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ハロウィン特集|怖い曲BETS10
もうすぐハロウィンですので、私が聴いてきた多くの曲の中で、怖いと感じた曲を紹介していきたいと思います。
怖い曲といっても、叫び声が入っていてドッキリさせるような曲ではなく、
芸術性を秘めた曲を10曲ピックアップしました。
怖い曲というと必ず上がってくるような定番の曲から、ほとんど知られていないような曲まで、
ジャンル問わず、ピックアップしていますので、ハロウィンのお供に、聞いてもらえればと思います。
順位は、個人的な独断と偏見で、決めていますので、その点は、ご了承ください。
ハロウィンの時におすすめの曲を知りたい方や、
ちょっと怖い思いをしてみたい方に、役立つ記事になっています。
怖い曲BETS10
ウエイン・ショーター
Infanity Eyes
恐怖度: 1.0
まずは、ジャズの曲で、ウエイン・ショーターのアルバム「Speak No Evil」から、
「Infanity Eyes」を選んでみました。
曲自体は美しいバラード曲で怖さはほとんどありませんが、
美しさの中にも不気味さが含まれています。
ウエイン・ショーターの曲は、黒魔術の要素があり、
アルバム「Speak No Evil」は、黒魔術満載のアルバムです。
曲よりも、ブルーのモノクロ写真のジャケットが怖く、
写っている女性が、幽霊に見えてしまい、トラウマになりそうです。
ムソルグスキー
禿山の一夜
恐怖度: 1.5
クラシックから、ムソルグスキーの「禿山の一夜」を選びました。
この曲は、「聖ヨハネ祭前夜、禿山に地霊チェルノボーグが現れ
手下の魔物や幽霊、精霊達と大騒ぎするが、夜明けとともに消え去っていく」
というロシアの民話を元に作られています。
このように「魔物や幽霊」を題材にしているところからもホラー要素の強い楽曲です。
ディズニーの映画「ファンタジア」で使用されたことから、
映画「ファンタジア」を見て、この曲を知っている人も多いのではないでしょうか。
曲自体は、「魔物や幽霊」を題材にしている割には、さほど怖さはありません。
エリック・サティ
Gnossiennes
恐怖度: 2.0
もう1曲、クラシックから、エリック・サティの「グノシェンヌ」を選曲しました。
エリック・サティといえば、「ジムノペディ」が有名ですが、
風変わりな近代のフランスの作曲家で、アンビエントの始祖とも言われています。
本曲は、荘厳な雰囲気をもっており、ゴシック・ホラーに似合いそうな曲です。
夜の学校で誰もいない中、音楽室からこの曲が流れてきたら相当怖いのではないかと感じます。
この「グノシェンヌ」は、No.1〜No.6が存在しており、No.2,No.3は、No.1と同様の雰囲気を持っています。
ロキシー・ミュージック
The Bogus Man
恐怖度: 2.2
この「The Bogus Man」は、ブライアン・フェリー率いるロキシー・ミュージックの曲で、
本曲が収録されているアルバム「For Your Pleasure」は、
全体的に退廃的で、暗く独特の雰囲気があります。
このアルバムには、ブライアン・イーノも参加しています。
本曲は、カッコ良い曲なのですが、
所々に入ってくるサックスとメロトロンが不気味な雰囲気を出しています。
歌詞は、「ボーガス・マン(直訳は、偽物の男)が追いかけてくるから、逃げないと殺される」
というような内容で、歌詞からも、ホラーを感じさせます。
マイク・オールドフィールド
Tublar Bells Introduction
恐怖度: 2.5
この曲は、怖い曲の特集があると必ず挙がってくる定番曲です。
それは、本曲が、ホラー映画「エクソシスト」で使用されたことと、
金属音の繰り返されるメロディが、美しいながらも怖さがあるためです。
本曲を、映画「エクソシスト」でしか聞いたことがない人にとっては、
とても怖い曲に聞こえるかと思いますが、
「Tublar Bells」のアルバムを聞いたことがある人には、怖さを感じないかと思います。
というのも、「Tublar Bells」は牧歌的なアルバムであり、ホラーさは感じられず、
