Alice Cooper(アリス・クーパー)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバム

第11位
The Last Temptation

ken
キャッチーなLAメタルのスタイルをやめ、グランジのアルバムに変化しているな。
kat
サウンドガーデンのクリス・コーネルが参加していることからも、グランジを意識していることが分かるね。

評価: 3.15

1994年に発売された20作目のアルバムで、前々作「トラッシュ」、前作「ヘイ・ストゥーピッド」で展開されたボン・ジョヴィ風のL.A.メタル路線から卒業し、新たなサウンドに挑戦した作品です。

本作は久々のコンセプト・アルバムで、ニール・ゲイマン原作による3部構成のコミックを題材に描かれています。

ただし、コンセプト・アルバムというよりは、小粒の楽曲が集まった作品といった内容です。

サウンドガーデンのボーカリスト、クリス・コーネルがゲスト参加しており、その影響もあってか、当時流行していたグランジの雰囲気を随所に感じさせます。

キャッチーな楽曲は少ないものの、聴けば聴くほど味わいが増していくスルメ盤です。

第10位
Hey Stoopid

ken
前作「トラッシュ」と同様、ボン・ジョヴィを感じさせる曲が多いな。
kat
オープニング・ナンバーの「Hey Stoopid」から、ボン・ジョヴィを感じさせるね。

評価: 3.2

1991年に発売された19作目のアルバムで、前作「トラッシュ」の延長線上にある作品ですが、全体的に前作よりも落ち着いた印象を受けます。

本作は、ラッシュなどを手がけたプロデューサー、ピーター・コリンズを迎えて制作されました。

前作と同様に、ジョー・サトリアーニ、スラッシュ、スティーヴ・ヴァイ、オジー・オズボーン、ニッキー・シックスといった豪華なゲスト陣が参加しています。

ボン・ジョヴィ風のキャッチーで売れ線のサウンドは健在ですが、楽曲全体に深みが増し、より成熟したことを感じさせます。

売上は前作と比べてやや落ち込んだものの、内容的には前作と対になるような作品であり、セットで聴きたいアルバムです。

第9位
Trash

ken
ヘビーメタルから、売れ路線のボン・ジョヴィのようなアルバムに変わったな。
kat
面白さはあるけど、売れ路線に走ってしまったため賛否両論のアルバムだね。

評価: 3.4

1989年に発売された18作目のアルバムで、ボン・ジョヴィやエアロスミスなどを手がけたデズモンド・チャイルドをプロデューサーに迎えて制作された作品です。

さらに、ジョン・ボン・ジョヴィやエアロスミスのメンバーも参加しており、そのため非常にキャッチーな仕上がりになっています。

差し詰め、ボン・ジョヴィの音楽をアリス・クーパーが歌ったようなアルバムです。

中でも、スティーヴン・タイラーがバック・ボーカルで参加している「Only My Heart Talkin’」は、エアロスミスのバラード曲のように、至極の名バラードといえる一曲です。

本作は商業的にも成功を収め、全英チャートで2位、全米チャートで20位を記録し、シングルカットされた「Poison」は、全米チャート7位の大ヒットとなりました。

ただし、「School’s Out」や「Billion Dollar Babies」のような演劇的な作品を好む人には合わず、好みが分かれるアルバムともいえます。

第8位
Welcome 2 My Nightmare 悪夢へようこそ 第2章

ken
1975年の名作「悪夢へようこそ」の続編のアルバムだな。「悪夢へようこそ」をうまく再現できているな。
kat
1970年代のサウンドに戻っているため、昔のアリス・クーパーを感じさせるね。

評価: 3.5

2011年に発売された26作目のアルバムで、1975年発売の「悪夢へようこそ」の35周年を記念して制作された続編です。

本作も「悪夢へようこそ」と同様に、ボブ・エズリンをプロデューサーに起用し、かつてのアリス・クーパー・バンドも参加しているため、徹底して「悪夢へようこそ」の世界観を再現しています。

