Judas Priest(ジューダス・プリースト) 全アルバム ランキング|おすすめアルバム

第10位
Killing Machine 殺人機械

ken
前作「Stained Class」は、ヘビー・メタルさが出てきたアルバムだったが、このアルバムは、重厚なハード・ロックのアルバムに戻ったな。
kat
ハード・ロック、バラード、ポップ、ロックンロールなど、いろんな要素が詰まったアルバムだけど、散漫な印象を受けるね。

評価: 3.1

1978年発売の5枚目のアルバムで、エッジの効いたギターに、ロブ・ハルフォードのハイトーン・ボーカルの曲が多く、ダイナミックさを感じるアルバムです。

1970年代のハード・ロックの名盤に取り上げられることもあるアルバムです。

疾走曲「Hell Bent for Leather」、クィーンの「We Will Rock You」のような「Take on the World」、フリート・ウッドマックのカバー曲「The Green Manalishi」、バラード曲「Before the Dawn」など、バラエティ豊かな曲が収録されていますが、アルバムの統一感があまりなく、評価が別れるアルバムです。

第9位
Stained Class

ken
ブリティッシュ・ハード・ロックから、ヘビー・メタルに近づいてきたアルバムだな。
kat
ヘビー・メタルの「Exciter」と、ドラマティックなバラード曲「Beyond the Realms of Death」が最高だね。この2曲だけでも聞く価値があるアルバムだね。

評価: 3.2

1978年発売の4枚目のアルバムで、ドラムがレス・ビンクスに変わり、その効果が1曲目の「Exciter」から表れています。

「Exciter」は、激しいドラムから始まる疾走曲で、本作の目玉曲です。

まだ、ハード・ロックではありますが、ヘビー・メタルのようなパワフルな曲が多く収録されており、80年代以降のNWOBHMムーブメントの原型を感じます。

残念なのは、音質が悪く、ギターの音が薄っぺらく感じてしまうことです。

音楽面以外では、1985年に2人の少年が自殺した事件が発生し、その原因が、本作の収録曲「Better By You, Better Than Me」にあると、裁判沙汰になりました。
(→ 完全にとばっちりを受けた形で、ジューダス・プリースト側が勝訴しています)

第8位
Sad Wings of Destiny 運命の翼

ken
セカンド・アルバムにして、ジューダス・プリーストの初期の名作アルバムだな。
kat
ロブ・ハルフォードが、低音から高音まで凄まじボーカルを聞かせてくれているね。疾走曲あり、美しいバラード曲ありと、充実したアルバムだね。

評価: 3.3

1976年発売のセカンド・アルバムで、ドラマティックな美意識に彩られたアルバムです。

ジューダス・プリーストのサウンドの原点が確立されたといってもよく、特にオープニングナンバーの「Victim of Changes」と「The Ripper」は、リフや曲展開が素晴らしく、ロブ・ハルフォードのハイトーン・ボーカルも凄まじい曲です。

この2曲は、今でもライブの定番曲で、ジューダス・プリーストの代表曲でもあります。

ドラマティックでありながら、ダーク&ヘビーでプログレッシブさも持ち合わせているジューダス・プリーストの初期の名作です。

第7位
Angel of Retribution

ken
ロブ・ハルフォード復帰後の初のアルバムは、疾走曲が減って、重い曲が増えたな。
kat
「Painkiller」以来のロブ・ハルフォードの復帰アルバムだけど、「Painkiller」とは違った魅力のあるアルバムだね。とにかく重いアルバムだね。

評価: 3.4

2005年発売の15枚目のアルバムで、ロブ・ハルフォードが、実に、15年ぶりに復帰したアルバムです。

ロブ・ハルフォードがボーカルの前作「Painkiller」が、最高傑作のアルバムであったため、どのようなサウンドになるのか興味深かったですが、「Painkiller」の二番煎じにはならず、新たなジューダス・プリーストを期待させる非常に重厚なアルバムに仕上がっています。

疾走曲は、「Deal With the Devil」ぐらいで、あとは、ミドル・テンポの重い曲が占めています。

ティム・”リッパー”・オーウェンズのボーカルも良かったですが、「Demonizer」のロブ・ハルフォードの絶叫を聞くと、やはり、ジューダス・プリーストには、ロブ・ハルフォードのボーカルが必要であることを感じさせます。

第6位
British Steel

ken
シンプルなヘビー・メタルのアルバムだな。ギター・ソロは減ってしまったが、迫力が増してきたな。
kat
今までの構築美はなくなり、シンプルな勢いにまかせた曲が多いね。ジャケットの剃刀のように鋭いアルバムだね。

評価: 3.5

1980年発売の6枚目のアルバムで、今までの叙情的な要素が少なくなり、シンプルなヘビー・メタルのアルバムです。

ギター・リフが印象的なミドル・テンポの曲が多く収録されています。

疾走曲の「Rapid Fire」「Steeler」、ライブでも定番のノリの良い「Living After Midnight」、合唱曲「United」、古臭さに味のある「Breaking the Law」など、名曲が揃っています。

尚、「Metal Gods」は、バンドの愛称にもなった曲です。

中期のジューダス・プリーストを代表する1枚です。

第5位
Invincible Shield

ken
ジューダス・プリーストの50周年のアルバムだが、「Painkiller」のようにパワーのあるアルバムだな。
kat
50年経っても、更にパワーアップし、このような傑作のアルバムを作れたことに驚きだね。

評価: 3.6

ジューダス・プリースト デビュー50周年となる2024年発売の19枚目のアルバムで、前作「Firepower」から5年ぶりとなるアルバムです。

前作がヘビー・メタルのアルバムでしたが、本作も前作を踏襲したストレートなヘビー・メタルを展開しています。

本作の注目曲は、オープニングの3曲で、「Painkiller」を彷彿させるようなパワー全開の疾走曲で、この3曲だけで、ノックアウトされてしまいます。

その後は、ミドルテンポの曲が続きますが、最後までパワーは衰えず、一気に突っ走っていきます。

まさか、50周年のアルバムが、過去のアルバムに劣らないパワーを持っていることに、驚嘆してしまいます。

昔からのジューダス・プリースト ファンは、必聴のアルバムです。

第4位
Ram It Down

ken
前作「Turbo」の流れを維持しつつも、迫力のあるアルバムに仕上がったな。
kat
前作「Turbo」と同様、シンセギターを使用して、聞きやすいアルバムだけど、迫力がかなりアップしたね。

評価: 3.7

1988年発売の11枚目のアルバムで、前作「Turbo」から取り入れているシンセギターを使用したキレのある攻撃的なアルバムです。

迫力があるアルバムにも関わらず、シンセギターを使用しているためか、「Turbo」と、本作は、世間一般では評判が良くありません。

しかし、評判が良くないことを理由に、聞かないのは、もったいないアルバムです。

本作の中で印象的な曲は、チャック・ベリーのカヴァー曲「Johnny B. Goode」で、ジューダス・プリーストらしいアレンジがされています。

オープニング・ナンバー「Ram It Down」から、飛ばしまくっている迫力のあるアルバムです。


次は、3位 → 1位 です。

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