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Alice Cooper(アリス・クーパー)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバム
前回は、KISS(キッス)の全アルバム ランキングを行いましたので、
今回は、アメリカのグラムロック、ハードロック ミュージシャンであるAlice Cooper(アリス・クーパー)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
アリス・クーパーは1960年代後半にデビューし、グラム・ロックやハード・ロックを展開しました。
悪魔のようなメイクや、ニワトリを噛みちぎるといった過激で創造的なパフォーマンスによって、人気を博していきます。
1980年代に入ると一時的に勢いを失いましたが、1980年代後半から再び人気を集めました。
浮き沈みを繰り返しながらも、現在も活動を続けており、「キッス」や「エアロスミス」と並ぶアメリカン・ハードロック界の重鎮となっています。
その風貌からもわかるように目立ちたがり屋で、音楽活動のほかに俳優業にも取り組み、さらにアメリカ大統領選挙に出馬したこともありました。
音楽活動では、これまでに30枚のスタジオ・アルバムを発表しています。
そんなアリス・クーパーの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
アリス・クーパーのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
アリス・クーパーのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
アリス・クーパー アルバムランキング
Flush The Fasion

評価: 2.2
1980年に発売された12作目のアルバムで、1980年代らしいニューウェーブ色の強い作品です。
クイーンやカーズで知られるプロデューサー、ロイ・トーマス・ベイカーがプロデュースを手がけており、その影響からカーズのようなニューウェーブ・サウンドが展開されています。
しかし、それまでのアリス・クーパーのハード・ロック・サウンドとニューウェーブは相性が良くなく、中途半端な仕上がりとなってしまいました。
アルバムの収録時間は30分にも満たず、アリス・クーパーの全アルバムの中で最も短い作品となっています。
そのことからも、当時のアリス・クーパーが迷いと苦悩を抱えていたことがうかがえます。
アリス・クーパーの黒歴史の一枚といってもよいような内容です。
Pretties For You

評価: 2.25
1969年に発売された、アリス・クーパーの記念すべきデビュー・アルバムです。
当時の「アリス・クーパー」という名称は、個人名ではなくバンド名として使われていました。
この時点では、アリス・クーパーの音楽性はまだ確立しておらず、グラム・ロックやハード・ロックというよりも、サイケデリック・ロックに近いサウンドを展開しています。
実際、「シド・バレット時代のピンク・フロイドの影響が見られる」と評されており、
ギタリストのグレン・バクストンも「シド・バレットのギター演奏は、何時間でも聴き続けられる」と語っています。
商業的には全く成功しませんでしたが、後に過激さを増していくアリス・クーパーらしい毒はすでに感じられ、ハードなギターや不協和音を多用した耳障りな音響が、取り入れられています。
また、可愛らしいジャケットと音楽内容との不釣り合いさが、逆に強い印象を残します。
Easy Action

評価: 2.3
1970年に発売されたセカンド・アルバムで、前作「Pretties For You」のサイケデリック路線の延長線上の作品です。
アルバム名は、バンドのお気に入りだったミュージカル映画「ウエスト・サイド物語(West Side Story)」の一節から取られています。
音楽的には、前作よりも毒気が抜け、よりマイルドな仕上がりとなっています。
特に「Shoe Salesman」や「Beautiful Flyaway」といったメロディアスでキャッチーな楽曲、さらにブルース調の「Below Your Means」など、音楽的な幅の広がりが感じられます。
しかし当時の音楽評論家からの評価は厳しく、ローリング・ストーン誌は「面白いものは何もない」と酷評しました。
商業的にも振るわず、売上は惨敗に終わっています。
Special Forces

評価: 2.35
1981年に発売された13作目のアルバムで、アリス・クーパー自身が「ブラックアウト」と呼ぶ時期の最初の作品にあたります。
この頃のアリス・クーパーは、アルコール依存症の再発やドラッグの乱用により記憶が途切れることも多く、キャリアの中でも最も低迷していた時期でした。
そのため、アリス・クーパーは、この時期の作品群を「ブラックアウト」と総称しています。
しかし本作からは、そうした低迷を感じさせない力強さがあり、テクノ、インダストリアル、パンクを融合させたようなサウンドで、疾走感のある楽曲が多数収録されています。
もう少し低音を強調した重厚なサウンドであれば、さらに高く評価されていたであろうと感じる、惜しい一枚です。
前作「Flush The Fasion」と同様に本作もわずか34分と短く、収録曲「ジェネレーション・ランドスライド’81」はライブ・テイクで、曲数が足りなかったために追加された印象を受けます。
Zipper Catches Skin