1970年代のサウンドも忠実に再現されており、当のアリス・クーパーの原点回帰を体現したアルバムになります。

オープニング・ナンバーの「I Am Made of You」では、「悪夢へようこそ」収録曲「スティーブン」のピアノ・パートが使用されており、否応なく「悪夢へようこそ」を想起させます。

売上も好調で、全米チャート初登場22位を記録し、さらにヨーロッパ各国やカナダでも好成績を残しました。

長年アリス・クーパーのファンであり続けてきた人にとって、「ファンを続けていて良かったと」と思える一枚です。

第7位
Road

ken
若者に負けていないパワフルなヘビーメタルのアルバムだな。
kat
まだまだ若々しい楽しさ溢れるパーティー・ヘビーメタルのアルバムだね。

評価: 3.6

2023年に発売された29作目のアルバムで、前々作「Paranormal」の流れを汲む、骨太なヘビーメタル・アルバムです。

ツアー・バンドと共に制作されたこともあり、ライブ感覚の荒削りな演奏が大きな魅力となっています。

ノリの良いヘビーメタルやパンキッシュな楽曲を展開しており、アリス・クーパーが楽しみながら本作を制作していることが伝わってきます。

本作発表時、アリス・クーパーは75歳でした。

この年齢で、これほどパワフルなアルバムを制作できることには驚かされます。

まだまだパワフルな作品を生み出せることを予感させる作品です。

第6位
Paranormal

ken
このアルバムは、昔のヘビーメタルのサウンドに戻ってきた良作だな。
kat
再び1980年代後期のように売れ路線のキャッチーなヘビーメタルで攻めてきたね。

評価: 3.8

2017年に発売された27作目のアルバムで、ヘビーメタルのギターサウンドが復活した作品です。

1980年代後半のアルバム「Constrictor」や「Raise Your Fist and Yell」もヘビーメタル色が強い作品でしたが、本作ではさらに重厚なギターサウンドに加え、モダンな要素も取り入れられています。

キャッチーな曲が多く、聴きやすいヘビーメタル・アルバムに仕上がっています。

前作に続き、ボブ・エズリンがプロデュースを担当しており、さらにU2、ディープ・パープル、ZZトップのメンバーがゲスト参加しています。

本作はアメリカ、イギリス、ヨーロッパ各国のチャートでも好成績を残しました。

第5位
The Revenge of Alice Cooper

ken
まさかアリス・クーパー・バンドが復活して、アルバムを制作するとは思わなかったな。
kat
音楽も1970年代のパワーがみなぎっていて、80歳に近いお爺ちゃんバンドが作ったとは思えないアルバムだね。

評価: 3.9

2025年に発売された30作目のアルバムで、1960年代末から1970年代前半に活動していたアリス・クーパーのオリジナル・バンドを復活させて制作された作品です。

アリス・クーパー・バンドの最後のアルバムは1973年発表の「Muscle of Love」まで遡るため、実に50年ぶりの復活アルバムとなりました。

さらに、1970年代の「Killer」や、「School’s Out」、「Billion Dollar Babies」などの傑作アルバムを手掛けたプロデューサー、ボブ・エズリンも復帰し、本作のプロデューサーを務めています。

このように1970年代の全盛期のメンバーが揃ったアルバムが、悪いはずがありません。

どの曲も1970年代の全盛期を感じさせるパワフルなナンバーばかりで、アルバム全体の勢いを感じさせます。

特に、Track2の「Wild Ones」はミュージックビデオも制作され、疾走感あふれるロックンロールを楽しむことができます。

アリス・クーパー・バンド復活の話題性も手伝い、本作は全英チャートで初登場1位を記録しました。

第4位
School’s Out

ken
アリス・クーパーの毒がとれ、聴きやすいハードロックのアルバムだな。
kat
ブロードウェイ・ミュージカルを意識したコンセプト・アルバムで、大ヒットしたアルバムだね。

評価: 4.0

1972年に発売された5作目のアルバムで、ブロードウェイ風のミュージカル仕立ての作品です。

実際、本作では「ウェストサイド物語」のメロディーも使用されています。

アルバムタイトルにもなっている「スクールズ・アウト」は、アリス・クーパーの代表曲であり、プロデューサーのボブ・エズリンが集めた児童たちのコーラスが取り入れられています。

