Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

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Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

前回は、エヴァネッセンスの全アルバム・ランキングをしましたので、

今回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第7弾として、イギリスのインディーロック、ガレージロック・バンド Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)の全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。


アークティック・モンキーズは、2002年に、アレックス・ターナー、ジェイミー・クック、マット・ヘルダース、アンディ・ニコルソンの4名によって結成されました。

2005年に、デモ音源がインターネットに公開されるや否や、話題沸騰し、インディーレーベルのドミノと契約が行われます。

その後、デビュー・シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」と、デビュー・アルバム「Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not」が、大ヒットし、一躍有名なバンドとなりました。

アークティック・モンキーズの音楽は、初期は、ガレージロックを展開していましたが、時が経つにつれ、ファンク、サイケデリック、ジャズなどの要素を取り入れ、変化していきます。

そのため、1つのジャンルに括ることが難しく、デヴィッド・ボウイのように変化し続けているバンドです。

そんなアークティック・モンキーズの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。


ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。

アークティック・モンキーズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、

アークティック・モンキーズのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。

評価点の基準

評価点の基準は、以下の通りです。

評価点基準
1.0 〜 2.0駄作のアルバム
2.0 〜 3.0普通のアルバム
3.0 〜 4.0良作のアルバム
4.0 〜 4.5最高傑作のアルバム
4.5 〜 歴史的名盤

アークティック・モンキーズ アルバムランキング

第7位
Tranquility Base Hotel & Casino

キーボード中心のサウンドに変化し、今までのアークティック・モンキーズのアルバムとは、全然違うわね。
kat
ここまで音楽性を変化させてしまったのはチャレンジングであり、驚きのアルバムだね。

私的評価: 3.2  (本作のAmazonの評価は、こちら

2018年発売の6作目のアルバムで、1969年の月面着陸の地であるトランクイリティ・ベースの高級ホテルを描いたコンセプトアルバムです。

本作は、アークティック・モンキーズの大きな転換点となるアルバムで、今までのギター中心のサウンドから、キーボードを中心としたサウンドに変化しています。

そのため、今までのギター中心のアークティック・モンキーズを期待せずに、新たなバンドだと思った方が、すんなりと本作に入っていけます。

グラムロック、プログレッシブ・ロック、フレンチポップス、ソウル、ジャズなどの要素を取り入れ、SF的な歌詞が多いことを特徴としています。

各楽曲は、メリハリがなく、淡々と進むため、メロディアスな要素はなく、アンビエント音楽のようにも感じます。

このように音楽性を大きく変化させてしまうと、売上は低迷するのが普通ですが、本作は、賛否両論はあるものの、世界各国のチャートで1位を記録しました。

第6位
Humbug

1stアルバムや2ndアルバムのスピード感はなくなってしまい、暗いアルバムになってしまったわね。
kat
アークティック・モンキーズの音楽性が大きく変化し始めた最初のアルバムだね。

私的評価: 3.4  (本作のAmazonの評価は、こちら

2009年発売の3作目のアルバムで、全編アメリカでレコーディングが行われた作品です。

共同プロデューサーに、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュア・ホーミを迎え入れて制作された本作は、過去2枚のガレージロックやパンクの要素は薄くなり、よりヘビーでダークな作品に仕上がっています。

ミドル・テンポの重い曲が占めており、キャッチーなギターリフや、スピード感がないため、1stアルバムや2ndアルバムのような疾走するガレージロックを期待して聞くと、肩透かしを食らいます。

ただし、この音楽性の変化が、失敗だったのかと言うと、全くそのようなことはなく、今後のアークティック・モンキーズへの音楽性を築く上で重要なアルバムとして位置付けられています。

聞けば聞くほど味が出てくるスルメ的なアルバムであるため、このサウンドの変化によって聞くのをやめてしまった人は、ぜひ、聞き込んでもらいたいアルバムです。

第5位
Suck It and See

前作「Humbug」から一転し、明るいギターポップに変化したアルバムね。
kat
アークティック・モンキーズのアルバムの中では、聞きやすいアルバムだね。毎回、どのような音楽性に変化するのか楽しみだね。

私的評価: 3.6  (本作のAmazonの評価は、こちら

2011年発売の4作目のアルバムで、重く暗かった前作「Humbug」に対して、本作は、明るく爽やかなギターポップに変化しています。

今まで以上に、ギター音が強化されており、ギター・ソロは、レッチリやレディオ・ヘッドのギターを想起させます。

常に変化し続けているアークティック・モンキーズが、明るいブリットポップのような音楽性に変化したのは、意外でした。

これといったキラー・チューンはありませんが、全体的に聞きやすく、アークティック・モンキーズの初心者の人にも、おすすめできるアルバムです。

しかし、シンプルなジャケットがいけなかったのか、または、アークティック・モンキーズの変化に、リスナーはついていけなかったのか、本作は、過去3枚のアルバムと比較して、爆発的なヒットにはなりませんでした。

