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Taylor Swift(テイラー・スウィフト)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
これまで、メタルや、1960年代、1970年代から活躍しているアーティストを中心にアルバム ランキングを行なってきましたが、今回から、2000年代以降に登場してきたアーティストのアルバム ランキングも行なっていきたいと思います。
まずは、第1弾として、現在の音楽業界において、最も影響力のある米国のシンガー・ソングライター Taylor Swift(テイラー・スウィフト)の全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。
2024年のアメリカ大統領選候補のドナルド・トランプが、「テイラー・スウィフトが、自分を支持してくれているのか」気にするほど、テイラー・スウィフトは、米国では、絶大な影響力を持っています。
テイラー・スウィフトの音楽は、デビュー当時は、カントリー・ミュージックに傾倒していましたが、
4thアルバム「Red(レッド)」あたりから、ロック、ダンス、ポップなど、カントリーとは別のジャンルに挑戦していきました。
近年の作品では、ポップスからも離れ、芸術性の高いアルバムを発表してきています。
テイラー・スウィフトの評価は非常に高く、グラミー賞では、42回ノミネートされ、12回の受賞歴を持っています。
また、社会貢献活動、人権擁護活動など、音楽活動以外にも積極的に活動を行なっており、活躍の場を広げています。
そんなテイラー・スウィフトの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
テイラー・スウィフトのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
テイラー・スウィフトのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
テイラー・スウィフト アルバムランキング
Reputation
評価: 2.8
2017年発売の6作目のアルバムで、前作「1989」のきゃぴきゃぴしたシンセポップから一転、暗く重いデジタルロックの曲が多く占めたアルバムです。
「1989」の大ヒットによって、メディアから受けたテイラー・スウィフトの私生活への攻撃が、本作制作の背景にあることから、本作には、メディアへの怒りと復讐が表現されています。
アルバムの前半は、デジタルを駆使した重いサウンドで、テイラー・スウィフトは、ヒップホップにも挑戦しています。
後半は、いくぶん明るさが戻り、希望が見えてきます。
本作の暗く重いサウンドは、今後のテイラー・スウィフトの音楽の転換点となりました。
テイラー・スウィフトが少女から大人に変化したことが感じられる芸術性の高い作品です。
Taylor Swift
評価: 3.0
2006年に、テイラー・スウィフトが、若干16歳で発表した記念すべきデビュー・アルバムです。
初期のテイラー・スウィフトは、カントリー・ミュージックをベースにしており、フィドル、ギター、バンジョーといったアコースティック楽器が多く使用されています。
しかし、純粋なカントリー・ミュージックとは違って、ヒット性の高いポップ志向のカントリーの曲が多くを占めています。
デビュー・アルバムから、テイラー・スウィフトの作曲能力が開花しており、どの曲もキャッチーでヒット性の高い曲ばかりで、5曲がシングルカットされ、ヒットしています。
ジャケットの垢抜けていないテイラー・スウィフトのように、16歳らしい恋愛をテーマにした歌詞が、初々しさを感じます。
本作は、安定したペースで売れ続け、最終的に、全米で500万枚以上の売上を記録しました。
Fearless
評価: 3.1
2008年発売のセカンド・アルバムで、前作「Taylor Swift」の延長線上のポップ・カントリーのアルバムです。
前作同様、バンジョー、フィドル、マンドリン、アコースティックギターなどのカントリー楽器が使用されているのに加え、エレキギターやストリングスも使用されるようになりました。
そのため、カントリーというよりも、かなりポップス寄りの作風となっています。
夢見る10代の恋愛の歌詞がメインで、それに合わせて音楽もメルヘンな曲が多くを占めています。
ラジオ向けの非常に聴きやすい曲ばかりであるため、前作以上にヒットし、米国チャートでは、2000年代で最長となる11週間連続1位を記録しました。
また、グラミー賞では、最優秀アルバム賞を史上最年少で受賞するなど、記録づくめのアルバムとなりました。
evermore
評価: 3.2
2020年発売の9作目のアルバムで、前作「folklore」から、わずか、5ケ月後に発売された「folklore」の姉妹アルバムです。
「folklore」のインディー・フォークやオルタナティブ・ロックの音楽性を継続しながら、本作は、更に実験色が強くなっています。
テイラー・スウィフト自身は、「folklore」の春と夏とは対照的に、本作を秋と冬に例えています。
そのため、冬の雰囲気が漂っており、三日月、日の出など自然や風景を歌詞に取り入れています。
昔の「1989」や「Fearless」などの売れ路線のポップスをやっていたとは思えないほど、音楽性の変化が感じられます。
瞑想的で、テイラー・スウィフトの不思議な世界観を味わえる良作です。
The Tortured Poets Department
評価: 3.3
2024年発売の11作目のアルバムで、発売時は、16曲入りのアルバムでしたが、その発売から2時間後には「ザ・アンソロジー」というサブタイトルのダブルアルバムに拡張されました。