実際、本曲は、「エクソシスト」で勝手に使用されてしまい、
アルバム製作者であるマイク・オールドフィールドは、
ホラー映画に使用されたことに対して不快感を示しています。
それでも、本曲は、「エクソシスト」の中で絶大な効果をもたらしました。
坂本 龍一
Participation Mystique
恐怖度: 3.0
この曲は、まさにホラー映画にぴったりの曲で、
ホラー映画で使用されてもおかしくないような怖い曲です。
リズム中心の曲で、ボーカル(というよりも語り)の声が怖いですし、
バックで鳴っている音とそのメロディも怖いです。
坂本龍一の2枚目のソロ・アルバム「B2-UNIT」に収録されている曲で、
坂本龍一は、ちょうどこの時期YMOと並行して活動していましたが、
YMOの音とは全く異なるアルバムでした。
ノイジーで退廃的なサウンドで、アルバム全体としても怖い曲が詰まっています。
ハロウィンにはぴったりなアルバムかもしれません。
メイヘム
De Mysteriis Dom Sathanas
恐怖度: 3.3
メタル系から、メイヘムの曲を選曲してみました。
メタル系は、怖い歌詞の曲は多いですが、サウンドは、それほど怖いという曲はありません。
そんな中、このメイヘムの曲は違います。
メイヘムはブラック・メタル界では有名なバンドで、ブラック・メタルを聞いたことがない人には、
うるさい曲にしか聞こえないかもしれませんが、本曲のうなり声のボーカルが怖すぎます。
まさに悪魔の声で、トラウマになってしまいます。
アフロディーテズ・チャイルド
∞
恐怖度: 3.8
リズムと女性ボーカルしかありませんが、女性ボーカルが狂ってます。
怖い声に、たまに雄叫びや喘ぎ声、笑い声がはいり、怖さ満点の歌声です。
歌っているのは、イレーネ・パパスというギリシャの女優で、かなり綺麗な人です。
そんな女優にこんな曲をやらせるなんて酷いと思いますが、
女優だからこそ出来るボーカルで、演技力が抜群です。
バックのリズムも儀式のようで怖いです。
ちなみに、この曲が収録されているのは、「666」というアルバムで、
プログレッシブ・ロックの中では有名なアルバムです。
細野 晴臣
お誕生会
恐怖度: 4.0
曲名からすると、楽しげな感じがしますが、とんでもなく怖い曲です。
細野 晴臣が、YMOと並行して活動していた時期に作られた曲ですが、
YMOに鬱憤が溜まっていたのか、細野 晴臣らしくない曲です。
お母さんのお腹にいる赤ちゃんを表現していると思われますが、
お母さんのお腹の中は、こんなに怖いのかって思ってしまいます。
バックの金属音に、怖い女性コーラス、シンセサイザーの不気味なリズムと、
どこをとっても恐怖を感じる曲です。
ゴブリン
Suspiria
恐怖度: 4.5
この曲は、怖い曲の定番曲です。
1977年イタリアのホラー映画「サスペリア」のサントラで、
プログレッシブ・ロック・バンド ゴブリンが作った曲です。
ゴブリンは、他にも「ゾンビ」「デモンズ」「フェノミナ」などの
ホラー映画のサントラを作っているホラー映画専門のバンドです。
本曲は、金属音と不気味なボーカルの入った曲で、
第6位の「Tublar Bells」の二番煎じの印象もありますが、
大きな違いは、「Suspiria」はホラー映画を意識して作っていることにあります。
そのため、「Tublar Bells」よりも怖さは、数段、上に感じます。
映画「サスペリア」も怖いので、あわせて見てみてはいかがでしょうか。
まとめ
今まで色々な音楽を聴いてきましたが、その中で、個人的に、怖い曲を、10曲ピックアップしてみました。
怖いだけではなく、芸術性を秘めた曲でもありますので、その曲が収録されているアルバムも一緒に聞いてみても良いかと思います。
ハロウィンが終わるとすぐ、クリスマスですね。
クリスマスの曲は、以下に記事を記載していますので、定番のクリスマス曲を知りたい方は、あわせて参照してみて下さい。
それでは、ハッピーハロウィン!を、お迎えください。
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