Yngwie Malmsteen(イングヴェイ・マルムスティーン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

第10位
World On Fire

ken
イングウェイのいつものスタイルであるが、イングウェイのボーカルが向上していることが分かるな。
kat
インストゥルメンタルのギターは、さすがイングウェイといった凄さが出ているね。

評価: 3.3

2016年に発売された20作目のアルバムで、前作「Spellbound」から4年ぶりにリリースされた作品です。

前作同様、本作もインストゥルメンタル曲が大半を占めており、ボーカル曲は3曲のみで、いずれもイングヴェイ本人がボーカルを担当しています。

なお、前作では全ての楽器をイングヴェイ自身が演奏していましたが、本作ではドラムに外部ミュージシャンを起用しています。

音質の悪さについては、いつも通り改善されていませんが、前作に比べると聴きどころのある楽曲が増えています。

特にボーカル曲では、イングヴェイの歌唱力が向上しているのが分かり、このレベルであれば外部のボーカリストを起用しなくても十分に成立していると感じられます。

全体的に、迫力あるギターの速弾きが冴えわたり、王者イングヴェイの風格が漂う作品です。

第9位
Fire & Ice

ken
昔のクラシカルなヘビーメタルのサウンドに戻り、イングウェイの派手なギタープレイが戻ってきたな。
kat
15曲収録とボリュームのあるアルバムだね。その分、冗長な曲が多い印象を受けるね。

評価: 3.4

1992年に発売された6作目のアルバムで、ドラマー以外は前作「Eclipse」と同じメンバーで制作されています。

ただし、北欧メタル色の強かった前作とは異なり、本作ではストリングスを導入するなど、よりクラシカルなサウンドへと変化を遂げています。

その象徴的な楽曲が「Cry No More」で、間奏にはバッハ作曲の「バディネリ」のフレーズが取り入れられています。

本作は、良曲と捨て曲の差がはっきりしていますが、中でも、妙にキャッチーな「Teaser」、疾走感あふれる「No Mercy」、そして速弾きが炸裂する「Forever Is a Long Time」は、特におすすめの曲です。

リリース当時は、イングヴェイの日本での人気が絶頂に達しており、オリコンチャートでは1位を獲得しました。

ちなみに、その翌週には93位に急落し、オリコンチャートで1位から最も下落した作品となりました。

第8位
Alchemy

ken
イングウェイのギターの速弾きが目立っているな。マーク・ボールズのハイトーン・ボーカルも物凄いな。
kat
ライジング・フォース名義で発売されたためか、原点回帰したアルバムだね。

評価: 3.5

1999年に発売された12作目のアルバムで、ボーカルにはマーク・ボールズが復帰し、「Odyssey」以来となるライジング・フォース名義でリリースされた作品です。

そのためか、オープニング・ナンバーの「Blitzkrieg」では、イングヴェイらしいクラシカルな速弾きによるインストゥルメンタルから幕を開け、アルバム全体でも5曲のインストゥルメンタルが収録されています。

ボーカル曲も負けておらず、特に「Wield My Sword」は、イングヴェイの超絶速弾きとマーク・ボールズのハイトーン・ボーカルがぶつかり合う、過去最高レベルのスピード感を誇る名曲です。

全編を通してイングヴェイのギターが炸裂しており、ネオクラシカル・メタル路線への原点回帰を感じさせる1枚です。

第7位
Eclipse

ken
このアルバムに参加しているメンバー全員がスウェーデン人のため、北欧メタルに変化しているな。
kat
イングウェイの派手な演奏は控えめだけど、味わい深い泣きのギターが多く入っているね。

評価: 3.6

1990年に発売された5作目のアルバムで、メンバーを全員スウェーデン人に刷新し、北欧的なメタルへと変化しています。

イングヴェイのギターは控えめながら、ブルージーで哀愁のある泣きのギターが印象的で、これまでの速弾き中心のスタイルとは一線を画しています。

ボーカルを務めるヨラン・エドマンは、線の細い声質ながらも、本作の北欧らしい叙情的な楽曲にマッチしており、アルバム全体の世界観を支えています。

ハイライトは、メロディアスな疾走感が光る「Motherless Child」と、速弾き全開のクラシカルなインストゥルメンタル「Eclipse」で、どちらも、イングヴェイのギターの魅力が発揮された名曲です。

