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Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、 Madonna(マドンナ)の全アルバム・ランキングを行いましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第37弾として、1980〜1990年代を代表するポップ/R&Bシンガーの一人、Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
ホイットニー・ヒューストンは、幼い頃から教会で歌う環境に育ち、ゴスペルを通して音楽の基礎を身につけました。
さらに、ソウル界の大物であるアレサ・フランクリンなどの影響も受け、若い頃から優れた歌唱力を発揮していました。
その後、レコード会社のプロデューサーであるクライヴ・デイヴィスに見出され、本格的に歌手デビューすることになります。
そして、デビューアルバム「そよ風の贈りもの」が全世界で2500万枚を売り上げる大ヒットを記録し、世界的に知られる存在となりました。
1990年代には映画にも進出し、「ボディガード」に主演しました。
この映画の主題歌として歌った「I Will Always Love You」は世界的な大ヒットとなり、全米チャートで14週連続1位を記録します。
この曲は日本でも大ヒットし、私が愛聴していたラジオ番組 J-WAVE「TOKIO HOT 100」では11週連続1位を記録しました。
この記録は現在でも破られていません。
ホイットニー・ヒューストンの音楽は、ポップ、R&B、ゴスペルなど多様なジャンルを取り入れ、圧倒的な歌声を特徴としています。
その歌唱力は、マライア・キャリーやビヨンセなど、後の世代の多くの歌手たちにも大きな影響を与えたと言われています。
そんなホイットニー・ヒューストンの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。
ホイットニー・ヒューストンのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ホイットニー・ヒューストンのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ホイットニー・ヒューストン アルバムランキング
One Wish: The Holiday Album
評価: 2.8
2003年に発売された6作目のアルバムで、ホイットニー・ヒューストン初のクリスマス・アルバムです。
近年のホイットニーの作品は、熟練した大人の控えめな歌い方が中心となっていましたが、本作では、かつての派手で豪華な歌声に戻り、ホイットニーの歌を存分に味わえます。
また、シンプルな演奏であるため、歌声がさらに前面に押し出されています。
収録曲は定番のクリスマス・ソングも多く含まれるため、ホイットニーのファンでなくとも楽しめる内容となっています。
面白い点としては、ホイットニーの娘ボビー・クリスティーナ・ブラウンとのデュエット曲も収録されています。
クリスマス・アルバムであることから売上がクリスマス時期に集中するため、全米チャートでは49位と振るいませんでしたが、それでも全世界で200万枚以上の売上を記録しているのは、さすがと言えます。
Just Whitney
評価: 3.2
2002年に発売された5作目のアルバムで、レコードレーベル、アリスタと破格の金額で契約した後にリリースされた最初の作品です。
本作は、前作「My Love Is Your Love」と同様に熟練した音楽を展開していますが、前作よりもソウルフルなバラードに比重を置いています。
ホイットニー自身も「非常にソウルフルなアルバムを作りたかった」と語っています。
また、これまでのホイットニーにはなかったサンプリングやロックにも挑戦しています。
「One of Those Days」はアイズレー・ブラザーズの「Between the Sheets」をサンプリングした楽曲で、「Tell Me No」はハードなギターが聴けるロック調の楽曲です。
本作は全米チャートで9位と、やや人気に陰りが見え始めていますが、上質な大人の音楽を楽しめる作品です。
I’m Your Baby Tonight
評価: 3.4
1990年に発売された3作目のアルバムで、ホイットニー・ヒューストンが初めてエグゼクティブ・プロデューサーを務めました。
本作は、前2作とは異なり、当時流行していたニュー・ジャック・スウィングやヒップホップ、ファンクを取り入れたダンス・ミュージックへと傾倒した作品です。
前2作が世界的に大ヒットした一方で、「黒人音楽を無視して白人層にアピールする音楽を選んだ」「リズム感がない」などの批判にもさらされていました。
こうした批判への反動として、前2作とは異なり、より黒人音楽に近いスタイルへと舵を切ったと考えられます。
ホイットニー自身も本作で「ダンスミュージックに本格的に進出しようとしている」と語っています。