評価: 2.4
1982年に発売された14作目のアルバムで、「ブラックアウト」期にあたる2作目の作品です。
前作「Special Forces」のようなテクノやインダストリアルの要素は薄れ、ハード・ロックとニュー・ウェーブをうまく融合させた内容となっています。
1980年のアルバム「Flush The Fasion」ではニュー・ウェーブ色が強すぎて、アリス・クーパー本来のハード・ロック・サウンドと噛み合っていませんでしたが、
本作ではハード・ロック色が再び強まり、そこに隠し味のようにニュー・ウェーブの要素が散りばめられ、バランスの取れた仕上がりになっています。
商業的には振るいませんでしたが、アリス・クーパー本人は「潜在意識の中で、いくつか良い曲を書いた」と語り、本作を評価しています。
Lace & Whiskey

評価: 2.45
1977年に発売された10作目のアルバムは、前作までの演劇的な作品から一転し、ストレートなロックンロールへと変化した作品です。
アリス・クーパーは、過去のダークで邪悪なイメージを払拭するため、何か新しいことに挑戦することを決意しており、その結果として音楽性も変化したと考えられます。
一方、この時期のアリス・クーパーはアルコール依存症に陥り、ニューヨークの療養所で治療を受けるなど、不安定な状態にありました。
本作は全米チャート42位、全英チャート33位と、商業的にも低迷しています。
本作発売時の1977年はパンク・ロックが勃興した時期であったため、もし本作がロックンロールではなく、パンクへ原点回帰していたならば、商業的に低迷することはなかったとも思えます。
Along Came a Spider

評価: 2.5
2006年に発売された25作目のアルバムは、久々にロック・ホラー・ショーのスタイルを展開した作品です。
ホラー映画をテーマにしたコンセプト・アルバムで、インダストリアルやハード・ロックを基調としています。
キャッチーな楽曲は少なく、重く暗い曲調が中心です。
「Vengeance is Mine」ではスラッシュがリード・ギターを担当し、「Wake The Dead」ではオジー・オズボーンがボーカルでゲスト参加しています。
メロディアスな曲が少ないためとっつきにくさがありますが、「Killed by Love」のようなアリス・クーパーらしいバラードも収録されています。
本作は米国チャートで53位を記録し、「ヘイ・ストゥーピッド」以来の高順位となりました。
Brutal Planet

評価: 2.55
2000年に発売された21作目のアルバムで、1970年代のアリス・クーパーを彷彿とさせる、暗く絶望的な雰囲気を持つ作品です。
ただし、サウンドは1970年代のグラムロックやハードロックとは異なり、インダストリアルやモダンヘヴィネスを基調としています。
暗く重い楽曲が中心ですが、合間に疾走曲を挟むことで、飽きずに最後まで聴き通すことができます。
1980年代中頃以降、アリス・クーパーの音楽性は大きく変化してきました。
ヘビーメタル、LAメタル、グランジと移行してきた後、本作ではインダストリアルへと進化しています。
本作発売時、アリス・クーパーは50代に差し掛かっていましたが、なお挑戦を続ける姿勢に、アリス・クーパーのバイタリティーを感じさせます。
Dragontown

評価: 2.6
2001年に発売された22作目のアルバムで、前作「ブルータル・プラネット」の続編にあたる作品です。
本作も前作同様、インダストリアルやモダンヘヴィネスを基調としたサウンドを継承していますが、前作よりもヘビーメタル色が強まっています。
インダストリアル・サウンドが好きな人には好評ですが、昔からのアリス・クーパー・ファンには受け入れられず、全米チャートでは197位と過去最低の順位となってしまいました。
また、本作からシングルカットされた曲はなく、アルバム自体もほとんど知られていないことから、アリス・クーパーのマニア向けの作品と言えます。
Goes to Hell アリス・クーパー地獄へ行く

