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AC/DC 全アルバム ランキング|名盤、おすすめアルバムの紹介
前回は、ペイン・オブ・サルヴェイションの全アルバム・ランキングを行いましたので、
今回は、オーストラリアのHR/HMバンド AC/DCの全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
AC/DCは、1973年にマルコムとアンガスの兄弟を中心に結成されました。
AC/DCの音楽は、独特のミドルテンポのギターリフを軸にしたハードロックが特徴で、ハードロックによく見られる疾走曲はほとんどありません。
結成当初から現在に至るまで、その音楽性に大きな変化は見られません。
AC/DCは、デビュー当時から地元オーストラリアで高い人気を誇っていましたが、7thアルバム「Highway to Hell」のヒットをきっかけに、世界的な人気バンドへと成長しました。
しかし、人気絶頂の最中である1980年に、ボーカルのボン・スコットが急逝し、バンドは存続の危機に直面します。
その後、新ボーカリストのブライアン・ジョンソンが加入し、さらに人気を博し、8thアルバム「Back in Black」は、全世界で5,000万枚以上を売り上げる大ヒット作となりました。
そんなAC/DCの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。
AC/DCのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
AC/DCのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
AC/DC アルバムランキング
Fly on the Wall

評価: 2.5
1985年に発売された9作目のアルバムで、1980年代のAC/DC低迷期の真っ只中にリリースされた作品です。
それまでのアルバムに比べるとキャッチーな曲が増え、ポップな要素が見られます。
それはそれで魅力的ではあるものの、サウンド全体がスカスカになり、AC/DCらしい重厚さが失われてしまいました。
世間的にも評価の低いアルバムで、もう少し疾走感のある曲や重厚なサウンドがあれば、評価は変わっていたかもしれません。
本作の中では、最もヘヴィな「Fly on the Wall」と、アグレッシブなギターリフが印象的な「Playing With Girls」あたりが聴きどころですが、それ以外にはあまり魅力的な楽曲は見られません。
全米チャート32位、全英チャート7位と、売上も低迷してしまいました。
Ballbreaker

評価: 2.6
1995年に発売された12作目のアルバムで、アデルやスリップノットなどのプロデュースでも知られるリック・ルービンを迎えて制作された作品です。
本作は、非常に丁寧に作り込まれており、これまでのAC/DCにあった荒削りで勢いのある曲が薄れ、全体的に渋く落ち着いたアルバムに仕上がっています。
とはいえ、決して悪いアルバムではなく、聴けば聴くほど味わいが増すスルメ盤です。
この音作りには、リック・ルービンのプロデュースによるところが大きく影響していると思われます。
また、本作によってAC/DCは、単に縦ノリのロックンロールだけのバンドではないことを証明しました。
世間的な評価は高くないものの、全米チャート4位、全英チャート6位と、セールス面では好成績を残しています。
Flick of the Switch 征服者

評価: 2.8
1983年に発売された8作目のアルバムで、過去3作(「Highway to Hell」「Back in Black」「For Those About to Rock (We Salute You)」)を手がけたロバート・ジョン・ランジのもとを離れ、セルフ・プロデュースで制作された作品です。
スローテンポな楽曲が多く、全体的に盛り上がりに欠ける点や、音のこもりがちなことが影響して、世間的な評価はあまり高くありません。
全体的に、AC/DCの勢いが衰え始めた印象を受け、売上面でもこれまでの作品より落ち込んでしまいました。
それでも、ヘビーなオープニング・ナンバー「Rising Power」や、疾走感あふれる「Landslide」など、印象的な楽曲が収録されているのはさすがAC/DCといえます。
本作を境に、AC/DCは低迷期へと突入していくことになります。
Stiff Upper Lip

評価: 3.0
2000年に発売された13作目のアルバムで、前作「Ballbreaker」の延長線上にある、渋みの増したAC/DCを堪能できる作品です。
プロデューサーは、ヤング兄弟の次兄であるジョージ・ヤングが担当しています。
ミドルテンポの楽曲が淡々と続くため、一聴すると地味な印象を受けますが、どの曲もクオリティが高く、「Ballbreaker」同様、聴けば聴くほど味わいが増すスルメ盤です。
前作よりも活力が戻り、ブルース・ハードロック的な要素も随所に感じられます。
ブライアン・ジョンソンのボーカルにも円熟味が増し、熟練した大人のAC/DCを感じさせる内容となっています。
全米チャート7位、全英チャート12位を記録しました。
Power Up

評価: 3.2
2020年に発売された16作目のアルバムで、2017年に亡くなったマルコム・ヤングへの謝意を表した作品です。
前作「Black Ice」のツアー後、リードシンガーのブライアン・ジョンソン、ドラマーのフィル・ラッド、ベーシストのクリフ・ウィリアムズが相次いで脱退し、AC/DCは一時活動停止状態にありました。
しかし、マルコム・ヤングの葬儀でメンバーが再会したことをきっかけに、脱退していたメンバーが復帰し、本作の制作・発表へとつながりました。
音楽性はこれまでのAC/DCと変わらず、ミドルテンポを主体とした縦ノリのロックンロールが展開されています。
本作は世界21カ国のチャートで1位を獲得し、今なおAC/DCが世界中で愛され続けていることを示しました。
Blow Up Your Video

