2021年メタルおすすめアルバム10選|ローリングストーン誌から紹介

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2021年メタルおすすめアルバム10選|ローリングストーン誌から紹介

「2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選」が、ローリングストーン誌に紹介されていましたので、その紹介と感想を記載していきたいと思います。

最近のメタルのアーティストは疎くなっているので、知らないアーティストは、調べながら、また、メタル好きのkenの力も借りながら、紹介していきます。

日本のメタルアルバムが紹介されていないので、自分たち(kenとkat)の2021年に発売された日本のおすすめメタルアルバムも紹介します。

ken
2021年、良いメタルアルバムがたくさん出ているので紹介していくぜー。
kat
ローリングストーン誌「2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選」に選ばれたアーティストは、ほどんど知らないアーティスが多かったので、分からないことは解説、よろしく。

メタルに興味があるけど、どのアルバムから聞けば良いのか分からない人や、2021年のおすすめメタルアルバムを知りたい人に、役立つ記事になっています。

2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選

まずは、ローリングストーン誌が選ぶ「2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選」を紹介します。

第10位
パノプティコン『…And Again Into the Light』

ken
このアルバムはブラックメタルだけれども、ブラックメタルにアート要素を加えた感じのサウンドだな。
kat
ブラックメタルは、ヨーロッパのバンド「Mayhem」「Venom」ぐらいしか聴いたことがなかったので、初めてアメリカのブラックメタルを聴いたけど、アメリカらしくフォークやカントリーの要素が入っていて、北欧のブラックメタルとは少し違った感じだね。

パノプティコンは、2007年に結成されたアメリカのブラックメタルバンドで、このアルバムはパノプティコンの9枚目のスタジオ・アルバムです。ブラックメタルにフォークやカントリーを取り込んでいることが特徴で、このアルバムも、フォーク調の曲から始まります。その後は、怒涛のブラックメタル サウンドで突き進みますが、ブラックメタルのジャンルには珍しい個人的、家族向けの歌詞が歌われています。ブラックメタルの中でも、かなり激しいアルバムだと思いますが、静かな美しい曲も収録されています。
ジャンル:ブラック・メタル
おすすめ度 3.5(良いアルバム)

第9位
キング・ウーマン『Celestial Blues』

ken
キング・ウーマンは、ドゥーム・メタルで、ドゥーム・メタルと言えば、重々しくおどおどろしい遅いサウンドで、Black Sabbathが有名だよな。
kat
「Moning Star」のミュージック・ビデオを見たけど、出立ちは、女性版マリリン・マンソンって感じかしたね。ボーカルは、マリリン・マンソンとは別物だけど、このミュージック・ビデオは、クリスティーナ・エスファンディアリの妖艶さや、タバコを加えながらの踊りがツボに入り、ハマってしまった。でも目が回るビデオだね。

概要
キング・ウーマンは、アメリカのドゥームメタルバンドで、このアルバムは、キング・ウーマンの2枚目のアルバムです。ボーカルのクリスティーナ・エスファンディアリは、キング・ウーマン以外にも、Miserable、KRIS、Dalmatian、Sugar High、NGHTCRWLRなどのプロジェクトで音楽をリリースしています。このアルバムは、ドゥームメタルのわりには、ボーカルの声が美しく、不思議な効果を出しています。ジャケットが怖かっこいいですね。

ジャンル:ドゥーム・メタル
おすすめ度 2.8(普通のアルバム)

第8位
スケプティシズム『Companion』

ken
これも、ドゥーム・メタルだな。スケプティシズムは、フューネラル・ドゥーム・メタルで有名なバンドで、キング・ウーマンと違って、ボーカルがデス声なのが特徴だな。
kat
ドゥーム・メタルにデスボイスは、かなり重く、暗い感じがするね。どの曲も坦々とし、盛り上がりがあまりないので、良さがわかるまで、時間がかかるね。

概要
スケプティシズムは、フィンランドのドゥーム・メタルバンドで、ドゥーム・メタルの中でも、フューネラル・ドゥーム・メタルというジャンルに属しています。フューネラル・ドゥーム・メタルは、際立って遅いテンポで重苦しい音が特徴で、鬱、破滅、死といったテーマを持っています。このアルバムも、この特徴に合致しており、重々しく気分が沈むので、気分が落ち込んでいる時には、聞かない方が良いかと思います。

ジャンル:ドゥーム・メタル
おすすめ度 2.3(人を選ぶアルバムです)

第7位
ポータル『Avow』

ken
このアルバムは、ブラックメタルのデスボイスで、かなり凶暴だな。歪んだギターといい、ボーカルといい、ここまで凶暴なアルバムも珍しいな。
kat
メタル好きだけど、このサウンドの良さを理解するのは難しいね。もし地獄が存在していたら、こんな音楽がかかっているのだろうね。