それでも、全英チャートでは1位を記録したのは、アークティック・モンキーズがイギリスで絶大な支持を受けていたことが分かります。

第4位
The Car

このアルバムは、キーボードとストリングスが多く使われた落ち着いたアルバムね。
kat
前作と同様、キーボードを主体としたアルバムで、更に進化を遂げているね。

私的評価: 4.0  (本作のAmazonの評価は、こちら

2022年発売の7作目のアルバムで、前作「Tranquility Base Hotel & Casino」のスタイルをさらに発展させたようなアルバムです。

ストリングスを多用することで、演劇やサウンドトラックのような雰囲気を持つアルバムとなっています。

前作は、メリハリがなく、淡々とした作品でしたが、本作は、メリハリやメロディアスさがあるため、前作よりも聞きやすくなっています。

しかし、初期のアークティック・モンキーズのギター全開のオルタナティブロックのサウンドは、全くなくなってしまったため、

初期のアークティック・モンキーズのファンにとっては、賛否両論のアルバムです。

そのためか、本作は、英国チャートでは2位どまりとなり、アークティック・モンキーズのアルバムで初めて1位を記録しなかった作品となりました。

ただ、本作は芸術性の高い作品で、アークティック・モンキーズのアルバムの中でも、上位に位置付けてもおかしくない傑作アルバムです。

アークティック・モンキーズの売上が停滞してきているのは、ファン層が変わってきたためだと感じます。


Favourite Worst Nightmare

前作の1stアルバムの延長線上のアルバムね。前作の一辺倒のロックンロールから、音楽の幅が広がっているわね。
kat
まだ、実験的要素は少ないものの、この2ndアルバムから、アークティック・モンキーズの音楽の変化が感じられるね。

私的評価: 4.2  (本作のAmazonの評価は、こちら

2007年発売のセカンド・アルバムで、ベースのアンディ・ニコルソンに代わり、ニック・オマリーが加入した最初のアルバムです。

本作は、前作の1stアルバム「Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not」を、より速く凶暴にしたような作品です。

それは、オープニング・ナンバー「Brianstorm」の高速なドラミングとヘビーなギターを聞けば、本作の凶暴さが分かります。

また、本作には、アンビエントの曲や、サイケデリックの曲を取り入れたり、ドラムリズムを導入するなどの実験的要素も加わっています。

この実験的な要素は、次作以降も継続的に行われていきます。

前作の成功のプレッシャーを物ともせず、いとも簡単にこの2ndアルバムを制作できてしまうところに、アークティック・モンキーズの凄さが出ています。

本作も、全英チャートで1位を記録するなど、世界各国でヒットしました。


Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not

アークティック・モンキーズのデビュー・アルバムは、ノリの良いロックンロールのアルバムね。
kat
2000年代のギターロックの代表的なアルバムで、完成度の高いデビュー・アルバムだね。

私的評価: 4.5  (本作のAmazonの評価は、こちら

2006年発売のアークティック・モンキーズの記念すべきデビュー・アルバムです。

デビュー・アルバムにして、ガレージロック、オルタナティブロックの名盤に値するアルバムです。

本作発売前に、シングルとして、「I Bet You Look Good on the Dancefloor」と「When the Sun Goes Down」が、全英1位を記録しており、

本アルバムは、初週で36万枚以上を売り上げ、イギリス国内のバンドによるデビューアルバムとしては最速で売れたアルバムとなりました。

本作は、突っ走るメロディアスなギターリフに、パンクを乗せたようなサウンドで、まだ青臭さの残る20才そこそこの青年が作ったとは思えないほど、しっかりとした作りとなっています。

本作は、オアシスのデビュー・アルバムのような衝撃的な作品で、アークティック・モンキーズは、本作によって、2000年代のロックシーンにおいて、スターの存在となりました。

尚、印象的なアルバム・ジャケットの男性は、アークティック・モンキーズの友人であるクリス・マクルーアなる人物です。


AM

3rdアルバム「Humbug」のように重いアルバムだけど、進化し、聞きやすいアルバムになっているわね。
kat
アークティック・モンキーズの音楽性が極まり、アークティック・モンキーズのオーラが出まくっているアルバムだね。

私的評価: 4.6  (本作のAmazonの評価は、こちら

2013年発売の5作目のアルバムで、アークティック・モンキーズの最高傑作アルバムの1枚です。

いつも通り、本作は、変化と進化をしており、サイケデリック、ブルース、ハードロック、ヘビーメタル、ファンク、ソウルなど、様々なジャンルを取り入れて、アークティック・モンキーズ流のアレンジを施しています。

また、ピアノ、オルガン、ドラムマシンなどを取り入れるなどして過去のアルバムから更に進化を遂げています。

全体的に、ブラック・サバスのようなグルーヴィーな重いギター・リフに、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドをまぶしたようなサウンドとなっています、

ボーカルのアレックス・ターナーは、「本作のアルバム名は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの「VU」に触発された」と語っていることからも、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドに影響を受けていることが分かります。