評価: 3.3
1988年に発売された10作目のアルバムで、1980年代中頃の低迷期から脱出を果たした作品です。
オープニングを飾る「Heatseeker」と「That’s the Way I Wanna Rock ‘n’ Roll」の2曲を聴けば、かつてのAC/DCらしい勢いが完全に復活していることが分かります。
さらに、ダンサブルな「Meanstreak」や、哀愁漂うメロディーと泣きのギターが印象的な「Two’s Up」など、これまでにない新しいアプローチも見られ、聴き応えのある内容となっています。
また、低迷期を吹き飛ばすかのようなエネルギッシュなジャケットからも、当時のAC/DCの気迫が伝わってきます。
本作は売上も好調で、全英チャート2位、全米チャート12位を記録するなど、商業的にも成功を収めました。
Rock or Bust

評価: 3.4
2014年に発売された15作目のアルバムで、病気療養中のマルコム・ヤングに代わり、ヤング兄弟の甥であるスティーヴィー・ヤングが加入して制作された作品です。
本作の発表前後には、マルコム・ヤングの病気による脱退、フィル・ラッドの不祥事による離脱、さらにブライアン・ジョンソンがツアー中に聴力障害の悪化で離脱するなど、AC/DCにとって激動の時期となりました。
それにもかかわらず、本作は重厚感を増し、荒々しくも骨太なロックンロールが詰まった良質なアルバムに仕上がっています。
なお、本作のツアーでブライアン・ジョンソンが離脱した際には、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズが代役ボーカルを務めました。
本作もヒットを記録し、全米チャート3位、全英チャート3位という好成績を収めています。
Black Ice 悪魔の氷

評価: 3.5
2008年に発売された14作目のアルバムで、前作「Stiff Upper Lip」から約8年ぶりのリリースとなりますが、年齢を重ねた印象は一切なく、元気いっぱいのロックンロールを聴かせてくれています。
前作「Stiff Upper Lip」や前々作「Ballbreaker」が渋みのある大人のロック・アルバムだったのに対し、本作では若々しくノリの良い曲が増えています。
AC/DCらしいシャープなギターリフの楽曲に加え、キャッチーでポップな「Anything Goes」や、バラード調の「Rock ‘N Roll Dream」など、まだまだ挑戦を続けています。
本作は全米チャート・全英チャートで1位を獲得したほか、29か国のチャートでも1位を記録する大ヒットとなりました。
High Voltage

評価: 3.6
1976年に発売された、AC/DCの記念すべきデビューアルバムです。
正確に言うと、本作はワールドワイド盤であり、オーストラリア盤の1stアルバム「High Voltage」と2ndアルバム「T.N.T」から楽曲が選ばれています。(オーストラリア盤「High Voltage」から2曲、「T.N.T」から7曲が収録されています。)
本作では、すでにAC/DCの骨格が出来上がっており、シンプルなギターリフと縦ノリのロックンロールが展開されています。
中でもおすすめの曲は、「T.N.T おい、おい、おい」の合唱が印象的な「T.N.T」と、バグパイプの演奏が特徴的な「It’s a Long Way to the Top (If You Wanna Rock ‘n’ Roll)」です。
オーストラリア盤の「High Voltage」と「T.N.T」を手に入れることができれば、本作を聴く必要はありませんが、現在ではオーストラリア盤を入手するのは困難な状況となっています。
Powerage

評価: 3.7
1978年に発売された4作目のアルバムで、アンガス・ヤングの切れ味鋭いギターが特徴的な作品です。
前作「Let There Be Rock」と次作「Highway to Hell」という名作に挟まれているため、AC/DCのアルバムの中では地味に感じられるかもしれません。
しかし、ハイテンションな疾走曲「Riff Raff」や、名ギターリフが光る「Sin City」などの名曲が収録されており、内容は非常に充実しています。
ジャケットのイメージ通り、聴くと痺れるアルバムです。
また、本作発表後のワールドツアーの模様を収録したライブアルバム「If You Want Blood You’ve Got It」も、切れ味のある最高のライブ作品ですので、本作と合わせて聴くことをおすすめします。
Dirty Deeds Done Dirt Cheap 悪事と地獄

評価: 3.8
1976年に発売されたセカンド・アルバムで、スローな曲からアップテンポな曲まで、バラエティ豊かな作品です。
オーストラリア盤とワールドワイド盤では一部収録曲が異なり、ワールドワイド盤には「LOVE AT FIRST FEEL」と、アルバム「T.N.T.」に収録されていた「ROCKER」が追加される一方で、「Jailbreak」が外されています。
本作には、スローで気だるいバラード「Ride On」、疾走感あふれるハードロックの「Rocker」、ベースリフ主体の「Squealer」など、AC/DCには珍しいタイプの楽曲も収録されています。
そうした珍しい曲がある一方で、シンプルなギターリフの「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」や「Problem Child」など、AC/DCらしさも発揮されています。
本作は「Back In Black」の大ヒット後にアメリカで注目を集め、最終的には全米チャートで3位を記録しました。
次は、5位 → 1位 です。
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