエレクトリック・ピアノを使用した「ジェイムズ」など、実験的な楽曲も収録されています。
また、本作からバック・バンドが固定され、ビリー・ジョエルの都会的で洗練されたAORサウンドが確立されました。

An Innocent Man
評価: 4.0
1983年に発売された9作目のアルバムで、ソウル、R&B、ロックンロールなど、ビリー・ジョエルが影響を受けた1950年代のアメリカ音楽を感じさせる作品です。
前々作がロックンロールのアルバム、前作がメッセージ色の強いコンセプト・アルバムと、今までのビリー・ジョエルとは違う作風のアルバムが続いてきたため、
今作はどのようなアルバムになるのかと不安がありましたが、古き良き時代のアメリカを感じさせる良作のアルバムとなりました。
捨て曲は一切なく、「あの娘にアタック」「アップタウン・ガール」「イノセント・マン」など、本作から多くのシングル・ヒットが生まれました。
このアルバムも、全米チャート4位、全英チャート2位と、大ヒットし、ビリー・ジョエルの1980年代の代表作となりました。

52nd Street ニューヨーク52番街
評価: 4.4
1978年に発売された6作目のアルバムで、前作「The Stranger」に続き、ビリー・ジョエルの最高傑作アルバムの1枚です。
日本で大人気の名バラード曲「オネスティ」が収録されていることでも知られるアルバムです。
「ニューヨーク52番街」というタイトルからも分かるように、ニューヨークの雰囲気を強く感じさせる作品となっています。
本作には、ジャズ界の名トランペッター、フレディ・ハバードが参加しており、「ザンジバル」でトランペット・ソロを披露しています。
また、ビリー・ジョエル初の全米チャート1位を記録し、グラミー賞の最優秀アルバム賞および男性ポップ・ボーカル部門の2部門を受賞しました。
ちなみに、本作は世界で最初にCDで発売されたアルバムとしても知られています。

