AC/DC 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第5位
For Those About to Rock We Salute You 悪魔の招待状

ken
オープニング・ナンバーの「For Those About to Rock (We Salute You)」が有名曲で、大砲の音が印象的だな。
kat
前作「Back in Black」の勢いそのまま、更にヘビーさが増しているね。

評価: 3.5

1981年発売の7作目のアルバムで、AC/DCのアルバムの中でも、ヘビーなアルバムです。

前作「Back in Black」の延長線上のようなアルバムですが、更にヘビーさが増しメタル要素が強くなっています。

有名曲は、オープニング・ナンバーの「For Those About to Rock (We Salute You)」ぐらいしかありませんが、全体的に良質な曲が揃っています。

このオープニング・ナンバーの「For Those About to Rock (We Salute You)」の後半では、ジャケットに描かれている大砲の音が連発します。

この曲は、ライブでの定番曲となり、ライブでは、本物の大砲で、音を鳴らしています。

前作「Back in Black」よりも売上は落ちましたが、それでも、全米チャート初の1位を記録し、全英チャートでは3位と、前作の勢いが保たれています。

第4位
The Razors Edge

ken
1980年中頃の低迷期から、完全に復活したアルバムだな。キャッチーであるが、AC/DCらしさが出ているアルバムだな。
kat
このキャッチーさは、ブルース・フェアバーンのプロデュースが大きいね。1990年代の名作のアルバムだね。

評価: 3.6

1990年発売の11作目のアルバムで、ボン・ジョヴィやエアロスミスのプロデュースで有名なブルース・フェアバーンをプロデューサーに起用して製作されたアルバムです。

そのためか、ギターの音が近代的になり、キャッチーな曲が増えています。

オープニング・ナンバーの「Thunderstruck」のイントロのギターから、今までのAC/DCとは異なることが分かります。

オープニング・ナンバーの後、「Fire Your Guns」「Moneytalks」「The Razors Edge」と必殺曲が続くために、後半がちょっと弱い印象は受けますが、それでも、本作は、名作に値します。

キャッチーでありながら、AC/DCの縦ノリのロックンロールは健在で、AC/DCの貫禄を見せつけています。

全米チャート2位、全英チャート4位と完全に、全盛期の勢いが戻りました。


Let There Be Rock ロック魂

ken
このアルバムは、AC/DCのアルバムの中で、最もハード・ロックしているアルバムだな。縦ノリのギターリフが炸裂しているな。
kat
AC/DCの名曲「LET THERE BE ROCK」「WHOLE LOTTA ROSIE」で、ノックアウトされてしまうね。

評価: 4.0

1977年発売の3作目のアルバムで、初期のAC/DCの最高傑作であり、名盤に値するアルバムです。

世間一般的には、AC/DCの名盤と言えば、「Highway to Hell」と「Back in Black」が挙げられますが、本作も負けていません。

AC/DCのアルバムの中で、最も、音がぶ厚くヘビーな作品です。

特に、「LET THERE BE ROCK」「WHOLE LOTTA ROSIE」は、ハードロック界の楽曲の中でも、名曲に値します。

この2曲以外も、ヘビーな曲ばかりが収録されており、最初からハイテンションで、最後まで一気に突っ走っていきます。

本作で、AC/DCは、英国を中心に一躍脚光を浴びるバンドに急成長しました。


Back in Black

ken
ボーカルがブライアン・ジョンソンに代わり、大人のロックンロールのアルバムに変わったな。
kat
ボン・スコットの死をバネに、更にパワーアップし、世界的に大ブレークしたアルバムだね。

評価: 4.3

1980年発売の6作目のアルバムで、ボン・スコットの死後、ブライアン・ジョンソンがヴォーカルに変わって発表された最初のアルバムです。

AC/DCのアルバムの中で最も売れたアルバムであり、世界で3番目に売れたモンスター・アルバムです。

ちなみに、1番売れたアルバムは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」、2番目に売れたアルバムは、イーグルズの「イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975」です。

前作「Highway to Hell」は、ノリの良い明るいロックンロールの名盤だったのに対して、本作は、陰のある暗めのロックンロールの名盤です。

ボン・スコットの追悼と思わせる哀愁のある荘厳な「Hells Bells」から始まり、2曲目以降は、グルーヴ感全開のハードロックが展開されていきます。

ブライアン・ジョンソンのしゃがれたハイトーン・ボーカルは、好き嫌いが分かれそうですが、本作は、そのブライアン・ジョンソンの歌声が上手くいかされています。

全英チャート1位、全米チャート4位を記録しました。


Highway to Hell 地獄のハイウェイ

ken
このアルバムは、最高のロックンロールのアルバムで、ボン・スコットのためにあるようなアルバムだな。
kat
これまでのアルバムよりも音が洗練され、メジャー感が出てきたアルバムだね。ボン・スコットの遺作になってしまったのは残念だね。

