ハロウィン特集|怖い曲BETS10
もうすぐハロウィンなので、怖い曲特集をしてみたいと思います。
怖い曲といっても、歌詞が怖いとか、叫び声が入っていてドッキリさせるような曲ではなく、芸術性を秘めた曲をピック・アップし、怖い順にBEST10を作ってみたいと思います。
怖い曲というと必ず上がってくるような定番の曲から、ほとんど上がってくることのないような曲まで、ジャンル問わず、ピックアップしていますので、ハロウィンの時のお供に、聞いてもらえればと思います。
順位は、個人的な独断と偏見で、決めていますので、その点は、ご了承ください。
ハロウィンの時におすすめの曲を知りたい方や、ちょっと怖い思いをしてみたい方に、役立つ記事になっています。
怖い曲BETS10
WAYNE SHORTER
Infanity Eyes
恐怖度: 1.0
まずは、ジャズの曲で、ウエイン・ショーターのアルバム「Speak No Evil」から、「Infanity Eyes」を選んでみました。曲自体は美しいバラード曲で怖さはほとんどありませんが、美しさの中にも不気味さが含まれています。WAYNE SHORTERのジャズの曲は、黒魔術の要素があり、アルバム「Speak No Evil」は、黒魔術満載のアルバムです。曲の怖さよりもジャケットが怖くて、ブルーのモノクロ写真ということもあってか、写っている女性が、幽霊に見えてしまい、トラウマになりそうなぐらいの怖さを感じます。
BEATLES
Revolution9
恐怖度: 1.5
BEATLESのホワイト・アルバムに収録されている曲で、曲といっても音楽ではなく、色々な雑音が入っている音のコラージュです。この曲、サイケデリックを表現した曲なのかと思っていますが、何を意図しているのかは定かではありません。繰り返される「No.9」の言葉や、バックに不気味な声や音が出てきたりと怖さを感じます。また、逆再生した時に「Turn me on, dead man」と聞こえるという説があります。BEATLESの曲の中では不気味さ満点の曲です。
ERIC SATIE
Gnossiennes
恐怖度: 2.0
クラッシックから、エリック・サティの曲です。エリック・サティといえば、「ジムノペディ」が有名ですが、風変わりな近代のフランスの作曲家で、アンビエントの始祖とも言われている人です。この曲は、荘厳な雰囲気をもっていて、ゴシック・ホラーに似合いそうな曲です。夜の学校で誰もいない中、音楽室からこの曲が流れてきたら相当怖いでしょうね。この「グノシェンヌ」は、No.1〜No.6が存在していて、このNo.1以外にも、No.2,No.3は、No.1と同様の雰囲気を持っていて、怖さを感じます。
ROXY MUSIC
The Bogus Man
恐怖度: 2.2
この曲は、ブライアン・フェリー率いるロキシー・ミュージックの曲で、このアルバムが収録されている「For Your Pleasure」は、全体的に退廃的で、暗く独特の雰囲気があります。このアルバムには、ブライアン・イーノも参加しています。この曲は、かっこいい曲なのですが、所々に入ってくるサックスとメロトロンが不気味な雰囲気を出しています。歌詞は、「ボーガス・マン(直訳は、偽物の男)が追いかけてくるから、逃げないと殺される」というような内容で、この歌詞からしても、ホラーを感じさせる曲です。
MIKE OLDFIELD
Tublar Bells Introduction
恐怖度: 2.5
この曲は、怖い曲の特集があると必ず挙がってくる定番曲ですね。それは、この曲が、ホラー映画「エクソシスト」で使用されたためであり、金属音の繰り返されるメロディが、美しいながらも怖さがあるからです。映画「エクソシスト」でしか聞いたことがない人にとっては、とても怖い曲に聞こえるかと思いますが、「Tublar Bells」のアルバム全部を聞いた人には、怖さを感じないかと思います。というのも、「Tublar Bells」は牧歌的なアルバムであり、ホラーさは感じられず、実際、この曲は、「エクソシスト」で勝手に使用されてしまい、アルバム製作者であるマイク・オールドフィールドは、ホラー映画に使用されたことに対して不快感を示しています。それでもこの曲は、「エクソシスト」の中で絶大な効果をもたらしました。