この曲は全米チャートで7位を記録し、アリス・クーパー最大のヒット曲となりました。

アルバム自体も全米チャートで2位を記録し、大ヒットを記録しています。

全体的にパンク色は薄れ、聴きやすいハードロックに変化したことが、ヒットの要因と考えられます。

また、発売当時はレコードをパンティに包み、学校の勉強机を型取ったジャケットに入れるという、斬新な方法で販売されました。


Billion Dollar Babies

ken
キャッチーな曲からヘビーな曲まで、アリス・クーパーの良さが出ているアルバムだな。
kat
アリス・クーパーの大ヒット作だけあり、キャッチーで聴きやすいアルバムだね。

評価: 4.2

1973年に発売された6作目のアルバムで、全米チャート・全英チャートともに1位を記録し、アリス・クーパーのアルバムの中で最も売れた作品です。

ドノヴァン、キース・ムーン、マーク・ボランといった大物ゲストも参加しています。

ミドルテンポの曲が多く、「スクールズ・アウト」のような強力なナンバーは少ないものの、全体的に安定した質の高いアルバムとなっています。

「アリスは大統領」の邦題で知られるゴージャスなブラス・サウンドの「Elected」、ドノヴァンとのデュエット曲「Billion Dollar Babies」、メガデスがカバーしたキャッチーな「No More Mr. Nice Guy」など、良曲が多数収録されています。

歌詞にはホラー、歯医者恐怖症、セクハラなどのテーマが取り上げられており、まさにホラー・ショーを彷彿とさせる内容です。


Welcome To My Nightmare 悪夢へようこそ

ken
アリス・クーパーの演劇要素の強いロック・アルバムだな。ハードな曲は減ってきたな。
kat
このアルバムは、ABC-TV映画のサントラとして発表されたコンセプト・アルバムだね。

評価: 4.3

1975年に発売された8作目のアルバムで、アリス・クーパー初のソロ・アルバムです。

前作まではアリス・クーパー・バンド名義のアルバムでしたが、1974年にバンドが解散したため、本作以降のアルバムはアリス・クーパーのソロ名義となります。

本作では、ボブ・エズリンをプロデューサーに復帰させ、「スティーブンという名前の子供の悪夢を巡る旅」を描いたコンセプト・アルバムとなっています。

演劇的でホラー要素が強いものの、サウンドはドロドロしておらず、ブラス・セクションを使用するなど、楽しい曲が多く収録されています。

また、ガンズ・アンド・ローゼズもカバーした「Only Women Bleed」は、アリス・クーパーを代表するバラードの名曲です。


Killer

ken
アリス・クーパーのサウンドが確立し、後のパンクの登場に影響を及ぼしたアルバムだな。
kat
演劇的なステージを展開し、アリス・クーパーの存在を世に知らしめた名盤だね。

評価: 4.4

1971年に発売された4作目のアルバムで、前作「Love It to Death」と同様、ボブ・エズリンがプロデュースを手掛け、前作以上にパワーアップした作品です。

本作あたりから、演劇的要素を取り入れたステージ演出を行い、アリス・クーパーの音楽は「ショック・ロック」と呼ばれるようになりました。

ハードロックとパンクを合わせ持つサウンドは、前作と同様ですが、さらにプログレッシブ・ロックのような複雑な展開を持つ「Halo of Flies」や、ドアーズのジム・モリソンに触発されたドラマチックな「Desperado」など、魅力的な楽曲が多数収録されています。

本作は全米チャート21位、全英チャート27位を記録し、アリス・クーパーの出世作であり、アリス・クーパーのアルバムの中でも名盤と称される作品です。


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おすすめのライブ・アルバム

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アリス・クーパーの音楽

アリス・クーパーの音楽は、時代ごとに「サイケデリック」「ハードロック」「ショック・ロック」「ニューウェーブ」「ヘビーメタル」「グランジ」「ロックンロールへの原点回帰」に分けることができます。

