(本サイトには、プロモーションが含まれています)
Iron Maiden(アイアン・メイデン) 全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
今回は、HR/MHのジャンルから、ヘビーメタルの大御所Iron Maiden(アイアン・メイデン)の全アルバムランキングをしていきたいと思います。
アイアン・メイデンは、スタジオ・アルバムを、現在までに、17枚発売しており、現在も、活発に活動し定期的に新作を発表しています。
アイアン・メイデンのアルバムのジャケットで、一番、目を引くのは、バンド・キャラクターであるゾンビ(エディ・ザ・ヘッド(通称エディ))です。
ステージ上の真ん中に、大きなエディの人形を据えてライブ・パフォーマンスを行なっていることからも、エディが最もアイアン・メイデンの象徴となっていることが分かります。
初期のアイアン・メイデンは、NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)の格式のある正統派ヘビー・メタルを展開していましたが、最近のアイアン・メイデンは、プログレッシブ・ロックのような複雑な展開の、長い曲が多くなってきています。
そんなアイアン・メイデンの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
アイアン・メイデンのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
アイアン・メイデンのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
評価点 | 基準 |
---|---|
1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
4.5 〜 | 歴史的名盤 |
アイアン・メイデン アルバムランキング
The X Factor
評価: 2.0
1995年発売の10枚目のアルバムで、ボーカルが、ブレイズ・ベイリーに変更になった最初のアルバムです。
ブルース・ディッキンソンが、メンバーとの音楽的な衝突で、バンドを脱退してしまい、アイアン・メイデンは解散の危機に立たされましたが、ブレイズ・ベイリーの加入により、解散は免れました。
しかし、ブレイズ・ベイリーのボーカルは、ブルース・ディッキンソンとは異なり、ブラック・メタルや、ゴシック・メタルに合いそうなボーカルであるため、アイアン・メイデンの曲には合っていません。
そのため、本作は評判が悪く、また、収録曲も迫力がないために、更に評判を悪くしています。
唯一、アイアン・メイデンらしさが残っているのは、ギター・ソロぐらいしかありません。
Senjutsu 戦術
評価: 2.5
2021年発売の17枚目のアルバムで、前作「The Book of Souls」から、約6年ぶりにリリースされたアルバムです。
アイアン・メイデンらしいサウンドですが、目新しいことも、キラー・チューンもなく、ただただ曲が長く、アイアン・メイデンのアルバムの中では、凡作だと感じてしまいます。
それでも、本作は、各国で売れており、全米チャートでは歴代最高位の3位を記録しました。
本作のような複雑な長尺曲のアルバムは、マンネリ化してきているため、次作は、昔のような単純な曲構成で、カッコ良いギターリフのアルバムを期待しています。
Virtual XI
評価: 2.6
1998年発売の11枚目のアルバムで、ブレイズ・ベイリー ボーカルの2作目のアルバムです。
ブレイズ・ベイリーのボーカルに合わせたのか、前作「The X Factor」よりも、分かりやすい曲が増え、ヘヴィーさも増しています。
しかし、商業的には、失敗し、セカンド・アルバム「Killers」以来、全英チャートTop10内に入りませんでした。
そのためか、本作で、ブレイズ・ベイリーは解雇されてしまいました。
このように評判の悪いアルバムではありますが、疾走曲「Futureal」や、哀愁漂う「Lightning Strikes Twice」、アイアン・メイデンらしい壮大でメロディアスな「The Clansman」など、評判とは違って、意外に良い曲が収録されています。
ブレイズ・ベイリーがボーカルだからといって聞かないのはもったいないアルバムです。
The Book of Souls
評価: 2.7
2015年発売の16枚目のアルバムで、2枚組のアルバムです。
長い曲が多いですが、5分程度の「Speed of Light」や「When the River Runs Deep」「Death or Glory」は、疾走曲で、初期のアイアン・メイデンを感じさせます。
それに対して、10分超えの曲が、3曲も収録されており、その中でも、「Empire of the Clouds」は、18分を超えています。
そのため、一気に通して聞くのは覚悟が必要です。
かといって、構成が複雑な曲が多いため、BGMのように流しているだけだと頭に入ってこず、良さが分からないかと思いますので、覚悟を決めて、90分間集中して聞く必要があります。