坂本 龍一
Participation Mystique
恐怖度: 3.0
この曲、まさにホラー映画にぴったりの曲ですので、ぜひ何かのホラー映画で使用してほしいですね。リズム中心の曲ですが、ボーカル(というよりも語り)の声がホラーですし、バックで鳴っている音とそのメロディも怖いです。坂本龍一氏の2枚目のソロ・アルバム「B2-UNIT」に収録されている曲で、坂本龍一氏は、ちょうどこの時期YMOと並行して活動していましたが、YMOの音とは全く異なるアルバムでした。ノイジーで退廃的なサウンドで、アルバム全体としても怖い曲が詰まっています。ハロウィンにはぴったりなアルバムかもしれません。
MAYHEM
De Mysteriis Dom Sathanas
恐怖度: 3.3
メタル系から、MAYHEMの曲を選曲してみました。メタル系は、怖い歌詞の曲は多いですが、サウンドは、それほど怖いという曲はないかなと思っています。そんな中、このMAYHEMの曲は違います。MAYHEMはブラック・メタル界では有名なバンドで、ブラック・メタルを聞いたことがない人には、うるさい曲にしか聞こえないかと思いますが、ボーカルを聞いてみてください。怖すぎます。うなり声のボーカルは、普通のブラック・メタルですが、普通に歌っているボーカルが恐ろしいのです。まさに悪魔の声で、トラウマになってしまいます。
APHRODITE’S CHILD
∞
恐怖度: 3.8
リズムと女性ボーカルしかありませんが、女性ボーカルが狂ってます。怖い声に、たまに雄叫びや喘ぎ声、笑い声がはいり、怖さ満点のボーカルです。ボーカルしているのが、イレーネ・パパスというギリシャの女優で、結構、綺麗な人なんですよね。そんな女優にこんな曲をやらせるなんて酷いと思いますが、女優だから出来るボーカルですね。演技力が凄いです。バックのリズムも儀式のようで怖いです。ちなみに、この曲が収録されているのは、「666」というアルバムで、プログレッシブ・ロックの中では有名なアルバムです。この曲以外は、怖い曲は収録されていません。
細野 晴臣
お誕生会
恐怖度: 4.0
曲名からすると、楽しげな感じがしますが、とんでもなく怖い曲です。細野 晴臣氏のこの曲は、YMOと並行して活動していた時期に作られた曲であるため、YMOに鬱憤が溜まっていたのか、細野 晴臣氏らしくない曲です。お母さんのお腹にいる赤ちゃんを表現していると思われますが、お母さんのお腹の中は、こんなに怖いのかって思ってしまいます。バックの金属音に、怖い女性コーラス、シンセサイザーの不気味なリズムと、どこをとっても恐怖を感じる曲です。トラウマになってしまう曲ですね。
GOBLIN
Suspiria
恐怖度: 4.5
この曲は、怖い曲の定番曲ですね。1977年イタリアのホラー映画「サスペリア」のサントラ曲で、プログレッシブ・ロック・バンド ゴブリンが作った曲です。ゴブリンは、他にも「ゾンビ」「デモンズ」「フェノミナ」などのホラー映画のサントラを作っているホラー映画専門のバンドです。この曲は、金属音と不気味なボーカルの入った曲で、第6位の「Tublar Bells」の二番煎じの印象もありますが、大きな違いは、「Suspiria」はホラー映画を意識して作っていることにあります。そのため、「Tublar Bells」よりも怖さは、数段、上に感じます。映画「サスペリア」も怖いので、あわせて見てみてはいかがでしょうか。尚、2016年にリメイク版が制作されていますが、オリジナルの1977年の方を見た方が良いかと思います。リメイク版は、意味不明で、あまり面白くありませんでした。
まとめ
今まで色々な音楽を聴いてきましたが、その中で、個人的に、怖い曲を、10曲ピックアップしてみました。
怖いだけではなく、芸術性を秘めた曲でもありますので、その曲が収録されているアルバムも一緒に聞いるのも良いかと思います。
ハロウィンが終わるとすぐ、クリスマスですね。
クリスマス曲は、以下に記事を記載していますので、定番のクリスマス曲を知りたい方は、あわせて以下の記事も参照してみて下さい。
それでは、ハッピーハロウィン!を、お迎えください。
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