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THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、DREAMS COME TRUE(ドリームズ・カム・トゥルー)の全アルバム ランキングをしましたので、
今回は、日本のガレージロック・バンド THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)の全アルバム ランキングをしていきたいと思います。
ミッシェル・ガン・エレファントは、1988年に、明治学院大学のバンドサークル「ソング・ライツ」で結成されました。
ミッシェル・ガン・エレファントのインディーズ時代は、創設メンバーであるチバ ユウスケさんとシガ ケイイチさんに加え、ウエノ コウジさんとクハラ カズユキさんが加入して活動を行なっていました。
その後、1993年に、シガ ケイイチさんが脱退し、代わりにアベ フトシさんが加入し、ミッシェル・ガン・エレファントのメンバーが固定します。
そして、1996年にメジャーデビューを果たし、ミッシェル・ガン・エレファントの人気が高まっていきます。
ミッシェル・ガン・エレファントの音楽は、ガレージロック、パンクロック、ブルースロックの要素を取り入れたハードなサウンドを特徴としています。
そんなミッシェル・ガン・エレファントの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ミッシェル・ガン・エレファントのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ミッシェル・ガン・エレファントのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ミッシェル・ガン・エレファント アルバムランキング
cult grass stars

私的評価: 2.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1996年発売のミッシェル・ガン・エレファントの記念すべきデビュー・アルバムで、ロンドンでレコーディングされたアルバムです。
全体的に、チープな荒削りの演奏がされており、ガレージロック感を醸し出しています。
しかし、この荒削りな演奏がカッコ良く、今後のミッシェル・ガン・エレファントのサウンドの骨格が出来上がっています。
本作には、アベ フトシのカッティング・ギターがカッコ良いロカビリー調の「トカゲ」や、
パンキッシュでメロディアスなデビューシングル曲「世界の終わり」と言ったミッシェル・ガン・エレファントの代表曲が収録されています。
ミッシェル・ガン・エレファントが今後のJ-ROCK界で活躍していくであろうことが予想できる良作のアルバムです。
CASANOVA SNAKE

私的評価: 3.5 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2000年発売の5作目のアルバムで、15曲60分とミッシェル・ガン・エレファントのアルバムの中で、最大の曲数を誇るアルバムです。
前作「ギヤ・ブルーズ」が、野太いメタルチックなアルバムだったのに対して、本作は、ソリッドなパンキッシュのアルバムです。
最初から最後まで、息もつかせぬ疾走曲が続き、最後は、ヘトヘトになってしまいます。
謎のインストゥルメンタル曲「夜明けのボギー」や、泥臭さいブルージーな「シルク」を挟みながら、
最高に突っ走っていく「プラズマ・ダイブ」や、THE BLUE HEARTSを彷彿させるパンク曲「リボルバー・ジャンキーズ」といった曲調の違う楽曲を織り交ぜているため、一辺倒にならず、ダレルことなく最後まで聞くことができます。
ミッシェル・ガン・エレファントの最高にノリの良いアルバムを聞きたい人向けのアルバムです。
High Time

私的評価: 3.6 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1996年発売のセカンド・アルバムです。
前作「cult grass stars」から、わずか8か月後にリリースされたアルバムですが、それでも、演奏技術や、ボーカルの向上が見られます。
切れ味鋭いカッティング・ギター、音圧が増したドラムとベース、投げやりで気だるいボーカルといったミッシェル・ガン・エレファントのサウンドが、本作で確立しました。
どの曲も疾走感があり、その中でも、「シャンデリヤ」は、最も疾走感があり、ウネリまくるベースに、鋭いカッティング・ギターと、この曲だけでも、ミッシェル・ガン・エレファントの魅了が十分伝わってきます。
スーパーマーケットの中央に、覆面をした真っ黒な出立ちの人物を写したジャケットもインパクトが絶大です。
パワフルな縦ノリのカッコ良い音楽を聞きたい人に、最適なアルバムです。
SABRINA HEAVEN