評価: 2.65
1976年に発売された9作目のアルバムで、前作「Welcome To My Nightmare」の続編にあたるコンセプト・アルバムです。
前作の続編とはいえ、演劇的な要素は減り、アルバム全体の統一感はあまりありません。
ミドル・テンポのヘビーな曲、ファンキーな曲、バラード、ジャジーな曲など、さまざまなタイプの楽曲が収められています。
本作の注目曲は「I Never Cry」で、アリス・クーパー自身のアルコール依存症問題をテーマにしたバラードです。
全体的に初期の破天荒なハードロック曲は減り、アリス・クーパーの落ち着いた一面がうかがえます。
このアルバム以降、アリス・クーパーの低迷期が始まっていきます。
DaDa

評価: 2.7
1983年に発売された15作目のアルバムで、ブラックアウト時期の最後の作品です。
オープニングナンバーのホラー映画に似合いそうな不気味な「DaDa」から、アリス・クーパーらしさが表れており、全体的に不可思議な雰囲気を持ったアルバムとなっています。
久しぶりにボブ・エズリンがプロデュースを担当したことで、演劇的な要素が復活し、ブラックアウト時期の中では最も完成度の高い作品となりました。
このアルバムは、アリス・クーパーの第二の全盛期の足掛かりにもなっています。
遠くから見ると骸骨に見えるインパクトの強いジャケットの絵は、サルバドール・ダリの作品「ヴォルテールの消えた胸像のある奴隷市場」に基づいています。
Muscle of Love

評価: 2.75
1973年に発売された7作目のアルバムで、アリス・クーパー・バンドとしての最後の作品です。
次作以降は、アリス・クーパーのソロ活動へと移行していきます。
本作では、3rdアルバム「エイティーン」から続いていたボブ・エズリンのプロデュースから離れ、エンジニアのジャック・リチャードソンとジャック・ダグラスがプロデュースを担当しました。
「スクールズ・アウト」や「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」に見られたミュージカル的な演劇要素はなく、シンプルなロックンロールのアルバムに仕上がっています。
本作にもライザ・ミネリやザ・ポインター・シスターズなど、豪華なゲストが参加しています。
前作「ビリオン・ダラー・ベイビーズ」と比べると売上は落ちましたが、それでも全米チャート10位と好成績を収めました。
Love It to Death エイティーン

評価: 2.8
1971年に発売された3作目のアルバムで、ボブ・エズリンをプロデューサーに迎え、ワーナー・ブラザーズから発表されたメジャー・デビュー・アルバムです。
1stアルバムと2ndアルバムは、サイケデリック色の強い実験的な作品であったため、売上は振るいませんでした。
しかし本作では、ストレートなハードロック路線へと方向転換し、商業的に初めて成功を収めました。
本作からシングルカットされた「I’m Eighteen」は、全米チャートで最高21位を記録するヒットとなりました。
全体的に、ハードロックとパンクを融合させたようなサウンドが特徴で、現在ではブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルと並び、ヘビーメタル・サウンドの基礎を築いたアルバムの一つとみなされています。
本作の注目曲は、ドラマチックで感動的なバラード「Ballad of Dwight Fry」で、この曲は後のアリス・クーパー作品におけるバラードの原点となった名曲です。
From the Inside 閉ざされた世界

評価: 2.85
1978年に発売された11作目のアルバムで、アルコール依存症の治療のためにニューヨークの施設で過ごしていた時期を題材にしたコンセプト・アルバムです。
コンセプトの内容を反映するように、ジャケットには、緑がかったアリス・クーパーの病的な姿を写した写真が使われています。
しかし、音楽面ではコンセプトとは対照的に、ノリの良い明るい楽曲が多く収録されています。
長年タッグを組んでいたプロデューサーのボブ・エズリンと訣別し、新たにデイヴィッド・フォスターをプロデューサーに迎えたことで、よりポップで明るい作風へと変化し、完成度の高い作品となりました。
本作からシングル・カットされた「How You Gonna See Me Now」は、全米チャートで最高12位を記録するヒットとなりました。
Dirty Diamonds