The Stranger

評価: 4.6
1977年に発売された5作目のアルバムで、1000万枚を売り上げたビリー・ジョエルの最高傑作アルバムです。
前半のずらりと並び名曲「ムーヴィン・アウト」「ストレンジャー」「素顔のままで」「イタリアン・レストランで」だけで、ノック・アウトされてしまいます。
特に「素顔のままで」は、ニューヨークの夜に似合う名バラード曲で、グラミー賞最優秀ソングを受賞しました。
この都会的な洗練されたアルバムが制作できたのは、プロデューサーのフィル・ラモーンの共同作業によるところが大きかったと言えます。
ロック、ポップス、ジャズが上手く融合された本作は、歴史に残る名盤となりました。
本作から、ビリー・ジョエルは一気にスターダムにのし上がっていきました。
その他のアルバム
- Fantasies & Delusions
- 本作はビリー・ジョエルのラスト・スタジオ・アルバムですが、ビリー・ジョエルはボーカルも演奏もしていません。ピアノのみの演奏による、クラシック音楽のような作品です。
- ビリー・ジョエルの熱心なファンやクラシック音楽が好きな人向けのアルバムで、初心者にはあまり向いていない作品です。それでも本作は、全米クラシック・アルバム・チャートで初登場1位を記録しました。
- Songs in the Attic
- 「グラス・ハウス」発表後の1980年アメリカ・ツアーの模様を収録したビリー・ジョエル初のライブ・アルバムです。収録曲は、全て、「ストレンジャー」よりも前の初期4枚のアルバムから選曲されています。
- ビリー・ジョエルは、初期4枚のアルバムから選曲した理由として、「『ストレンジャー』以降、自分の作品を知ったファンに、初期の作品を紹介したいため」と述べています。
- Концерт コンツェルト-ライヴ・イン・U.S.S.R.
- 「ザ・ブリッジ」発表後の1987年モスクワ、レニングラード公演の模様を収録したライブ・アルバムです。このライブ公演を実施した時は、アメリカとソ連は冷戦状態で、そのような中、アメリカのポップ・スターがソ連でライブを実施できたことは、非常に稀なことでした。
- 上で紹介しました「Songs in the Attic」が、「ストレンジャー」よりも前の初期4枚のアルバムからの選曲でしたが、本作は、「ストレンジャー」以降のアルバムから選曲されています。
- ビリー・ジョエルの曲以外に、グルジア民謡や、ビートルズ、ボブ・ディランの曲が演奏されており、ビートルズの「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」は、オリジナルに負けないぐらいの迫力のある演奏がされています。
- 2000 Years: The Millennium Concert
- 1999年大晦日に、ニューヨーク マディソン・スクウェア・ガーデンで録音されたライブ・アルバムです。大晦日の公演であるため、ベートーベンの第九交響曲や、蛍の光が演奏されています。
- ノリの良い曲が多く、ビリー・ジョエルの曲以外では、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」とローリング・ストーンズの「ホンキー・トンク・ウィメン」が演奏されています。
- 12 Gardens Live
- 2006年1月から4月にかけて行われたマディソン・スクエア・ガーデン公演で録音されたライブ・アルバムです。ビリー・ジョエルのヒット曲が満載ですので、ベスト盤として聴くのにもおすすめです。
- このライブを実施した時のビリー・ジョエルは、60歳に近く、昔のような高音が出ず、キーが下げられて歌われていますが、迫力のあるボーカルは、まだまだ健在であることが分かります。
- Live at Shea Stadium: The Concert
- 2010年7月14日と16日にニューヨーク市のシェイ・スタジアムで行われた2公演の模様を収録した、CDとDVDの作品です。
- このライブにはポール・マッカートニー、トニー・ベネット、ガース・ブルックスなどがゲスト出演しており、特に聴きどころは、最高の盛り上がりの中でポール・マッカートニーとデュエットしている「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」です。
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ビリー・ジョエルの音楽
ビリー・ジョエルの音楽は、AOR以外にも、ポップス、カントリー、ロック、ジャズ、クラシック、フォークなど、幅広い音楽を取り入れ、都会的なサウンドを追求してきました。
特に、バラードはビリー・ジョエルのお箱で、洗練された美しさに溢れています。
ビリー・ジョエルのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
- Cold Spring Harbor(1971年):中級者向け
- Piano Man(1973年):中級者向け
- Streetlife Serenade(1974年):上級者向け
- Turnstiles(1976年):初心者向け
- The Stranger(1977年):初心者向け
- 52nd Street(1978年):初心者向け
- Glass Houses(1980年):中級者向け
- The Nylon Curtain(1982年):中級者向け
- An Innocent Man(1983年):初心者向け
- The Bridge(1986年):上級者向け
- Storm Front(1989年):上級者向け
- River of Dreams(1993年):上級者向け
まとめ
最後に、ビリー・ジョエルのランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 点数 |
|---|---|---|
| 1位 | The Stranger | 4.6 |
| 2位 | 52nd Street ニューヨーク52番街 | 4.4 |
| 3位 | An Innocent Man | 4.0 |
| 4位 | Turnstiles ニューヨーク物語 | 3.8 |
| 5位 | The Nylon Curtain | 3.2 |
| 6位 | Glass Houses | 3.1 |
| 7位 | Streetlife Serenade | 3.0 |
| 8位 | Piano Man | 2.9 |
| 9位 | River of Dreams | 2.8 |
| 10位 | Storm Fronts | 2.7 |
| 11位 | The Bridge | 2.6 |
| 12位 | Cold Spring Harbor | 2.5 |
ニューヨークを感じさせるアルバムが上位を独占する結果となりました。
ビリー・ジョエルと言えば、ニューヨークと美しいバラードのイメージが強く、上位には、そのイメージ通りのアルバムをランキングしました。
ビリー・ジョエルは、現在コンサート活動しかしておらず、久しく新作を発表していませんが、今後、新作を制作してくれることを気長に待っていたいと思います。
次回は、ロック界のレジェンド第13弾として、ピアノ・ロックを確立したエルトン・ジョンの全アルバム ランキングをしていきたいと思います。