私的評価: 3.8 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2003年発売の7作目のアルバムで、ミッシェル・ガン・エレファントの最後のフル・スタジオ・アルバムです。
ミッシェル・ガン・エレファントのアルバムの中で、最も渋くアダルティな雰囲気に包まれ、実験色の強い作品です。
オープニング・ナンバーの「ブラック・ラブ・ホール」は、ミッシェル・ガン・エレファントらしいノリの良いギターリフと、カッティングギターが炸裂しており、
いつも通りのミッシェル・ガン・エレファントのアルバムかと思いきや、2曲目の暗く沈んだ「太陽をつかんでしまった」から、一気に、実験色が強くなっていきます。
この「太陽をつかんでしまった」をはじめとして、6分超えの曲が4曲も収録されており、大作主義にシフトしていることも特徴的です。
また、「ジプシー・サンディー」では、ミッシェル・ガン・エレファントらしからぬレゲエを取り込んでおり、意外性を感じさせます。
全体的にBLANKEY JET CITYの影響が感じられ、BLANKEY JET CITYが好きな人にも、おすすめのアルバムです。

Chicken Zombies

私的評価: 4.0 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1997年発売の3作目のアルバムで、初のオリコンチャートTOP10に入ったアルバムです。(オリコンチャート最高位は、5位でした)
全編、カッコ良いギターリフに、高速のカッティングギター、キャッチーなメロディラインと、オリコンチャート上位にランクインしたのも、納得できます。
このように売れた作品にも関わらず、全体的にチープ感漂う荒々しい演奏で、B級なパワーがみなぎるサウンドが特徴的です。
高速のパワフルな曲が占める中にも、「ブギー」のような哀愁漂うスローテンポの曲もあり、ミッシェル・ガン・エレファントの音楽の幅が広いことが分かります。
またチバ ユウスケが作る歌詞は、意味不明で独特な世界観を持っています。
耳に残るキャッチーな曲が多いため、ミッシェル・ガン・エレファントの初心者の人にも聞きやすいアルバムです。

ロデオ・タンデム・ビート・スペクター

私的評価: 4.2 (本作のAmazonの評価は、こちら)
2001年発売の6作目のアルバムで、オリコンチャート3位を記録し、ミッシェル・ガン・エレファントのアルバム中で、最高位を記録したアルバムです。
チャートの最高位を記録しただけあり、ヘヴィーさとノリの良さは、過去最高に思えます。
カッティング・ギターよりもギターリフを重視し、ヘビーメタルに近いアグレッシブさを出しています。
オープニング・ナンバーの「シトロエンの孤独」から、炸裂したギターリフに、語りのようなボーカルが乗ってくるスタイルは、今までのミッシェル・ガン・エレファントとは違うことが感じとれます。
そして、ラスト・ナンバー「赤毛のケリー」では、過去最高のギターリフを出しながらも、哀愁あるメロディに圧巻されてしまいます。
全体的にギターのカッコ良い疾走曲が多く、ヘッドバンキングしたくなること請け合いのアルバムです。

ギヤ・ブルーズ

私的評価: 4.5 (本作のAmazonの評価は、こちら)
1998年発売の4作目のアルバムで、ミッシェル・ガン・エレファントの最高傑作の呼び名の高いアルバムです。
過去のアルバムと比較して、音が太くなり、過去のアルバムがパンクだとすると、本作は、メタルのようなアルバムです。
ベースのグルーヴ感が最高のハードロックしているオープニング・ナンバー「ウエスト・キャバレー・ドライブ」や、
ミッシェル・ガン・エレファントらしい縦ノリのカッティング・ギターが炸裂している「G.W.D.」をはじめとして、全体的に男臭いロックンロールを展開しています。
同じような曲調が続いていきますが、アルバム全体として統一感があり、日本版モーターヘッドといったようなアルバムです。
ミッシェル・ガン・エレファントのファンだけでなく、ハードロックが好きな人にも、ぜひ聞いてもらいたいアルバムです。