概要
ポータルは、オーストラリアのメタルバンドで、このアルバムは6枚目のスタジオ・アルバムです。実験色の強いデスボイスのブラックメタルといったサウンドで、歪んだギター音がずっと流れていて、ほとんどメロディーがありません。ブラックメタルを最大に凶暴化させると、このようなサウンドになるのだろうと思います。このバンド、どれだけ病んでるのだろうと思ってしまうようなアルバムです。

ジャンル:ブラック・メタル
おすすめ度 2.0(人を選ぶアルバムです)

第6位
トリビュレーション『Where the Gloom Becomes Sound』

ken
トリビュレーションは、オカルトやドゥーム・メタルのようなアルバムもあるようだが、このアルバムは、そのような要素はなく、メロディアスなデスメタルだな。
kat
ブラック・メタルや、ドゥーム・メタルが続いたので、久々にメロディアスなアルバムを聴いた感じだね。ギターの演奏は、正当なヘビーメタルであり、メロディアスでかっこいい曲が多いね。

概要
トリビュレーションは、スウェーデンのメタルバンドで、このアルバムは5枚目のスタジオ・アルバムです。メロディアスなヘビーメタルの演奏に、デスボイスが乗ってくるサウンドです。ギターのリフやメロディーは、北欧のメタル・バンドらしく、ドラマチック、メランコリックで、メタル好きな人は、気に入る作品だと思います。

ジャンル:メロディック・デスメタル
おすすめ度 3.5(良いアルバム)

第5位
コンヴァージ『Bloodmoon: I』

ken
コンヴァージは、2001年のアルバム「ジェーン・ドウ」が最も有名だが、このアルバムは、それに比べると、スピードが落ち、少し落ち着いた感じになったな。
kat
ここまでは、日本ではマイナーなメタルバンドばかりだったけど、ここにきてようやく知っているバンドが出てきたよ。「ジェーン・ドウ」を聴いた時は、半端ないノイジー、不協和音の洪水、狂気的で、衝撃が凄かったね。このアルバムには、チェルシー・ウルフがボーカルで参加しているのかな。

概要
コンヴァージは、アメリカのマスコア(複雑なリズム、不協和音を含むノイジーなサウンド)バンドで、このアルバムは、アメリカのゴシック・クイーン チェルシー・ウルフとのコラボ アルバムです。ノイジーなサウンドの中にも、チェルシー・ウルフの不気味な美しさのあるボーカルを聞かせてくれます。コンヴァージ単体のアルバムよりも、少しゴシック的な感じがしますが、凶暴なアルバムには違いありません。

ジャンル:マスコア、ゴシック・メタル
おすすめ度 3.2(普通なアルバム)

第4位
カーカス『Torn Arteries』

ken
カーカスは、30年以上も活躍しているメタル界の重鎮だな。昔はデスメタルだったが、最近は、正統派へヴィ・メタルのサウンドになっているな。
kat
カーカスのアルバムは、「ハートワーク」は知ってたけど、それに比べると、このアルバムは、スラッシュ色は、薄くなって、正統派へヴィ・メタルのサウンドに近いね。

概要
カーカスは、イギリス出身のメタルバンドで、このアルバムは、7枚目のスタジオアルバムです。カーカスは、1994年に1度解散しており、2007年に再結成し、このアルバムは、再結成後、2枚目のアルバムになります。歌詞の残虐性、スラッシュ、デスボイスなどから、日本では、「リヴァプールの残虐王」なんて呼ばれ方をしていました。初期は、デス・メタル、スラッシュ・メタル色が強いサウンドでしたが、徐々に、メロディアスなハードロック・ヘヴィメタルに変わってきます。このアルバムも、メロディアスなヘヴィメタルのアルバムです。

ジャンル:メロディック・デスメタル
おすすめ度 3.0(普通なアルバム)


ゴジラ『Fortitude』

ken
ゴジラは、デス・メタルにジャンル分けされることが多いが、このアルバムは、デスボイスではあるもののメロディがはっきりしていてスピードもそんなに速い訳でもないから、とっつきやすいアルバムだな。
kat
あまりメタルっぽくない曲も入っていたりと、少しプログレッシブ・ロックの要素もあって、プログレッシブ・デスメタルに近い感じがしたね。ゴジラは初めて聞いたけど、日本でメジャーなバンドなのかな。

概要
ゴジラは、フランスのメタルバンドで、歌詞の多くは自然環境をテーマにしており、ユニークな曲調を持っています。ただデスボイスなので、歌詞は聞き取りにくいです。このアルバムも独特なサウンドですが、かなりかっこいい曲が多いです。メタルの中のジャンル分けが難しいですが、デスボイスなので、デス・メタルにジャンル分けしますが、デス・メタルが苦手な人でも抵抗なく聞けるアルバムです。

ジャンル:デス・メタル
おすすめ度 3.4(良いアルバム)