良いアルバムですが、疲れるアルバムです。
No Prayer For The Dying
評価: 2.75
1990年発売の8枚目のアルバムで、シンセサイザーを使用したサウンドを、前作「第七の予言」で極めたためか、本作は、初期のようなアグレッシブなヘビー・メタル サウンドに戻っています。
世間一般的には評判が悪く、それは、キラーチューンもなく、魅力的な曲もないのが理由ですが、世間一般で言われるほど悪いアルバムだとは思いません。
「Tailgunner」「Holy Smoke」「Bring Your Daughter… to the Slaughter」など、アイアン・メイデンらしい曲が、何曲が収録されていますので、純粋なヘビー・メタルのアイアン・メイデンを求めている人には、おすすめできるアルバムです。
A Matter Of Life And Death
評価: 2.8
2006年発売の14枚目のアルバムで、6分を超える曲がほとんど(その内、2曲は、9分超え)で、プログレッシブ・ロックに傾倒していったアルバムです。
キャッチーな曲は皆無で、聞けば聞くほど味が出てくるアルバムですが、聞き込む前に挫折してしまう人も多いのではないかと思います。
プログレッシブ・ロックと同様、複雑なリズムや曲展開を楽しめることができれば、良いアルバムに感じることができます。
Fear Of The Dark
評価: 2.9
1992年発売の9枚目のアルバムで、躍動感溢れるメロディアスな曲が多く収録されているアルバムです。
本作を最後に、ボーカルのブルース・ディッキンソンが一時的にバンドを脱退し、アイアン・メイデンは、不遇の時代に突入することになります。
アイアン・メイデンの黄金時代の最後のアルバムと言っても良いかもしれません。
「Be Quick or Be Dead」「Afraid to Shoot Strangers」「Wasting Love」「Fear of the Dark」は、アイアン・メイデンの楽曲の中でも、名曲に値しますが、捨て曲も何曲かあり、名曲と駄曲が、はっきり分かれているアルバムです。
The Final Frontier
評価: 2.95
2010年発売の15枚目のアルバムで、前作「A Matter Of Life And Death」の71分を更に上回る76分の大作アルバムです。
「Somewhere In Time」のような近未来を感じさせるアルバムで、オープニングの長いイントロから、近未来さが表れています。
前作「A Matter Of Life And Death」よりも更に構成が複雑になり、変拍子と曲展開が繰り返されているため、初期のアイアン・メイデンの単純明快な曲が好みの人には、本作は好きになれないかもしれません。
しかし、ブルース・ディッキンソン復帰後の「Brave New World」以降では、比較的分かりやすいアルバムです。
Brave New World
評価: 3.0
2000年発売の12枚目のアルバムで、ヴォーカルにブルース・ディッキンソン、ギターにエイドリアン・スミスが復帰し、6人編成になった最初のアルバムです。
長い曲が増え、疾走曲が少なくなったため、少し難解になりましたが、じっくり聞けば聞くほど味が出てくるスルメ的なアルバムです。
最近のアルバムは、もっともっと複雑化し難解であるため、それに比べると、聞きやすいアルバムです。
欲を言えば、疾走系のキラー・チューンが入っていれば、もっと傑作なアルバムになっていたかと感じます。
Dance Of Death
評価: 3.2
2003年発売の13枚目のアルバムで、前作「Brave New World」以上に、曲作りやアレンジが緻密になっています。
「Fear Of The Dark」までの前期のアイアン・メイデンのサウンドと、「Brave New World」以降の後期のアイアン・メイデンのサウンドが、ちょうど良い塩梅でミックスされたサウンドで、
6人体制のNewアイアン・メイデンのアルバムの中では、最もメロディアスなアルバムです。
本作の中では、ドラマチックで感動的な「Dance of Death」と、アイアン・メイデン初のフル・アコースティック曲「Journeyman」がおすすめ曲です。
Seventh Son Of A Seventh Son 第七の予言
評価: 3.4
1988年発売のアルバム名通り7枚目のアルバムで、アイアン・メイデンが、初めてキーボードを使用したアルバムです。
そのため、キャッチーな曲が多く、特に、シングル・カットされた「Can I Play with Madness」は、今までのアイアン・メイデンでは考えられないような一般受けするポップな曲です。
捨て曲のない粒ぞろいな曲で構成されており、その意味では、最高傑作のアルバムですが、ヘビーさがないため、ヘビー・メタルを求めている人には、物足りないアルバムに感じてしまうかもしれません。
メロディーの良さが光るアルバムです。
ちなみに、狙ったわけではないのですが、順位も7位になりました。
次は、6位 → 1位 です。
- 1
- 2