北欧メタルやメロディック・ハードロックが好きな人には、ぜひ一度聴いてほしいアルバムです。

第6位
Marching Out

ken
ボーカル曲が増え、迫力のあるメタル・アルバムに変化したな。
kat
音質が良ければ、もっと名盤になっていたであろうに、もったいないアルバムだね。

評価: 3.7

1985年に発売された2作目のアルバムで、前作「Rising Force」に比べてボーカル曲が大幅に増えた作品です。

ボーカルは前作と同様、ジェフ・スコット・ソートが担当しています。

ジェフ・スコット・ソートのハイトーン・ボイスはイングヴェイのクラシカルで攻撃的なギターにマッチしており、迫力あるボーカルを聴かせてくれます。

アルバムは、1曲目「Prelude」の荘厳で静かなイントロから、2曲目のメタル疾走曲「I’ll See the Light Tonight」へと一気に加速し、冒頭からノックアウトされてしまいます。

前作ではクラシカルなインストゥルメンタルが前面に出ていましたが、本作では、メタル色が強まり、ギターリフのカッコ良さが際立つ楽曲が多く収録されています。

残念なのは、音質がこもっている点ですが、その音質も凌駕してしまう迫力と勢いが本作には詰まっています。

第5位
Rising Force

ken
イングヴェイのファースト・アルバムは、超絶速弾きのギター演奏が圧巻のアルバムだな。
kat
インストゥルメンタルの曲が中心だけど人気のアルバムだね。

評価: 3.8

1984年に発売されたイングヴェイの初のソロ・アルバムです。

もともとは、イングヴェイが参加していたアルカトラスのインストゥルメンタル・サイドプロジェクトとして制作されていましたが、ジェフ・スコット・ソートがボーカルを担当したことにより、ソロ名義でリリースされることになりました。

収録曲のうちボーカル入りはわずか2曲で、その他は全てインストゥルメンタルです。

ギターインストゥルメンタル作品としてはジェフ・ベックのアルバムを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、ジェフ・ベックがフュージョン寄りの音楽性であるのに対し、本作はクラシカルな音楽を展開しています。

超絶技巧の速弾きギターは圧巻ですが、インストゥルメンタル主体のため一般受けは難しく、聴く人を選びます。

しかし、この作品は日本のオリコンチャートで19位、アメリカの全米チャートで60位を記録しており、当時のイングヴェイへの期待の大きさがうかがえます。

第4位
Trilogy

ken
キーボードの比重が増え、メロディアスなヘビーメタルのアルバムだな。
kat
インストゥルメンタルの2曲はクラシカルで、イングウェイの最高のギタープレイが聴けるね。

評価: 3.9

1986年に発売された3作目のアルバムで、ボーカルがジェフ・スコット・ソートからマーク・ボールズに変更されて制作されました。

さらに、ベースのマルセル・ヤコブが脱退したため、イングヴェイ自身がベースも担当しています。

ボーカルが変わったことで、全体的にキャッチーで聴きやすい楽曲が揃っています。

ギター演奏は、1stアルバム「Rising Force」のクラシカルな要素と、2ndアルバム「Marching Out」のヘビーメタル的な要素の中間に位置し、その塩梅がバランス良く感じます。

特に注目すべきはインストゥルメンタル曲の「Crying」と「Trilogy Suite Op:5」です。

「Crying」はクラシカルで哀愁漂うバラード、「Trilogy Suite Op:5」は速弾きギターの頂点とも言える壮大な1曲です。

残念なのは、重厚感に欠け録音レベルが小さいことで、それ以外は最高の出来で、イングヴェイの初期傑作のひとつとして位置付けられる作品です。


Facing the Animal

ken
このアルバムは珍しく音質が良く、イングウェイのパワフルなギタープレイを聴くことができるな。
kat
こんなに迫力のある演奏ができたのは、コジー・パウエルとマッツ・レヴィンの参加が大きかったね。

