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フランシス レイ 映画音楽 ランキング
フランスの作曲家フランシス レイの映画音楽を紹介・評価したいと思います。
フランシス レイの音楽は、おしゃれで甘美であることから、多くの恋愛映画に使用されました。
フランシス レイの音楽の中でも特に有名な「男や女」「白い恋人たち」「ある愛の詩」は、誰もが聞いとことのある曲ではないでしょうか。
今回は、フランシス レイのサウンドトラックのアルバムのランキングをしていきますが、サウンドトラック数が多いことや入手困難なアルバムもあるため、甘美的な曲の多い1960年〜1980年初頭の入手可能なアルバムに絞ってランキングしていきます。
評価点は、個人的な独断と偏見で、各曲に点数をつけて、評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
フランシス レイのおすすめのサウンドトラックを知りたい方や、フランシス レイのサウンドトラックの評価を知りたい方に、役立つ記事になっています。
(本サイトには、プロモーションが含まれています)フランス映画「男と女」のあらすじと見どころ「男と女」は、当時無名であったフランスのクロード・ルルーシュ監督が自ら資金を調達して製作した恋愛映画で、1966年に公開され、[…]
評価アルバム
以下が、今回の評価アルバムです。
公開年 | アルバム名 |
---|---|
1966年 | 男と女 |
1967年 | パリのめぐり逢い |
1967年 | 太陽のならず者 |
1968年 | 個人教授 |
1968年 | うたかたの恋 |
1968年 | 白い恋人たち |
1968年 | あの愛をふたたび |
1969年 | さらば夏の日 |
1969年 | 雨の訪問者 |
1969年 | 栄光への賭け |
1970年 | ある愛の詩 |
1971年 | 華麗なる対決 |
1972年 | 狼は天使の匂い |
1975年 | 続エマニエル夫人 |
1976年 | 追悼のメロディ |
1977年 | Anima persa |
1978年 | ビリティス |
1981年 | 愛と哀しみのボレロ |
アルバム ランキング
順位 | アルバム名 | コメント | 評価点 |
---|---|---|---|
1位 | 男と女 | 「カーレーサーが、列車に乗り遅れた女性をパリまで送っていくうちに、恋に落ちていく」といった内容の恋愛映画で、モノクロとカラーを組み合わせた映像が印象的な作品です。映画のメインテーマは、「ダバダバダ♪ダバダバダ♪」で有名な、フランスを感じさせるおしゃれな曲です。サウンドトラック全体としても、カフェ・ミュージックの雰囲気があり、おしゃれなアルバムです。 【収録曲と点数】 1. 男と女(インストゥルメンタル) 5点 | 3.67 |
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2位 | ある愛の詩 | 「境遇の異なる二人が惹かれ合い、順調な人生を送れそうな矢先、恋人ジェニーが突然の病に冒され、亡くなってしまう」といった内容の映画です。この映画では、「愛とは決して後悔しないこと」という有名な台詞が用いられています。暗い映画であるため、メインテーマ曲は、暗いですが、暗い中にも、美しく切なさを感じる作品です。このメインテーマ曲のメロディは、フランシス レイの曲の中でも、有名な曲の1つで、誰しもが1度は耳にしたことのある名曲です。 【収録曲と点数】 1. ある愛の詩 4.5点 | 3.45 |
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3位 | パリのめぐり逢い | 「浮気性の主人公ロベール(イヴ・モンタン)が、大学に通うキャンディスに恋心を抱き、浮気をしますが、すぐに物足りなさを感じます。その後、妻カトリーヌのもとに戻りますが、カトリーヌから見放されてしまう」といった内容の映画です。この映画のテーマ曲は、「男と女」や「白い恋人たち」のテーマ曲に並ぶ名曲です。6音ずつの同じリズムが繰り返されるメロディは、単純ながらも奥深く、甘美的であります。このサウンドトラックのアルバムには、美しくも切ない曲が多く収録されています。 【収録曲と点数】 1. パリのめぐり逢い(インストゥルメンタル) 5点 | 3.32 |
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4位 | うたかたの恋 | 19世紀末に実際に起こった、オーストリア皇太子が愛人と山荘で心中したスキャンダルを描いた映画です。宮廷で流れるクラシック音楽のような曲が多く収録されています。そのため、ワルツ曲や、壮大なオーケストレーションが特徴で、特に、テーマ曲は、オーケストラと美しいハープによって演奏され、甘美なメロディが美しく感動的な作品です。 【収録曲と点数】 1. うたかたの恋 (オープニング) 3点 | 3.25 |