評価: 2.9
2005年に発売された24作目のアルバムで、前作「ジ・アイズ・オブ・アリス・クーパ」と同様、かつてのロックンロールへ回帰した作品です。
前作が明るくノリの良い楽曲中心だったのに対し、本作では、やや落ち着いたロックンロール・サウンドを展開しています。
キラー・チューンと呼べる曲はないものの、全体的にリラックスした雰囲気の良質な楽曲が揃っています。
また、ロックンロール・ナンバーだけでなく、泣きのギターが印象的なブルース曲「Six Hours」や、ザ・レフト・バンクのヒット曲「プリティ・バレリーナ」のカヴァーなど、味わい深い楽曲も収録されています。
本作は、ビルボードのトップ・インディペンデント・アルバム・チャートで最高17位を記録し、久々のチャートインを果たしました。
Detroit Stories

評価: 2.95
2021年に発売された28作目のアルバムで、アリス・クーパー・グループ時代のパンク、メタル、ショック・ロックを踏襲した作品です。
オープニング・ナンバーであるベルベット・アンダーグラウンドのカヴァー曲「ロックンロール」が本作を象徴しており、かつてのロックンロールのスピリットを感じさせます。
さらに「$1000 High Heel Shoes」では、女性コーラスやブラス・セクションを取り入れ、ソウル・ミュージックにも挑戦しています。
本作は、ビルボードのトップ・アルバム・セールス・チャートで初登場1位を獲得し、アリス・クーパーにとって同チャートで初の首位となりました。
ここにきて良作を立て続けに発表していることで、アリス・クーパーが今なお健在であることを印象づける作品となりました。
Constrictor

評価: 3.0
1986年に発売された16作目のアルバムで、ブラックアウト時代の低迷期から抜け出し、アリス・クーパーの本格的な復活を印象づけた作品です。
アリス・クーパーは、前作「DADA」発表後にアルコール依存症が悪化し、治療のため約3年間の隠遁生活を送っていました。
本作は、その3年間の沈黙を経ての復帰作であり、音楽性もL.A.メタルを思わせるメロディアスなヘビーメタルへと変化しており、アリス・クーパーの再起への意志が感じられるアルバムとなりました。
本作を象徴する要素のひとつが、新ギタリストのケイン・ロバーツの加入です。
ケイン・ロバーツの派手でパワフルなギター・プレイによって、作品全体に華やかさとエネルギーが加わっています。
収録曲「He’s Back」は、映画「13日の金曜日 PART6」のテーマ曲として使用され、ヒットを記録しました。
アルバム自体も、久々に全米チャートへランクインし、最高59位を記録しています。
The Eyes of Alice Cooper

評価: 3.05
2003年に発売された23作目のアルバムで、前々作「Dragontown」、前作「ブルータル・プラネット」で展開されたインダストリアルやモダン・ヘヴィネス路線とは異なり、原点であるロックンロール・サウンドへと回帰した作品です。
特にパンキッシュな楽曲が多く、「もしパンクが勃興した1970年代末にこのサウンドをやっていれば、きっと大ヒットしていただろう」と思わせる内容となっています。
アリス・クーパーは、L.A.メタルやグランジに挑戦した際も、常に時代のピークを過ぎてから取り入れる傾向があり、本作にもそうした時代遅れなところを感じます。
しかし、たとえ時代遅れであっても、ノリの良さとキャッチーな魅力が感じられ、アリス・クーパーの作品群の中でも良作と呼べるアルバムに仕上がっています。
Raise Your Fist and Yell

評価: 3.1
1987年に発売された17作目のアルバムで、前作「Constrictor」の路線をさらにヘビーメタル色を強くしたような作品です。
オープニング・ナンバーの「Freedom」を聴けば、その迫力に圧倒されます。
2曲目の「Lock Me Up」には、映画「エルム街の悪夢」でフレディ・クルーガーを演じたロバート・イングランドがゲスト参加しています。
また、「Prince of Darkness」は、ジョン・カーペンター監督のホラー映画「パラダイム」で使用されました。
ちなみに、アリス・クーパー自身もこの映画にちょい役で出演しています。
本作でも前作に続き、ギタリストのケイン・ロバーツが活躍しており、前作以上に派手でパワフルなギター・プレイを披露しています。
L.A.メタルが好きな人には特におすすめのアルバムです。
次は、10位 → 1位 です。
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