評価: 4.0

1997年に発売された10作目のアルバムで、イングウェイの歴代作品の中でも圧倒的なスケールを誇る1枚です。

アルバムの迫力を生み出した大きな要因は、ドラム・ヒーローのコジー・パウエルと、スウェーデン出身のボーカリスト、マッツ・レヴィンの参加にあります。

強力な演奏陣に触発され、イングヴェイもこれまでにないアグレッシブでヘビーなギタープレイを披露しています。

また、音質が良好なため、イングヴェイのギターのメロディーラインがクリアに聴き取れ、特に「Like an Angel (For April)」における泣きのギターは圧巻で感動的です。

残念ながら、本作発表直後にコジー・パウエルは交通事故で亡くなり、バンドに長く在籍することは叶いませんでしたが、本作はコジー・パウエルの遺産としても貴重な作品となっています。


Odyssey

ken
事故の影響か、イングウェイのギタープレイは自己主張が控え目になっているな。それでも迫力満点のアルバムだな。
kat
ヘビーメタルの名曲が満載で、ヘビーメタル界でも名盤に値するアルバムだね。

評価: 4.2

1988年に発売された4作目のアルバムで、カンザスやゲイリー・ムーア、ブラック・サバスなどのプロデュースで知られるジェフ・グリックスマンを迎えて制作されました。

ボーカルは、レインボーやディープ・パープルで活躍したジョー・リン・ターナーが担当しています。

レコーディング前、イングヴェイは8日間もの昏睡状態に陥る大事故に遭遇しており、その影響からか、これまでの速弾きが控えめになり、バンドの一体感を感じさせます。

ジョー・リン・ターナーのスモーキーなボーカルは哀愁を帯びた楽曲にぴったりで、イングヴェイの曲との相性の良さが感じられます。

特に注目すべきはオープニングナンバー「Rising Force」で、キーボードとギターのバトル演奏は圧巻で、イングウェイを代表する名曲です。

本作は全米チャートで40位を記録し、イングヴェイのアルバムの中で最も成功を収めた作品となりました。

「The Seventh Sign」と並び、イングヴェイの名作として高く評価されています。


The Seventh Sign

ken
イングウェイの良さが十二分に発揮された名作だな。疾走曲の「Seventh Sign」や「Never Die」が最高だな。
kat
捨て曲がなく名曲ばかりのアルバムだね。「Forever One」や「Prisoner of Your Love」のバラード曲も良いね。

評価: 4.4

1994年に発売された7作目のアルバムで、第2期ラウドネスのボーカリスト、マイク・ヴェセーラを迎えて制作されました。

疾走曲、バラード、クラシック、ポップスといった幅広いジャンルの楽曲が収録されており、どれもが高水準の佳曲ばかりです。

そのため、本作はイングヴェイのアルバムの中でも最高傑作のひとつとして位置付けられている名盤です。

イングヴェイはギターテクニシャンとして知られ、長尺のギターソロが特徴ですが、本作では程よい長さにカットされており、バランスの良さを感じます。

また、イングヴェイのアルバムには音質が良くない作品も多い中で、本作は音質が良好で、全体のクオリティの高さを感じさせます。

難点と言えば、イングヴェイのドアップ写真を使ったジャケットで、イングウェイ本人もこのジャケットを好んでいないようですが、それ以外は曲、音質、演奏すべてにおいて文句なしの最高傑作です。


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おすすめのライブ・アルバム

    Trial By Fire: Live In Leningrad

  • 1989年1月にモスクワで行われた公演を収録した、イングヴェイ初のライブ・アルバムです。ボーカルはスタジオ・アルバム「オデッセイ」と同じくジョー・リン・ターナーが担当しています。
  • スタジオ録音よりも迫力が増しており、特にインストゥルメンタル曲「Far Beyond the Sun」では圧倒的なパワーを感じることができ、最高の演奏が堪能できます。
  • 音質は決して良好とは言えませんが、それでもこの時期のイングヴェイの凄まじさが伝わり、イングウェイのライブ・アルバムの中でも最高峰に位置付けられる作品です。
    Live!!