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5位 | 愛と哀しみのボレロ | 「第二次世界大戦から時を経て、ラベルのボレロを奏でる国際祭典に、悲劇を経験した家族の次世代メンバーが集まり、過去を振り返る」といった内容の映画です。有名なフランス映画で、評価も高い映画です。フランス・レイと、フランスの作曲家でジャズ・ピアニストでもあるミシェル・ルグランとの共作のサウンドトラックになります。フランス・レイの曲の方が多いですが、ミシェル・ルグランの曲は、ジャズ風の叙情的な特徴を持っています。メインテーマ曲のボレロは、有名なフランス近代作曲家ラヴェルが作った曲で、誰しもが聞いたことのある有名な曲です。 【収録曲と点数】 1. ラヴェルのボレロ 3.5点 | 3.03 |
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6位 | 個人教授 | 高校生の少年オリビエが、人妻の女性フレデリクに恋をする物語で、映画のタイトルはエロチックを感じますが、エロチックな映画ではなく、純粋な恋愛映画です。人妻との恋であるため、恋は成就するはずもなく、高校生の少年オリビエの切ない心情を、この映画のメインテーマ曲は、うまく表現しています。メインテーマ曲以外は、ソウルフルな曲が、多く収録されています。 【収録曲と点数】 1. ホエア・ディド・アワ・サマーズ・ゴー 3点 | 3.0 |
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7位 | 追悼のメロディ | 無実の罪で投獄された男(ジャン・ポール・ベルモンド)が出獄してからの復讐を描いた映画です。サウンドトラックは、復讐劇のような激しい音楽ではなく、シンセサイザー中心の美しい曲が多く収録されています。19曲収録されておりボリュームがありますが、同じ曲の別バージョンが、多く占めています。メインテーマ曲は、フランシス レイらしい甘美な曲です。 【収録曲と点数】 1. Generique debut 3点 | 2.97 |
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8位 | 白い恋人達 | 1968年にフランスのグルノーブルで行われた第10回冬季オリンピックの記録映画で、聖火リレーの映像から始まり、淡々とオリンピックの映像が流れていきます。この映画で一番印象に残るのは、冬のスキーや雪の映像とマッチしているメインテーマ曲です。このメインテーマ曲は、フランシス レイの曲の中で、「男と女」に次ぐ有名な曲で、日本のスキー場でもよく使われています。 【収録曲と点数】 1. 白い恋人たち(オーケストラ) 4.5点 | 2.95 |
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9位 | あの愛をふたたび | 映画撮影所で知り合った男女の不倫映画ですが、メインテーマ曲は、ドロドロさはなく、爽やかな夏を感じさせるムード音楽のような曲です。映画を見てみたい気にさせるサウンドトラックです。この映画は、今では、日本で、DVDが発売されているようですので鑑賞しようと思えば鑑賞できます。ジャン・ポール・ベルモンドが主演しているため、フランスでは有名な映画なのかもしれません。 【収録曲と点数】 1. あの愛をふたたび 3.5点 | 2.95 |
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10位 | 雨の訪問者 | この映画は、チャールズ・ブロンソン主演のサスペンス映画です。チャールズ・ブロンソンは、敵なのか味方なのかわからない渋ーい陸軍大佐を演じています。このサウンドトラックには、チャールズ・ブロンソンのように渋い曲が多く、メインテーマ曲は、女性ボーカルが入った哀愁漂うフランス映画らしい曲です。 【収録曲と点数】 1. 雨の訪問者のテーマ 3.5点 | 2.93 |
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11位 | 続・エマニエル夫人 | 「エマニエルは、香港に向かう豪華客船に乗り、夫に会いに行くが、その船の中で、エマニエルはドイツ人の女子学生イングリッドと出会い・・・」といった内容の映画です。「・・・」の箇所は、官能的であるため、想像にお任せします。官能的な映画ということから、このサウンドトラックは、エロチックを感じる曲もありますが、全体的にフランシス・レイらしい美しい曲が多く収録されています。 【収録曲と点数】 1. 続・エマニエル夫人 2.5点 | 2.85 |
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12位 | さらば夏の日 | 「医師バンサが、夏のバカンスに「恋人のジュヌビェーブ」と、弟を誘って、地中海のヨットの旅に出て、途中モロッコで知り合ったモニカに引かれて行く」といった内容の映画です。このサウンドトラックは、全体的に夏を感じさせる爽やかな曲で構成されており、海辺のカフェにも似合いそうなサウンドトラックです。 【収録曲と点数】 1. さらば夏の日 3点 | 2.84 |