「ザ・アンソロジー」を含めると、31曲2時間越えと、かなりのボリュームのアルバムとなっています。
前作「Midnights」のようなエレクトロニカの曲は少なくなり、シンセサイザーを多用したソフトなロックアルバムに変化しています。
「folklore」から続いてきたオルタナティブ・ロックさは影を潜め、新たなテイラー・スウィフトがスタートしたような印象を受けます。
全体的に、1980年代のシンセポップを取り入れた爽やかなロックといった感じのアルバムです。
Red
評価: 3.4
2012年発売の4作目のアルバムで、カントリーポップから離れ、ダンスポップ、インディーポップ、アリーナロックなどを取り入れたテイラー・スウィフトの過渡期のアルバムです。
アルバム名「レッド」は、テイラー・スウィフト自身の失恋から経験した感情を表した色(レッド)から名付けられています。
失恋アルバムですが、暗い曲はなく、明るくポップな曲が揃っています。
本作から、シンセサイザーやドラムマシンを取り入れ、より一般受けするポップスに変化しています。
次作「1989」は、更にポップスに変化していきますが、本作は、「1989」と、前作までのカントリーポップを足し合わせたようなアルバムです。
全米チャート7週連続1位を記録し、スタジオ・アルバム3作連続で6週間以上1位を記録した初の女性アーティストとなり、ビートルズに次いで2人目の快挙となりました。
Speak Now
評価: 3.5
2010年発売の3作目のアルバムで、前作「Fearless」が、夢見る恋愛をテーマにしていたのに対して、本作は、失恋と復讐をテーマにしています。
作詞作曲は全曲テイラー・スウィフト1人で行われました。
音楽性は、1stアルバム「Taylor Swift」、2ndアルバム「Fearless」の延長線上のカントリー・ポップに位置付けられますが、カントリーの要素は、ほとんどなくなっています。
唯一、バンジョーを使用した「Mean」ぐらいが、カントリーを感じさせ、その他の曲は、ギターを中心とした曲で、エレキギター主体のパワーポップの曲も収録されています。
失恋の曲が多いことから、しっとりとしたバラード曲が増えていることも特徴の1つです。
前作「Fearless」ほどの売上にはなりませんでしたが、それでも、全米チャートで6週間1位を記録し、
グラミー賞では、シングル「Mean」が最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンスと、最優秀カントリー・ソングを受賞しました。
Midnights
評価: 3.6
2022年発売の10作目のアルバムで、眠れない夜にインスピレーションを受けたコンセプト・アルバムです。
前々作「folklore」と前作「evermore」は、アコースティックを取り入れたオルタナティブ・ロックのアルバムでしたが、本作は、電子音を多く取り入れたエレクトロニカのオルタナティブ・アルバムです。
全体的に、静かな曲が占めているため、最初は退屈に感じてしまうかもしれません。
しかし、聞けば聞くほど味が出てくるスルメ的なアルバムで、奥深さを感じます。
収録曲の歌詞は、夢中、自己批判、失恋、後悔など幅広い感情を探求しているものとなっており、統一感はありませんが、
音楽は、静かなエレクトロニカに統一されており、まとまりのある上品なアルバムです。
Lover
評価: 3.7
2019年発売の7作目のアルバムで、「愛へのラブレター」をテーマにしたアルバムです。
このテーマの通り、明るく前向きな曲で占められており、前作「Reputation」の暗く重いアルバムと対照的な作品となっています。
全体的に、エレクトロポップ、ポップロック、シンセポップのサウンドが取り入れられていますが、「1989」のような若さ溢れるきゃぴきゃぴ感はなく、大人の恋愛を感じさせます。
本作には、久々のカントリー曲「Soon You’ll Get Better」や、ファンクやR&Bを感じさせる「I Think He Knows」、ジャズやネオソウルを取り入れた「False God」など、バラエティー豊かな曲が収録されています。
1stアルバム「Taylor Swift」から前作「reputation」までの集大成のようなアルバムです。
1989
評価: 3.8
2014年発売の5作目のアルバムで、1980年代のシンセポップにインスピレーションを受けて制作されたアルバムです。
そのため、シンセサイザーやデジタル音楽が中心となり、アコースティックの曲はなくなってしまいました。
テイラー・スウィフトのアルバムの中で、最もキャッチーなポップスに仕上がっており、きゃぴきゃぴ感が出ています。
1980年代のシンセサイザーをモチーフにしているとは言っても、1980年代に流行ったピコピコ音のシンセサイザーではないため、古臭さは感じさせません。
このキャッチーなポップスが故に、売上は絶好調で、米国チャートで11週間1位を記録し、全世界で1,400万枚以上を売り上げ、多くの国でマルチプラチナ認定を受けました。
ただ、以前のカントリー・ミュージックの要素は全く無くなってしまったため、カントリー・ミュージックのテイラー・スウィフトが好きな人を、裏切るアルバムになってしまいました。
folklore
評価: 4.0
2020年発売の8作目のアルバムで、コロナの世界流行によって、前作「ラヴァー」のツアーがキャンセルされた中で、制作されたアルバムです。
今までのテイラー・スウィフトの音楽とは一線を画すアルバムで、売れ路線のポップソングは存在しておらず、内省的な内容となっています。
シンセサイザー主体のサウンドから離れ、ピアノ、ギター、ストリングスが主体で、メロウなバラード曲で構成されています。