1970年代は、演劇的な要素が強く、ロック音楽と過激な演劇的ショーを融合は「ショック・ロック」と呼ばれ、この時期に多くの名作が生まれています。

そのため、アリス・クーパーを知りたい場合は、まず「ショック・ロック」の時代のアルバムから聴くことをおすすめします。

1980年以降は、さまざまなジャンルに挑戦しているため、自分の好きな音楽スタイルのアルバムから聴き始めるのが良いかと思います。

それぞれの区分けしたアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【サイケデリックのアルバム】

  • Pretties For You(1969年):上級者向け
  • Easy Action(1970年):上級者向け

【ハードロックのアルバム】

  • Love It To Death エイティーン(1971年):中級者向け
  • Killer(1971年):初心者向け
  • Muscle of Love(1973年):上級者向け
  • Lace & Whiskey(1977年):上級者向け

【ショック・ロックのアルバム】

  • School’s Out(1972年):初心者向け
  • Billion Dollar Babies(1973年):初心者向け
  • Welcome To My Nightmare 悪夢へようこそ(1975年):初心者向け
  • Goes to Hell アリス・クーパー地獄へ行く(1976年):上級者向け
  • From the Inside 閉ざされた世界(1978年):中級者向け
  • DADA(1983年):中級者向け
  • Along Came a Spider(2008年):上級者向け
  • Welcome 2 My Nightmare(2011年):初心者向け

【ヘビーメタルのアルバム】

  • Constrictor(1986年):中級者向け
  • Raise Your Fist and Yell(1987年):中級者向け
  • Trash(1989年):初心者向け
  • Hey Stoopid(1991年):初心者向け
  • Paranormal(2017年):初心者向け
  • Road(2023年):中級者向け

【グランジのアルバム】

  • The Last Temptation(1994年):中級者向け
  • Brutal Planet(2000年):上級者向け
  • Dragontown(2001年):上級者向け

【ロックンロールへの原点回帰のアルバム】

  • The Eyes of Alice Cooper(2003年):中級者向け
  • Dirty Diamonds(2005年):中級者向け
  • Detroit Stories(2021年):中級者向け
  • The Revenge of Alice Cooper(2025年):初心者向け

まとめ

最後に、アリス・クーパーのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Killer 4.4
2位Welcome To My Nightmare 悪夢へようこそ 4.3
3位Billion Dollar Babies 4.2
4位School’s Out 4.0
5位The Revenge of Alice Cooper 3.9
6位Paranormal 3.8
7位Road 3.6
8位Welcome 2 My Nightmare 悪夢へようこそ 第2章 3.5
9位Trash 3.4
10位Hey Stoopid 3.2
11位The Last Temptation 3.15
12位Raise Your Fist and Yell 3.1
13位The Eyes of Alice Cooper 3.05
14位Constrictor 3.0
15位Detroit Stories 2.95
16位Dirty Diamonds/td>

2.9
17位From the Inside 閉ざされた世界 2.85
18位Love It to Death エイティーン 2.8
19位Muscle of Love 2.75
20位DaDa 2.7
21位Goes to Hell アリス・クーパー地獄へ行く 2.65
22位Dragontown 2.6
23位Brutal Planet 2.55
24位Along Came a Spider 2.5
25位Lace & Whiskey 2.45
26位Zipper Catches Skin 2.4
27位Special Forces 2.35
28位Easy Action 2.3
29位Pretties For You 2.25
30位Flush The Fasion 2.2

1970年代の「ショック・ロック」時代のアルバムがランキング上位を独占しましたが、TOP10内には1980年代以降のアルバムもランクインしています。

アリス・クーパーといえば、1970年代の過激な演劇的ショーに目がいきがちですが、近年のアルバムにも良作が多くあります。

そのため、1970年代のアルバムしか聴いたことがない方も、上記のランキングを参考にして、多くのアルバムを聴いてみることをおすすめします。

次回は、速弾きの王者 イングヴェイ・マルムスティーンの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。

アリス・クーパーのグッズ紹介

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