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13位 | ビリティス | 「主人公ビリティスが、夏休みに、大人の女性の美しさを持つメリサに惹かれていく」という女性同士の同性愛をモチーフとした映画です。シンセサイザーが多用され、映画と同様、美しいサウンドトラックです。メインテーマ曲は、うねるようなシンセサイザーの音が、海辺を感じさせ、爽やかな作品です。 【収録曲と点数】 1. Bilitis (Generique) 3点 | 2.82 |
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14位 | Anima persa | 親戚を訪れた少年が体験する恐怖を描いたホラー映画です。フランシス・レイがホラー映画の音楽を担当するのは珍しいことです。サウンドトラックの中の何曲かは、ホラー映画らしい曲が収録されていますが、それ以外は、ホラー映画のような曲ではなく、フランシス・レイらしい甘美な曲が多く収録されています。フランシス・レイの音楽は、ホラー映画には合わないような気がします。 【収録曲と点数】 1.Anima persa 3点 | 2.82 |
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15位 | 太陽のならず者 | 「堅気に戻った元ギャングのドニが、昔の仲間のジムと再開し、また悪事(銀行強盗)を働き、トラブルに巻き込まれていく」といった内容の映画です。ジャズ・オーケストラやサックスが使用されているため、ジャズやボサノバを感じさせるサウンドトラックです。フランシス・レイの甘美な曲は、あまり収録されていません。 【収録曲と点数】 1. 太陽のならず者 2.5点 | 2.81 |
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16位 | 栄光への賭け | 1960年のローマ・オリンピックが舞台で、4人のマラソン選手にスポットを当てて、オリンピックの裏社会を描いている映画です。(ローマ・オリンピックが出てきますが、実話ではなく、フィクション映画です。)この映画のメインテーマ曲は、フランシス レイ独特の甘美さはありませんが、オーケストラとピアノの華やかな曲です。 【収録曲と点数】 1. Main Titles 3点 | 2.81 |
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17位 | 狼は天使の匂い | この映画は、「禁じられた遊び」や「太陽がいっぱい」で有名な監督ルネ・クレマンの監督作品です。犯罪逃亡劇のギャング映画で、登場人物の変わった人間模様が描かれています。音楽は、ギャング映画らしくなく、静かで、しんみりとした悲しみに溢れた曲が多く収録されています。 【収録曲と点数】 1. Soleil, j’ai peur de l’ombre 3点 | 2.7 |
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18位 | 華麗なる対決 | この映画は、ブリジット・バルドーとクラウディア・カルディナーレ共演のフレンチ西部劇です。フランス語の西部劇というのはあまり見ることがありませんが、このサウンドトラックには、西部劇らしい音楽が多く収録されています。残念ながら、フランシ レイの音楽は、西部劇のような曲はあっておらず、もっと甘美な曲が似合う恋愛映画の方が本領を発揮できるかと思っています。 【収録曲と点数】 1. フランシー・キングのバラード 2.5点 | 2.46 |
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まとめ
フランシス・レイの最も甘美的な曲が多い1960年〜1980年初頭のサウンドトラックをランキングしてみました。
サウンドトラックに収録されている全曲に点数をつけて評価しましたので、メインテーマ曲は素晴らしいけれども、他の曲が足を引っ張り、評価が低くなってしまったアルバムがあります。
そこで、まずは、フランシス レイの音楽の魅力を一通り知りたい方には、ベスト・アルバムから聞いていくことをおすすめします。
最後に、フランシス レイの有名曲を網羅しているベスト・アルバムを紹介します。
- 白い恋人たち~フランシス・レイ作品集~
- フランシス レイの定番曲「白い恋人たち」「男と女」「ある愛の詩」「パリのめぐり逢い」はもちろん、ランキングで紹介しました「ビリティス」「続・エマニエル夫人」「雨の訪問者」なども収録されています。
- 曲数が20曲であるため、とりあえず、フランシス レイの曲が、どういうものなのかを知るのに適したアルバムです。初心者向けのベスト・アルバムです。
- ヒストリー・オブ・フランシス・レイ
- フランシス レイの定番曲や、上のランキングで紹介しました曲以外にも、現在は、サウンドトラックが廃盤されてしまって聞くことの難しい曲も収録されています。
- 2枚組40曲とボリュームがあり、フランシス レイのマニア向けのアルバムです。中級者〜上級者向けのベスト・アルバムです。