また、今までは、テイラー・スウィフト自身の恋愛をテーマにした曲が多かったのに対して、本作は、戦争で戦った祖父のことや、大富豪の未亡人を登場させたりと新たな視点が加わっています。
売れ路線の作品ではないものの、コロナ禍の音楽として世の中に刺さり、米国チャートで、8週間1位を記録し、3回目のグラミー賞でアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
本作から、テイラー・スウィフトのアルバムは、ポップスから離れ、芸術性の高いオルタナティブのアルバムへと移行することになりました。
おすすめのライブ・アルバム
- Speak Now World Tour Live
- 2010年発売の3作目のアルバム「Speak Now」に伴うツアーの模様を収録したテイラー・スウィフト初のライブ・アルバムです。
- アルバム「Speak Now」からの選曲がほとんどですが、キム・カーンズや、ジャクソン5などのカヴァー曲も披露しています。
- 歓声が物凄く、テイラー・スウィフトの人気が伺えます。音質も良質で、テイラー・スウィフトの魅力的な歌声を聞くことができます。
音質を求める方は、ハイレゾの曲を多く配信している「Amazon Music Unlimited」がおすすめです。
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テイラー・スウィフトの音楽
テイラー・スウィフトの音楽は、時代によって、大きく異なります。
カントリー・ポップからスタートし、シンセ・ポップ、オルタナティブ・ロックへと変化し続けています。
テイラー・スウィフトのアルバムは、どのアルバムも質が高いため、どのアルバムを聞いてもハズレはありませんが、
最近のオルタナティブ・ロックのアルバムは、ポップスに聞き慣れている人には、難解に感じるかもしれません。
そのため、テイラー・スウィフトの初心者の方は、カントリー・ポップ、シンセ・ポップのアルバムから聞き始めることを、おすすめします。
それぞれの区分けしたアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【カントリー・ポップのアルバム】
- Taylor Swift(2006年):初心者向け
- Fearless(2008年):初心者向け
- Speak Now(2010年):初心者向け
【シンセ・ポップのアルバム】
- Red(2012年):初心者向け
- 1989(2014年):初心者向け
- reputation(2017年):上級者向け
- Lover(2019年):中級者向け
- The Tortured Poets Department(2024年):上級者向け
【オルタナティブ・ロックのアルバム】
- folklore(2020年):中級者向け
- evermore(2020年):中級者向け
- Midnights(2022年):上級者向け
テイラー・スウィフトの人物像
テイラー・スウィフトの人物像について、簡単に触れたいと思います。
テイラー・スウィフトは、1989年12月13日に、米国ペンシルベニア州ウェスト・レディングで生まれました。
アルバム「1989」は、テイラー・スウィフトの生まれた年から、アルバム名が名付けられています。
若い時のテイラー・スウィフトの音楽は、テイラー・スウィフト自身の恋愛体験を歌詞にした曲が多いことから分かる通り、恋多き女性のイメージがあります。
俳優のテイラー・ロートナーやジェイク・ジレンホール、ミュージシャンのハリー・スタイルズやエド・シーランなどの交際が報じられていましたが、短期間で破局しています。
音楽以外では、慈善活動が有名で、テネシー州洪水の寄付、米国の竜巻の被害者のための慈善コンサート、ルイジアナ州の洪水救援活動などの慈善活動を、積極的に行なっています。
日本でも、東日本大震災の時に、「The Story Of Us」のデジタル・セールスの売り上げを被災地に全額寄付されています。
また、フェミニストでもあり、性差別やLGBTの差別への批判や、いじめへの反対ソングを歌ったりしています。
このように音楽活動以外でも活動の場を広げており、世界的に影響を及ぼす人物となり、今後の活躍が期待されます。
まとめ
最後に、テイラー・スウィフトのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | folklore | 4.0 |
2位 | 1989 | 3.8 |
3位 | Lover | 3.7 |
4位 | Midnights | 3.6 |
5位 | Speak Now | 3.5 |
6位 | Red | 3.4 |
7位 | The Tortured Poets Department | 3.3 |
8位 | evermore | 3.2 |
9位 | Fearless | 3.1 |
10位 | Taylor Swift | 3.0 |
11位 | Reputation | 2.8 |
テイラー・スウィフトは、音楽性の変化が激しいアーティストであるため、ランキングを付けるのが非常に大変でした。
カントリー・ミュージックが好きな人は、初期のテイラー・スウィフトのアルバムを上位にランキングするかと思いますし、
ポップスが好きな人には、「1989」や「Red」などのアルバムを上位にランキングするかと思います。
そのため、上位のランキングは、私的なランキングとなっていますので、テイラー・スウィフトの多くのアルバムと聞いてみて、自分好みのアルバムを見つけてもらいたいと思っています。
次回は、「最も才能に溢れたシンガーソングライター」と言われている米国のシンガー・ソングライター ビヨンセの全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。