その他のアルバム
- ミッシェル・ガン・エレファントのインディーズ時代の1995年に発売したミニ・アルバムです。まだ、スピード感溢れる曲は少ないですが、ミッシェル・ガン・エレファントの原点を感じさせます。
- オープニング・ナンバーの「ワンダー・スタイル」は、荒削りな骨太ギターのインストゥル・ナンバーで、現在では珍しいモノラルで録音されています。
- インディーズ時代の作品といえども、他のバンドとは一線を画す演奏がされており、これから、ミッシェル・ガン・エレファントが活躍していくであることが分かるアルバムです。
wonder style
- 2003年発売のミッシェル・ガン・エレファント最後のスタジオ・アルバムです。本作は、「SABRINA HEAVEN」と同時期に録音されましたが、「SABRINA HEAVEN」を2枚組で発表しなかったのは、「2枚組のCDは全部聴かれないから」との理由によるものでした。
- そのため、本作は、「SABRINA HEAVEN」と対となるアルバムで、「SABRINA HEAVEN」と同様、ダークでアダルティな作品となっています。
- 「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」や「デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ」のロックンロールの曲を経て、最後はピアノ曲「夜が終わる」で静かに終了し、ミッシェル・ガン・エレファントの歴史に幕が引かれます。
SABRINA NO HEAVEN
ライブ・アルバム
- 1993年発売のミッシェル・ガン・エレファントのインディーズ時代のライブ・アルバムです。ギターは、オリジナル・メンバーのシガ ケイイチが演奏を行なっていますので、貴重なライブ音源です。
- チバ ユウスケのボーカルが若々しかったり、歓声がまばらであったり、音質があまり良くなかったりとインディーズを感じさせるライブとなっています。
- しかし、スタジオ・アルバムに収録されていない曲や、ヤードバーズ、ジェイムス・ブラウンのカヴァー曲が収録されていますので、ミッシェル・ガン・エレファントのマニア・ファンは、聞いておくべきアルバムです。
MAXIMUM! MAXIMUM!! MAXIMUM!!!
- 2000年発売のミッシェル・ガン・エレファントの2枚目のライブ・アルバムです。2000年7月26日の赤坂BLITZでの音源を無修正のまま収録していますので、ライブの生々しさが出ています。
- アルバム名の通り、アルバム「カサノバ・スネイク」からの選曲がほとんどで、所々に、「ギヤ・ブルーズ」からの曲が収録されています。
- ミッシェル・ガン・エレファントのパワーが余すことなく発揮されており、こんなパワフルなライブを、ツアーで何度も演奏していたことに驚きを感じます。
CASANOVA SAID “LIVE OR DIE”
- 2003年10月11日幕張メッセにて行われたラスト・ツアー「LAST HEAVEN TOUR」から選りすぐられたライヴ・アルバムです。アルバム名に「Bootleg」とありますが、公式のライブ・アルバムです。
- 過去2枚のライブ・アルバムと比較すると音質がよく、スタジオ・アルバムに近い演奏がされています。
- インディーズ時代の「wonder style」から、ラスト・アルバム「SABRINA NO HEAVEN」まで、ラスト・ツアーに相応しいミッシェル・ガン・エレファントのオールタイムのベストな選曲がされています。
LAST HEAVEN’S BOOTLEG
おすすめのベスト・アルバム
- 1999年発売のミッシェル・ガン・エレファントの初のベスト・アルバムです。5枚目までのシングル曲と、そのシングル曲のカップリング曲が収録されています。
- スタジオ・アルバムに収録されていないシングル曲のカップリング曲が多いため、スタジオ・アルバムを全部聞いた人でも楽しめる裏ベスト的なアルバムです。
RUMBLE
- 急性硬膜外血腫により急逝したアベ フトシ追悼の意をこめて2009年に発売されたミッシェル・ガン・エレファントのオールタイム・ベスト・アルバムです。
- 1stアルバム「cult grass stars」から、ラスト・アルバム「SABRINA NO HEAVEN」までの選曲に加え、アルバム未収録のシングル曲で構成されたコンプリート・ベスト・アルバムです。