本作は、アークティック・モンキーズのアルバムの中でも、最も商業的に成功したアルバムの1枚で、全英チャートを始めとして、世界各国のチャートで、1位を記録しました。


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その他のアルバム

    Live at the Royal Albert Hall

  • 2018年6月7日のロンドン ロイヤル・アルバート・ホールで行われた公演を収録した2枚組のライブ・アルバムです。スタジオ・アルバムの音をそのまま再現しており、アークティック・モンキーズの演奏力の高さが分かります。
  • 「Tranquility Base Hotel & Casino」発表後のライブであるため、「Tranquility Base Hotel & Casino」と「AM」からの選曲が多いものの、全てのアルバムから満遍なく選曲されているため、アークティック・モンキーズのベスト・アルバムとして聞くのにも最適です。


当記事で紹介していますアルバムを、手っ取り早く聞くには、音楽サブスクが、最適です。

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アークティック・モンキーズのメンバー

アークティック・モンキーズ結成当初は、グリン・ジョーンズがボーカルを務めていましたが、すぐに脱退し、アレックス・ターナーがボーカルを引き継ぎました。

また、初期のベースは、アンディ・ニコルソンでしたが、1stアルバム「Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not」発表後、脱退し、ニック・オマリーに代わりました。

以下にアークティック・モンキーズの現メンバーを紹介します。

  • アレックス・ターナー(ボーカル・ギター 担当)

    アークティック・モンキーズの中心人物で、アークティック・モンキーズのほとんどの楽曲の作詞を行なっています。

    アレックス・ターナーの作る歌詞は、独創性が高く、ロック界において、偉大な作詞家の1人として評価されています。

    アークティック・モンキーズ以外では、マイルズ・ケインと結成したプロジェクト 「The Last Shadow Puppets」での活動や、映画「サブマリン」のサウンドトラックを手掛けるなどのソロ活動も行なっています。


  • ジェイミー・クック(ギター担当)

    アークティック・モンキーズの創設メンバーであり、アレックス・ターナーとは無二の親友であることが知られています。

    ジェイミー・クックのギター演奏は、テクニカルな速弾きよりも、リフやコードワークを重視するスタイルをとっています。

    メディアへの露出は控えめで、あまり多くを語らないため、アークティック・モンキーズの中では、地味な印象を受けます。


  • マット・ヘルダース(ドラム担当)

    アークティック・モンキーズの創設メンバーであり、ドラム以外に、バックコーラスやリードボーカルも務めています。

    アークティック・モンキーズの中では、最も社交的で、バンドのムードメーカー的な存在です。

    アークティック・モンキーズ以外では、イギー・ポップのアルバムへの参加、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オムとのコラボレーションや、ソロ活動も行なっています。


  • ニック・オマリー(ベース担当)

    前ベーシストであったアンディ・ニコルソンの代わりに、一時的にアークティック・モンキーズのツアーに参加し、そのままアークティック・モンキーズのメンバーになりました。

    アンディ・ニコルソンのベースは、特にテクニックをひけらかす訳ではなく、堅実な演奏が特徴です。

    メディアへの露出は少ないものの、ファンの間では隠れたムードメーカーとして人気があります。

アークティック・モンキーズの音楽

アークティック・モンキーズは、常に進化しており、初期のガレージロック、中期のヘヴィでダークなロック、近年のジャズやクラシックを取り入れた音楽を展開しています。

そのため、時代によって、好みが別れるかと思いますので、ギター中心の音楽が好きな人は、初期や中期のアルバムを、

大人の雰囲気漂う渋い音楽が好きな人は、近年のアルバムをおすすめします。

各時代のアークティック・モンキーズのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【ガレージロックのアルバム】

  • Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not(2006年):初心者向け
  • Favourite Worst Nightmare(2007年):中級者向け
  • Suck It and See(2011年):初心者向け

【ヘヴィでダークなロックのアルバム】

  • Humbug(2009年):上級者向け
  • AM(2013年):初心者向け

【ジャズやクラシックを取り入れたアルバム】

  • Tranquility Base Hotel & Casino(2018年):中級者向け
  • The Car(2022年):中級者向け

まとめ

最後に、アークティック・モンキーズのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位AM 4.6
2位Whatever People Say I Am,That’s What I’m Not 4.5
3位Favourite Worst Nightmare 4.2
4位The Car 4.0
5位Suck It and See 3.6
6位Humbug 3.4
7位Tranquility Base Hotel & Casino 3.2

アークティック・モンキーズのアルバムは、一辺倒のロックのアルバムではないため、人によって、ランキングも変わってくるかと思っています。

私は、ギターロックが好きなため、ギターを中心としたアルバムを上位にランキングしましたが、

キーボード主体の音楽が好きな人は、近年のアルバムを上位に位置付けるかもしれません。

アークティック・モンキーズの音楽は、一筋縄にはいきませんが、上記のランキングを参考に、多くのアルバムを聞いて、アークティック・モンキーズの変化を楽しんでもらいたいと思っています。

次回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第8弾として、アメリカのラッパー、プロデューサーであるカニエ・ウェストの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。

アークティック・モンキーズのグッズ紹介

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