レディオヘッド『Kid A』
ジャンル:エレクトロニカ
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レディオヘッドは、1985年にイギリスで結成され、ボーカルのトム・ヨークを中心としたバンドです。
初期のレディオヘッドは、ギター・ロックを展開していましたが、3rdアルバム「OKコンピューター」あたりから、ロックと電子音楽を融合させ、実験色の強いアルバムを制作するようになりました。
本作は、レディオヘッドが2000年に発売した4枚目のアルバムで、電子音楽を進化させ、更に実験色が強い作品になりました。
2ndアルバム「ザ・ベンズ」や前作「OKコンピューター」ではギター・ロック色が強かったのに対し、
本作はギターロックの要素はなくなり、アンビエント、エレクトロニカ、ジャズの要素を取り入れ、スタイルの大転換を図っています。
通常、ここまでのサウンドチェンジは失敗に終わることも多いですが、レディオヘッドはこの思い切った変化が吉となり、本作は、全米チャート、全英チャートともに1位を記録しました。
この後のレディオヘッドのアルバムは、このエレクトロニカ路線のアルバムが続いていきます。
2012年のランキング:428位(408位)
ケンドリック・ラマー『To Pimp a Butterfly』
ジャンル:Hip Hop
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ケンドリック・ラマーは、アメリカのラッパー、ソングライター、音楽プロデューサーで、現代ヒップホップ界を代表するミュージシャンの一人です。
ケンドリック・ラマーの音楽は、社会的・政治的なテーマ、革新的なサウンドを特徴としています。
本作は、ケンドリック・ラマーが2015年に発売した3枚目のアルバムで、
前作までのヒップホップ色が強いアルバムと比較して、メロディアスでジャジーなサウンドに変化しています。
ジャズ、ファンク、ソウルを取り入れ、人種問題やアイデンティティをテーマにしており、批評家から絶賛されました。
ファンク・ミュージックのジョージ・クリントンや、スヌープ・ドッグ、ドクター・ドレーなど、豪華ゲストが参加しており、
マイケル・ジャクソン、ジェームス・ブラウン、スライ&ザ・ファミリーストーンなどの曲をサンプリングしています。
本作は、商業的にも批評的にも成功しグラミー賞を複数受賞しました。
2012年のランキング:-(2012年には、未発売のアルバム)
ボブ・ディラン『Highway 61 Revisited』
ジャンル:Folk Rock
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ボブ・ディランが、1965年に発売した6枚目のアルバムで、フォークソングが中心だったボブ・ディランが、エレクトリック・ギターを取り入れ、本格的にロックへの転換を図った作品です。
本作の中では、オープニング・ナンバーの「ライク・ア・ローリング・ストーン」が、ボブ・ディランの代表曲であり、ロック史上、最も重要な1曲とみなされている名曲です。
そのため、「ライク・ア・ローリング・ストーン」ばかりが注目されがちですが、
それ以外にも、ノリの良い「トゥームストーン・ブルース」や、ボブ・ディランがピアノを弾いている「やせっぽちのバラッド」、
明るく穏やかな「親指トムのブルースのように」など多彩な楽曲が揃っています。
本作は、2012年版の「歴代最高のアルバム 500選」のランキングでは4位でしたが、ビートルズのアルバム同様、大幅にダウンしてしまいました。
2012年のランキング:4位(14位)
カニエ・ウェスト『My Beautiful Dark Twisted Fantasy』
ジャンル:Hip Hop
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カニエ・ウェストは、アメリカのラッパー、音楽プロデューサー、ファッションデザイナーで、革新的なヒップホップ音楽を展開し、ヒップホップ界で最も影響力のあるアーティストの1人です。
また、カニエ・ウェストは自身の発言で、物議を醸し出すことが多くあり、お騒がせアーティストでもあります。
本作は、カニエ・ウェストが2010年に発売した5枚目のアルバムで、批評家やリスナーから傑作とみなされ、大絶賛されました。
ヒップホップには珍しく、メロディアスな曲が多く、ヒップホップが苦手な人でも聴きやすく一般受けする作品となっています。
ロック、ヒップホップ、ゴスペル、クラシック音楽の要素が組み合わされ、特に、「Devil In a New Dress」や「Runaway」の美しさは、筆舌に尽くし難いものがあります。
また、ジャケットも過激で、オリジナルジャケットはモザイク処理されたり、バレエの女性などのジャケットに変更されています。
他のヒップホップのアルバムとは一線を画した名盤で、グラミー賞を含む数々の賞を受賞しました。
2012年のランキング:-(初登場)
ザ・クラッシュ『London Calling』

ジャンル:Punk
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ザ・クラッシュは、イギリスのパンク・バンドで、パンクの代表的な存在として知られています。
パンクの激しい音楽だけでなく、レゲエ、ロックンロール、ダブ、ファンクなどの幅広いジャンルを取り入れ、単なるパンク・バンドに留まらないサウンドを特徴としていました。
本作は、ザ・クラッシュが1979年に発売した3枚目のアルバムで、ザ・クラッシュを代表する作品です。
パンクの曲だけではなく、ロックンロール、スカ、レゲエ、ロカビリーなどバラエティ豊かな曲が多く収録されており、
パンクが苦手な人でも問題なく聴けるため、パンク初心者の人には、うってつけのアルバムです。
ピストルズの「勝手にしやがれ」に並ぶパンクの名盤です。