  • 1997年発売の「フェイシング・ジ・アニマル」リリース後の1998年5月に、ブラジル・サンパウロとリオデジャネイロで行われたライブを収録したアルバムです。ボーカルはマッツ・レヴィンが務めています。
  • 音質は良好で、迫力満点のライブ演奏を存分に楽しめます。メンバーは「フェイシング・ジ・アニマル」とほぼ同じですが、ドラマーのコジー・パウエルは交通事故で亡くなったため、このライブに参加できなかったことが非常に悔やまれます。
  • 本作には、レインボーの「バビロンの城門」が収録されており、オリジナル曲に負けない迫力があります。

おすすめのベスト・アルバム

    Anthology 1994-1999

  • 「セヴンス・サイン」から「アルケミー」までの曲を集めた、ポニーキャニオン時代のベスト・アルバムです。新曲も3曲収録されています。
  • 初期の名作「ライジング・フォース」や「オデッセイ」からの選曲がないのは残念ですが、音質が良いため聴きやすく、イングヴェイの絶頂期の楽曲を知るには最適な一枚です。
  • オープニングの「ギミー!ギミー!ギミー!」は、イングヴェイと同じスウェーデン出身のバンド、ABBAのカバー曲で、ボーカルはマーク・ボールズが担当しています。


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イングヴェイ・マルムスティーンの音楽

イングヴェイ・マルムスティーンの音楽は、ネオクラシカルメタル(クラシックと同じコード進行を用い、そこにギターやキーボードで速弾きなどの高度な技術を導入するメタル)を貫き通しており、どのアルバムも高い完成度を誇っています。

しかし一方で、多くのアルバムで音質が悪いことが指摘されており、これがイングヴェイの魅力を半減させてしまっていることが最大の欠点と言えます。

各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

  • Rising Force(1984年):初心者向け
  • Marching Out(1985年):中級者向け
  • Trilogy(1986年):初心者向け
  • Odyssey(1988年):初心者向け
  • Eclipse(1990年):中級者向け
  • Fire & Ice(1992年):中級者向け
  • The Seventh Sign(1994年):初心者向け
  • WMagnum Opus(1995年):中級者向け
  • Inspiration(1996年):上級者向け
  • Facing the Animal(1997年):初心者向け
  • Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra(1998年):上級者向け
  • Alchemy(1999年):中級者向け
  • War to End All Wars(2000年):中級者向け
  • Attack!!(2002年):中級者向け
  • Unleash the Fury(2005年):上級者向け
  • Perpetual Flame(2008年):上級者向け
  • Angels of Love(2009年):上級者向け
  • Relentless(2010年):上級者向け
  • Spellbound(2012年):上級者向け
  • World on Fire(2016年):上級者向け
  • Blue Lightning(2019年):中級者向け
  • Parabellum(2021年):上級者向け

まとめ

最後に、イングヴェイ・マルムスティーンのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位The Seventh Sign 4.4
2位Odyssey 4.2
3位Facing the Animal 4.0
4位Trilogy 3.9
5位Rising Force 3.8
6位Marching Out 3.7
7位Eclipse 3.6
8位Alchemy 3.5
9位Fire & Ice 3.4
10位World On Fire 3.3
11位Blue Lightning 3.2
12位Perpetual Flame 3.1
13位Unleash the Fury 3.0
14位Magnum Opus 2.9
15位Attack!! 2.85
16位Spellbound 2.8
17位War to End All Wars 2.75
18位Inspiration 2.7
19位Concerto Suite for Electric Guitar and Orchestra in E flat minor Op.1 – Millennium 2.65
20位Angels of Love 2.6
21位Parabellum 2.55
22位Relentless 2.5

イングウェイのアルバムは、後期になるほど音質が悪く、マンネリ化していくため、初期のアルバムが上位を占める結果になりました

ネオクラシカルメタルというジャンルを確立したイングウェイですが、この系統の音楽はマンネリ化しやすいのは致し方ないのかなと思っています。

しかし、音質の方は外部の専門家を入れれば改善の余地があるため、今後のイングウェイのアルバムには音質改善を期待したいところです。

次回は、イングウェイのアルバム「セヴンス・サイン」のボーカリスト マイク・ヴェセーラが参加していたこともある日本を代表するメタル・バンド、ラウドネスの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。

イングヴェイ・マルムスティーンのグッズ紹介

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