音楽性を変化させたにもかかわらず、本作も大ヒットを記録し、シングル・カットされた「I’m Your Baby Tonight」と「All the Man That I Need」は全米チャートで1位を獲得しました。
I Look to You
評価: 3.5
2009年に発売された7作目のアルバムで、ホイットニー・ヒューストンのラスト・アルバムです。
本作は、ビートの効いたディスコ調の楽曲と、ホイットニーらしいバラードで構成されています。
ラスト・アルバムにふさわしく、これまでのホイットニーの集大成ともいえる内容になっています。
R・ケリーやアリシア・キーズ、レオン・ラッセルといった大物アーティストが楽曲提供やプロデュースを手がけており、現代的なサウンドに仕上がっている点も特徴です。
ホイットニーの歌声は、ドラッグの影響もあってかハスキーに変化し、これまでとは異なる渋みが増しています。
本作は初登場1位を獲得し、初週売上30.5万枚を記録、全世界で300万枚以上を売り上げました。
本作を聴くと、ホイットニーが亡くなってしまったことがとても残念に感じられます。

My Love Is Your Love
評価: 3.6
1998年に発売された4作目のアルバムで、前作「I’m Your Baby Tonight」から8年ぶりに発表された作品です。
この間、ホイットニー・ヒューストンは映画への出演や、そのサウンドトラックの制作などを行っていました。
その中には、大ヒット曲「I Will Always Love You」を主題歌とした映画「ボディガード」も含まれています。
また私生活では、1992年にボビー・ブラウンと結婚しています。
本作は約8年ぶりの新作ということで、音楽性もかなり変化しており、これまでのポップス寄りのサウンドや派手な歌唱の甘いバラードは控えめになり、熟練したR&Bやヒップホップの要素を強く打ち出しています。
また、ファンクやレゲエ、ソウルなどを取り入れた楽曲もあり、バラエティ豊かな内容になっていますが、アルバム全体としては最も統一感のある仕上がりとなっています。
シングルカットされた4曲はいずれもヒットを記録し、本アルバムも全世界で推定1000万枚を売り上げるなど、大ヒットを記録しました。

Whitney ホイットニーII〜すてきなSomebody
評価: 4.0
1987年に発売されたセカンド・アルバムで、前作「そよ風の贈りもの」に続き、世界各国でヒットした作品です。
前作と同様、ポップスとR&Bを結び付けた一般受けするサウンドが特徴ですが、前作と比較して、よりアップテンポの曲が増えています。
これは、レコード会社CEOのクライヴ・デイヴィスが「ホイットニー・ヒューストンが年齢にそぐわないラブバラードを歌う歌手として評判になりつつあった」ため、ホイットニーのイメージを少し変えようとしたことが背景にあります。
また前作はデュエット曲が多かったのに対して、本作ではホイットニーのソロを強調しており、デュエット曲は減っています。
本作は全米チャートで初登場1位を獲得し、11週間トップを維持、全世界で推定2000万枚を売り上げる大ヒット作となりました。

Whitney Houston そよ風の贈りもの
評価: 4.2
1985年に発売されたホイットニー・ヒューストンのファースト・アルバムで、デビュー作にしてホイットニーの最高傑作といわれる作品です。
ポップスとR&Bが融合したクロスオーバー的な内容で、非常に聴きやすい仕上がりになっています。
1980年代らしいキャッチーなポップスのメロディーに、ホイットニーのゴスペルを思わせる歌声が重なり、幅広い層に受け入れられる音楽性を持っています。
特に、「すべてをあなたに」や「Nobody Loves Me Like You Do」「All at Once」のようなバラードが素晴らしく、ホイットニーの歌声の魅力が遺憾なく発揮されています。
本作からは、「恋は手さぐり」「すべてをあなたに」「Greatest Love of All」の3曲が全米チャートで1位を獲得しました。
また、アルバム自体も全米チャート1位を獲得し、全世界で2500万枚以上を売り上げ、ソロアーティストによるデビューアルバムとして史上最高の売り上げを記録しました。
その他のアルバム
- ケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンが主演を務めた映画「ボディガード」のサウンドトラックです。本作は、ホイットニーの楽曲6曲、他アーティストの楽曲5曲、インストゥルメンタル1曲で構成されています。
- 本作からは5曲がシングルとしてリリースされ、その中でも「I Will Always Love You」は全世界で2400万枚以上を売り上げる大ヒットとなり、ホイットニーの数ある楽曲の中でも特に人気の高い代表曲となりました。
- 本作はサウンドトラックでありながら、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、日本など21か国でチャート1位を記録し、史上最も売れたサウンドトラック・アルバムとなりました。さらに、グラミー賞の年間最優秀アルバム賞をはじめとする数多くの賞を受賞しています。