評価: 4.5

1979年発売の5作目のアルバムで、ボン・スコット時代の集大成のアルバムです。

今までのアルバムよりも洗練され、全曲ハードなロックンロールを展開しており、ロックンロールとは何かを教えてくれる歴史的な名盤です。

日本では、AC/DCの認知度が低いため、馴染みがないかもしれませんが、オープニング・ナンバーの「Highway to Hell」は、ハード・ロックの名曲で、世界的に有名な曲です。

本作は、ギターの演奏はもちろんのこと、ボン・スコットの全編に渡るシャウト・ボーカルが煌びやかで、歌唱力の凄さが分かります。

ボン・スコットは、本作発表後の翌年2月に、大量のアルコール飲酒により急死してしまいます。

本作を聞くと、ボン・スコットの死が残念でなりません。

AC/DCのライブ・アルバム

    If You Want Blood You’ve Got It ギター殺人事件

  • 「Powerage」発売後の1978年4月に、スコットランド・グラスゴーのアポロ シアターで行われたコンサートの模様を収録したAC/DC初の公式ライブ・アルバムです。AC/DCの持つ縦ノリ ギター・リフの曲が満載のアルバムです。
  • ボン・スコット時代の集大成的なアルバムであり、ボーカル、ギター、リズム隊全てが最高で、体が勝手に動いてしまうノリの良さがあります。ロックのライブ・アルバムの名盤に値します。
    Live

  • 「The Razors Edge」発売後の1990年〜91年に行われたツアーの模様を収録した2枚組のライブ・アルバムです。曲数を減らした1枚組も発売されていますが、ぜひ、2枚組の方を聞くことをおすすめします。
  • シンプルな縦ノリのギター・リフの曲は、ライブ映えし、「If You Want Blood You’ve Got It」と同様、本作も、ロックのライブ・アルバムの名盤と言えます。
  • AC/DCは、ベスト盤を発表していないため、本作を、ベスト・アルバムとして聞くのにも最適です。残念なのは、曲間の歓声がフェード・イン、フェード・アウトして、ぶつ切りに編集されてしまっていることです。それ以外は、最高のライブ・アルバムです。
    Live at River Plate

  • 「ブラック・アイス・ワールド・ツアー」から、2009年12月ブエノスアイレスでのコンサートの模様が収録されたライブ・アルバムです。本作は、マルコム・ヤングが健康不良のため2014年に引退する前に録音された最後のアルバムとなります。
  • ブライアン・ジョンソンのボーカルに衰えを感じるものの新旧のAC/DCの名曲が詰まっており、本作を聞くと、今も昔もAC/DCの音楽性は何も変わっていないことがよく分かります。
  • このブエノスアイレス公演は3日間で20万人以上を動員したことから、歓声が物凄く、熱気に溢れています。


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AC/DCのメンバー

AC/DCは、マルコム、アンガスのヤング兄弟を中心としたバンドで、ボーカルは、ボン・スコットが担当していましたが、1980年に死去して以降、ブライアン・ジョンソンがボーカルを担当しています。

以下に、AC/DCの主要メンバーを紹介します。

  • アンガス・ヤング(リード・ギター担当)
    オリジナル・メンバーで、AC/DCの中心人物です。
    デビュー時から一貫して、ギブソンSGを愛用し、アドリブを得意としています。
    控えめなマルコムとは異なり、ブレザー、半ズボンにランドセルを背負ったスクールボーイスタイルがトレードマークで、ステージ上では、おバカキャラとして、目立つ存在です。
    AC/DCでは、数々の縦ノリ ギターリフを作り出し、AC/DCの独特なサウンドを形成しました。

  • マルコム・ヤング(リズム・ギター担当)
    オリジナル・メンバーで、AC/DCのまとめ役の人物でした。
    スクールボーイスタイルの弟のマルコムとは異なり、陰でたんたんとギター演奏をするため、ステージ上では、地味な存在でした。
    一方で、私生活では、1980年代後半にアルコール依存症に陥り、ステージに立てなかった時期もありました。
    その後、アルコール依存症を克服するも、認知症を煩い、2017年に64歳でお亡くなりになりました。

  • クリフ・ウィリアムズ(ベース担当)
    AC/DC加入前は、ホームというバンドに所属していました。
    AC/DCには、初代ベーシストだったマーク・エヴァンスがバンドを解雇された後任として、アルバム「Powerage」から参加しました。
    2016年に、健康の悪化を理由に、AC/DCを脱退し、音楽活動からも引退しますが、2018年からAC/DCに復帰し、現在でも、AC/DCのメンバーとして活躍しています。