- ミッシェル・ガン・エレファントの代表曲ばかりが収録されているため、このアルバムを聞けば、ミッシェル・ガン・エレファントの基本をおさえることができます。
THEE GREATEST HITS
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ミッシェル・ガン・エレファントのメンバー
結成時のミッシェル・ガン・エレファントは、メンバーの入れ替えが激しいバンドで、メジャーデビュー前には、オリジナル・メンバーは、チバ ユウスケしか残っていませんでした。
メジャーデビュー以降は、メンバーが固定しましたので、以下に固定メンバーを紹介します。
- チバ ユウスケ(ボーカル、ギター担当):
ミッシェル・ガン・エレファントの創始者で、初期のミッシェル・ガン・エレファントのリーダーでした。
ハスキーな投げやりのパンキッシュなホーカルが特徴的で、後期のミッシェル・ガン・エレファントでは、シャウトボーカルも多く取り入れました。
BLANKEY JET CITYのボーカリスト 浅井健一を敬愛しており、ミッシェル・ガン・エレファントの楽曲の中でも、BLANKEY JET CITYの影響を感じるところが多くあります。
ミッシェル・ガン・エレファント解散後は、クハラ カズユキらと共にThe Birthdayを結成し、活躍しました。
残念ながら、2023年に食道がんでお亡くなりになりました。
- クハラ カズユキ(ドラム担当):
ミッシェル・ガン・エレファント結成当初のバンドリーダーはチバ ユウスケでしたが、チバ ユウスケが寝坊や遅刻が多かったことから、クハラ カズユキがバンド・リーダーとなりました。
荒々しくもタイトなドラミングが特徴で、ドラム以外には、ギターやトランペットも演奏することができます。
ミッシェル・ガン・エレファントの初期は、普通の髪型で黒縁メガネという地味なスタイルでしたが、2000年以降は、モヒカンや金髪にして派手な見た目になりました。
ミッシェル・ガン・エレファント解散後は、The Birthdayを結成し、現在でも、The Birthdayで活躍しています。
- アベ フトシ(ギター担当):
1994年に、シガ ケイイチが、ミッシェル・ガン・エレファントを脱退したために、代わりにミッシェル・ガン・エレファントに加入しました。
アベ フトシの演奏するギターは、ギターリフと鋭いカッティングが特徴的で、ミッシェル・ガン・エレファントのサウンドの骨格を担いました。
ミッシェル・ガン・エレファント解散後は、CARRIEを結成したり、色々なバンドにゲスト参加していました。
残念ながら、2009年に急性硬膜外血腫のために、お亡くなりになりました。
- ウエノ コウジ(ベース担当):
元々は、ギターを演っていましたが、大学生時代のバンドにベースがいなかったために、ベースに転向しました。
1990年に、クハラ カズユキの誘いで、ミッシェル・ガン・エレファントに参加し、カッティングギターに合う骨太のグルーヴ感のあるベース演奏を特徴としています。
ミッシェル・ガン・エレファント解散後は、Radio Carolineを結成したり、色々なバンドにゲスト参加して活躍しています。
まとめ
最後に、ミッシェル・ガン・エレファントのランキング結果をまとめます。
順位 | アルバム名 | 点数 |
---|---|---|
1位 | ギヤ・ブルーズ | 4.5 |
2位 | ロデオ・タンデム・ビート・スペクター | 4.2 |
3位 | Chicken Zombies | 4.0 |
4位 | SABRINA HEAVEN | 3.8 |
5位 | High Time | 3.6 |
6位 | CASANOVA SNAKE | 3.5 |
7位 | cult grass stars | 2.8 |
ミッシェル・ガン・エレファントのアルバムは、どれもギターロックのカッコ良いアルバムで、
どのアルバムもハズレはないため、下位にランキングしたアルバムも決して駄作ではなく、全て良作のアルバムです。
そのため、ミッシェル・ガン・エレファントのアルバムは、全て聞いてもらいたいと思っています。
残念ながら、アベ フトシさんと、チバ ユウスケさんがお亡くなりになってしまったため、ミッシェル・ガン・エレファントの再結成は夢となってしまいましたが、
ミッシェル・ガン・エレファントの残してくれたアルバムは、これからも聞き続けていきたいと思います。
次回は、THE YELLOW MONKEY(ザ・イエロー・モンキー)の全アルバム・ランキングをしていきたいと思います。