The Bodyguard
- デンゼル・ワシントンとホイットニー・ヒューストンが主演を務めた映画「天使の贈りもの」のサウンドトラックです。ホイットニーのルーツであるゴスペルを中心とした楽曲で構成されています。
- 本作はホイットニー自身が中心となって初めてプロデュースを手がけた作品であり、ホイットニーのゴスペル愛が感じられる内容となっています。
- トップ・ゴスペル・アルバム・チャートでは初登場1位を獲得し、26週連続で首位を維持するなど、史上最も売れたゴスペル・アルバムとなりました。
The Preacher’s Wife 天使の贈りもの
おすすめのライブ・アルバム
- ホイットニー・ヒューストンの死後にリリースされたライブ・アルバムで、生前の圧巻のボーカルを堪能できるライブ音源です。
- 本作には通常のライブ音源だけでなく、アカデミー賞授賞式やワールド・ミュージック・アワード、スーパーボウル出演時のパフォーマンスなど、貴重な音源も収められています。
- いずれの楽曲からも、スタジオ・アルバムでは味わえないホイットニーの圧倒的なボーカルを堪能することができます。
Whitney Houston Live: Her Greatest Performances
おすすめのベスト・アルバム
- 2000年に発売された、ホイットニー初のベスト・アルバムで、1stアルバム「そよ風の贈りもの」から4thアルバム「マイ・ラヴ・イズ・ユア・ラヴ」までの楽曲や、サウンドトラックの楽曲を中心に収録されています。また、未発表曲も4曲収録されています。
- DISC1(「Cool Down」)にはバラード曲が、DISC2(「Throw Down」)にはアップテンポの曲が収録されていますが、DISC2の楽曲はダンス・リミックスに置き換えられています。
- DISC2のダンス・リミックスについては賛否両論ありますが、DISC1のバラード曲は間違いなくホイットニーのベスト・アルバムにふさわしい楽曲ばかりであり、本作を聴けばホイットニーの基本を押さえることができます。
Whitney: The Greatest Hits
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ホイットニー・ヒューストンの人物像
ホイットニー・ヒューストンの人物像について、簡単に触れたいと思います。
ホイットニー・ヒューストンは、1963年にアメリカ・ニュージャージー州で生まれ、母はゴスペル歌手のシシー・ヒューストン、いとこにはディオンヌ・ワーウィックがいるという音楽一家に育ちました。
幼い頃から教会でゴスペルを歌った経験が、ホイットニーのボーカルの基盤となりました。
歌手以外では女優としても活躍し、1992年公開の映画「ボディガード」では主演を務めました。
この作品の主題歌「I Will Always Love You」は世界的な大ヒットとなり、ホイットニーの代表曲として広く知られています。
一方で私生活では、結婚生活や健康問題、薬物依存などの問題がたびたび報じられ、苦難の時期がありました。
それでも晩年には音楽活動を再開し、復活への意欲を見せていました。
しかし2012年、心臓疾患と薬物使用の影響により、浴槽で溺死しました。
48歳という若さで急逝したことは音楽界に大きな衝撃を与え、その早すぎる死を惜しむ声が世界中から寄せられました。
まとめ
最後に、ホイットニー・ヒューストンのアルバムのランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 点数 |
|---|---|---|
| 1位 | Whitney Houston そよ風の贈りもの | 4.2 |
| 2位 | Whitney ホイットニーII〜すてきなSomebody | 4.0 |
| 3位 | My Love Is Your Love | 3.6 |
| 4位 | I Look to You | 3.5 |
| 5位 | I’m Your Baby Tonight | 3.4 |
| 6位 | Just Whitney | 3.2 |
| 7位 | One Wish: The Holiday Album | 2.8 |
ホイットニー・ヒューストンの1stアルバムと2ndアルバムを、1位と2位にランキングしました。
ホイットニー・ヒューストンのアルバムはどれも良作ばかりですが、この2枚のアルバムが発表された当時の衝撃が強く印象に残っているため、上位に挙げました。
ホイットニーは晩年に近づくにつれ、薬物の影響で声がかすれ、衰えも感じられるようになりましたが、それでも圧巻のボーカルは保ち続けました。
残念ながら2012年に他界してしまいましたが、その歌声は今後も多くの人々に影響を与え続けていくことと思います。
次回は、ロック界のレジェンド第38弾として、米国のロック界を代表する重鎮、ブルース・スプリングスティーンの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。