マストドン『Hushed and Grim』

ken
マストドンは、元々、プログレッシブ・メタルに分類されていることもあって、このアルバムは、壮大なスケールのプログレッシブ・メタルアルバムで、良い出来のアルバムだな。
kat
確かに、プログレッシブ・メタルなアルバムだね。「Sickle And Peace」のリフのかっこよさや、「The Beast」や「Skeleton Of Splendor」のバラードといいバラエティ豊かなアルバムだね。ジャケットが、アメリカのドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に出てくる「三つ目の鴉が絡められた木」を思い出したけど、意識して作られたのかね。

概要
マストドンは、アメリカのプログレッシブ・メタル バンドで、アメリカのチャートで常に上位に入ってくる常連のバンドです。このアルバムは、8枚目のスタジオアルバムで、初の2枚組で、約90分とアルバムは長いですが、ダレることなく最後まで聞けます。このアルバムを端的に表現すると、「圧巻」、「壮大なスケール」、「バラエティ豊か」、「メロディアス」、「プログレッシブ」という言葉が合うアルバムです。

ジャンル:プログレッシブ・メタル
おすすめ度 3.8(良いアルバム)


アイアン・メイデン『Senjutsu』

ken
メイデンは、「Brave New World」から、同じ曲調の長い曲が増え、自分の中では、あまり聞かなくなってしまったな。このアルバムも同じで、曲がマンネリ化し、面白くなかった。
kat
確かに、最近のアイアン・メイデンは、マンネリ化してしまっていて、このアルバムも例外ではなく、なぜ、このアルバムが1位になるのかが分からないね。このアルバムは、アイアン・メイデンのアルバムの中でも、低い部類に入るだろうね。

概要
アイアン・メイデンは、1970年代後半のイギリスで勃発した音楽ムーブメント(NWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)の代表的なバンドで、アルバムの総売り上げは、1億枚以上と、今ではヘヴィメタル界の王者の風格があるバンドです。最近のアイアン・メイデンのアルバムは、長尺曲が多く、昔のアイアン・メイデンを好きな人からは、否定的な意見が多いかと思います。このアルバムも同様で、長尺曲が多く、聞いていてダレてしまう人が多いのではないかと思います。最近のアイアン・メイデンのアルバムを好きな人にのみおすすめできるアルバムです。

ジャンル:ヘヴィ・メタル
おすすめ度 2.0(マンネリ化したアルバム)

元ネタ 2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選

邦楽メタル 2021年のベストアルバム

ここまでは、洋楽のメタル・アルバムのランキングでしたので、2021年の邦楽メタルのベスト・アルバムを、1枚づつ、紹介します。

katのベスト・アルバム

Mary’s Blood『Mary’s Blood』

kat
Mary’s Bloodは、2009年から活動している女性グループのメタルバンドで、このアルバム含めて、6枚アルバムを出しているけど、まだまだ日本では知られていないグループだよね。アイドルグループかと間違えるようなジャケットだけど、演奏は、スラッシュ、メタルのようなバリバリのメタルで、重低音中心のボーカルが特徴だね。日本のバンドらしく、日本人好みのメロディを持っているので、Mary’s Bloodを聞いたことがない人は、ぜひ、聞いてもらいたいアルバムだね。

ジャンル:ヘヴィ・メタル
おすすめ度 3.5(良いアルバム)

kenのベスト・アルバム

人間椅子『苦楽』

ken
人間椅子は、平成元年のバンド オーディション番組「イカすバンド天国」に出場したバンドで、この番組で人間椅子を知った人が多いんじゃないか。30年以上活動していて、サウンドは初期の頃からブレることなく、一貫して、Black Sabbath のようなドゥームメタルを維持し続けているぞ。津軽弁の日本的な歌詞のため、「イカすバンド天国」に出ていた時は、文学ロックなんて、呼ばれていたな。このアルバムは、22枚目のスタジオアルバムで、今までとは違って、ジャケットが仏教を前面的に出していて、サウンドも、更にヘヴィになり、ラウンドなリフが、めちゃくちゃかっこいいな。人間椅子のアルバムの中でも、上位にくるアルバムだ。

ジャンル:ヘヴィ・メタル
おすすめ度 4.0(とても良いアルバム)

まとめ

今回、知らないメタル・バンドが多い中で、新しいメタル・バンドを知ることができたことや、2021年は、いいアルバムがたくさんあることが分かり、「2021年の年間ベスト・メタル・アルバム10選」を聴いてよかったです。

特に、パノプティコン、キング・ウーマン、トリビュレーション、ゴジラは、全く知らなかったバンドだったので、新たに知ることができて収穫でした。

ただ、ローリングストーン誌のランキングの基準が分からず、なぜ、アイアン・メイデンが1位になったのかがよく分かりませんでした。

ランキングは、1人の人が付けていて、その人が、メイデン ファンだったから1位にしたんじゃないかと疑ってしまいます。

ローリングストーン誌には、今後、ランキングをつける場合は、明確な基準を提示して欲しいですね。

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