2012年のランキング:8位(8位)
パブリック・エネミー『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』
ジャンル:Hip Hop
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パブリック・エネミーは、アメリカのヒップホップ・グループで、特に、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、強力な影響力を持っていました。
本作は、パブリック・エネミーが絶頂期であった1988年に発売されたセカンド・アルバムです。
アルバム全体を通して、アフリカ系アメリカ人の権利、社会的・政治的不公正、メディア批判などをテーマにしたメッセージ性の強い作品となっています。
本作は、ヒップホップのアルバムの中で最も影響力のある一枚であり、音楽シーンに革命をもたらしました。
当時は、まだ、ヒップホップの歴史が浅く、ヒップホップはすぐに衰退していく音楽と捉えられていたこともありましたが、
現在でも、衰退することなく、第一線の音楽であり続けているのは、パブリック・エネミーの土台があったからと言っても過言ではありません。
2012年のランキング:48位(33位)
ザ・ローリング・ストーンズ『Exile on Main St.』
ジャンル:Rock
コメント:
ローリング・ストーンズが、1972年に発売した2枚組のアルバムで、ローリング・ストーンズのキャリアの中でも最も評価が高く、最高傑作と称されることが多い作品です。
本作は、ロック、ブルース、カントリー、ゴスペル、R&Bなど、さまざまな音楽スタイルが組み合わせられ、明るく土臭い、アメリカ南部の田舎町を思わせるようなサウンドを展開しています。
ローリング・ストーンズの代表曲「ダイスをころがせ」や、キース・リチャーズ ボーカルの「ハッピー」が収録されており、この2曲は、ローリング・ストーンズのライブの定番曲となっています。
この時期のローリング・ストーンズのアルバムは神がかっており、他にも「ベガーズ・バンケット」(185位)、「レット・イット・ブリード」(41位)、「スティッキー・フィンガーズ」(104位)は、ローリング・ストーンズの魅力を知るうえで欠かせないアルバムです。
2012年のランキング:7位(7位)
アレサ・フランクリン『I Never Loved a Man the Way I Love You』
ジャンル:Soul
コメント:
アレサ・フランクリンは、アメリカの歌手、ピアニスト、ソングライターであり、ソウル音楽の「クイーン・オブ・ソウル」として広く知られています。
本作は、アレサ・フランクリンが、1967年に発売した11枚目のアルバムで、アレサ・フランクリンの「クイーン・オブ・ソウル」という称号を確立させました。
アレサ・フランクリンの力強いボーカルによって、ソウルフルな表現力が最高に引き出されています。
批評家からも絶賛され、ソウルミュージックの金字塔として今でも評価の高い作品です。
本作のオープニング・ナンバー「リスペクト」は、ローリングストーン誌の最も偉大な曲ランキングで、1位になりました。
また、同誌の世界最高のボーカリスト・ランキングでも、アレサ・フランクリンが、1位になりました。
「クイーン・オブ・ソウル」や「レディ・ソウル」の称号に相応しいアルバムです。
2012年のランキング:83位(70位)
マイケル・ジャクソン『Thriller』
ジャンル:Pops
コメント:
マイケル・ジャクソンは、ジャクソン5のメンバーとして、5歳で音楽キャリアをスタートさせました。
ジャクソン5解散後は、ソロ活動の成功により、「キング・オブ・ポップ」と称され、20世紀を代表するエンターテイナーとなりました。
本作は、マイケル・ジャクソンが、1982年に発売した6枚目のソロ・アルバムで、全世界で1億枚以上を売り上げ、ギネス世界記録において「最も売れたアルバム」として認定されました。
クインシー・ジョーンズの卓越したプロデュース能力と、音楽専門チャンネルMTVの普及と相まって、世界的なヒットに繋がりました。
特に、ゾンビとダンスするスリラーのミュージック・ビデオが話題になり、当時は、どこに行ってもスリラーのビデオが流れていたことを覚えています。
他にも、ポール・マッカートニーのデュエット曲「The Girl Is Mine」や、エディ・ヴァン・ヘイレンがギターを弾いている「Beat It」など、全9曲のうち7曲がシングル・カットされ、どれも大ヒットを記録しました。
2012年のランキング:20位(8位)
Betles『Revolver』
ジャンル:Rock
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ビートルズが1966年に発売した7枚目のアルバムで、実験要素が非常に強く、ロックやポップスの枠を超えたサウンドへと変化した作品です。
ロック、ポップス、クラシック、インド音楽など、さまざまなジャンルのサウンドを取り入れ、当時の最先端技術であるテープループや逆回転録音など、チャレンジングな試みが行われています。
また、各メンバーの音楽的な違いがはっきりと表れており、ジョン・レノンは実験的な楽曲、ポール・マッカートニーはメロディアスな楽曲、ジョージ・ハリスンはインド音楽に影響を受けた楽曲など、それぞれの個性が際立っています。
バラード曲「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」や、弦楽八重奏を用いた「エリナー・リグビー」、サイケデリックな「トゥモロー・ネバー・ノウズ」、リンゴがボーカルを務める「イエロー・サブマリン」など、聴きどころの多いアルバムです。
ビートルズは本作を機にライブ活動を行わなくなり、レコーディングを主体としたバンドへと変化していきました。
2012年のランキング:3位(8位)
次は、10位 → 1位 です。