  • フィル・ラッド(ドラム担当)
    AC/DCには、1stアルバム「High Voltage」から参加していますが、2度、バンドを脱退しています。
    1度目は、薬物問題やマルコム・ヤングとの対立で解雇され、2度目は、不祥事によりバンドを解雇されました。
    1度目の脱退後は、ヘリコプター会社を買収し、音楽業界から引退していましたが、1991年にバンドに復帰しました。
    2度目の脱退は、一時的なものであり、間もなく、2018年にバンドに復帰し、現在でも、AC/DCのメンバーとして活躍しています。
  • ボン・スコット(ボーカル担当)
    AC/DCには、初代ボーカリスト デイヴ・エヴァンスに代わって、1974年から加入しました。
    ボン・スコットの明るいシャウト・ボーカルは、AC/DCの縦ノリのロックにぴったりでしたが、1980年に大量の飲酒により、突然死します。
    ボン・スコットの死後、AC/DCのメンバーは活動休止を考えていましたが、ボン・スコットも継続を望んでいるだろうと、ブライアン・ジョンソンをボーカルに迎え入れて、活動を継続しました。
  • ブライアン・ジョンソン(ボーカル担当)
    AC/DCの3代目のボーカリストで、ボン・スコットの死後、AC/DCに加入しました。
    ボン・スコットの明るいシャウト・ボーカルとは異なり、ハスキーなボーカルは、AC/DC加入直後、批判がありました。
    しかし、ブライアン・ジョンソン加入後の最初のアルバム「Back in Black」は、過去最大の大ヒットを記録し、ブライアン・ジョンソンは、AC/DCに定着しました。
    2016年4月には、聴力問題により、ワールドツアーを途中降板しますが、2018年に聴力問題が解決しバンドに復帰しました。
    現在でも、AC/DCのボーカリストとして活躍しています。

AC/DCの音楽

AC/DCの音楽は、1srアルバムから現在まで、何も変わることなく、縦ノリのロックンロールを続けています。

日本人の好むメロディアスな音楽とは異なるため、日本では、馴染みが薄いですが、この縦ノリのロックンロールにハマってしまうと、抜け出せなくなる中毒性があります。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • High Voltage(1976年):中級者向け
  • Dirty Deeds Done Dirt Cheap 悪事と地獄(1976年):中級者向け
  • Let There Be Rock ロック魂(1977年):初心者向け
  • Powerage(1978年):上級者向け
  • Highway to Hell 地獄のハイウェイ(1979年):初心者向け
  • Back in Black(1980年):初心者向け
  • For Those About to Rock (We Salute You) 悪魔の招待状(1981年):中級者向け
  • Flick of the Switch 征服者 (1983年):上級者向け
  • Fly on the Wall(1985年):上級者向け
  • Blow Up Your Video(1988年):初心者向け
  • The Razors Edge(1990年):初心者向け
  • Ballbreaker(1995年):上級者向け
  • Stiff Upper Lip(2000年):上級者向け
  • Black Ice 悪魔の氷(2008年):中級者向け
  • Rock or Bust(2014年):中級者向け
  • Power Up(2020年):中級者向け

まとめ

最後に、AC/DCのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Highway to Hell 地獄のハイウェイ 4.5
2位Back in Black 4.3
3位Let There Be Rock ロック魂 4.0
4位The Razors Edge 3.6
5位For Those About to Rock We Salute You 悪魔の招待状 3.5
6位Dirty Deeds Done Dirt Cheap 悪事と地獄 3.4
7位Powerage 3.3
8位High Voltage 3.2
9位Blow Up Your Video 3.0
10位Rock or Bust 2.95
11位Black Ice 悪魔の氷 2.9
12位Power Up 2.85
13位Stiff Upper Lip 2.8
14位Flick of the Switch 征服者 2.7
15位Ballbreaker 2.6
16位Fly on the Wall 2.5

ボン・スコット最後のアルバム「Highway to Hell 地獄のハイウェイ」と、ブライアン・ジョンソン加入後の最初のアルバム「Back in Black」が、1位、2位になりました。

共にAC/DCの代表作であり、AC/DCの魅力が詰まっているアルバムです。

その他のアルバムも、良作ばかりですので、上記のランキングを参考に多くのAC/DCのアルバムを聴いてもらいたいと思っています。

AC/DCは、世界中で人気のあるバンドですが、日本の音楽にはマッチしないのか、日本では、知名度が低いように思えます。

もっと、日本の中でも、人気が出てくれることを願っています。

次回は、奇抜なメイクで有名なキッスの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。


AC/DCのグッズ紹介

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