Todd Rundgren(トッド・ラングレン)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

第20位
The Ever Popular Tortured Artist Effect トッドのモダン・ポップ黄金狂時代

シンセサイザーを中心としたニューウェーブのアルバムね。
kat
世間一般的なニューウェーブとは違ったトッド・ラングレンらしい、ひねりがあるね。

評価: 3.15

1982年に発売された10作目のアルバムで、1980年代らしいニューウェーブのポップス作品です。

前作「ヒーリング」で使用されていたシンセサイザーと似た音色が使われていますが、「ヒーリング」がアンビエント寄りの作風だったのに対し、本作はよりポップな作品となっています。

収録曲の中では「Bang the Drum All Day」がシングル・カットされ、米国のテレビ番組やCMで使用されたことから、アメリカでは広く知られる曲となりました。

また、スモール・フェイセスのヒット曲「Tin Soldier」のカバーも収録されています。

全体的にシンプルな音作りで派手さはないものの、1980年代のポップスを感じさせるアルバムです。

第19位
Todd Rundgren’s Johnson

トッド・ラングレンがブルースを取り上げるのは意外ね。
kat
ロバート・ジョンソンのトリビュート・アルバムだね。トッド・ラングレンらしいアレンジがされ聴きやすさがあるね。

評価: 3.2

2011年に発売された20作目のアルバムで、ブルース・ミュージシャン、ロバート・ジョンソンに捧げられた作品です。

本作はロバート・ジョンソンの生誕100周年を記念してリリースされたアルバムで、全曲がロバート・ジョンソンの楽曲のカバーで構成されています。

ロバート・ジョンソンのトリビュート・アルバムはエリック・クラプトンも発表していますが、クラプトンの濃厚なブルースとは異なり、本作はトッド・ラングレン流のポップな要素が散りばめられ、聴きやすいアレンジになっています。

ハードロック調のギター演奏が中心で、とにかくカッコよさが際立っています。

トッド・ラングレンとブルースはあまり結びつかないように思われますが、トッド・ラングレンの最初の仕事はブルース・バンドだったと言われています。

カッコいいブルース・アルバムを聴きたい人に最適の一枚です。

第18位
A Cappella

アカペラのアルバムだけど、トッド・ラングレンらしいポップな作品ね。
kat
アカペラであっても、トッド・ラングレンのポップさは変わっていないね。

評価: 3.25

1985年に発売された11作目のアルバムで、タイトルが示す通り、トッド・ラングレンの多重録音された声やボーカル・サンプルを取り入れた作品です。

すべてが歌声だけで構成されているわけではなく、シンセサイザーを駆使した近未来的なアカペラ・コーラスが展開されています。

そのため、オールディーズを思わせる懐かしさと近未来的な質感が混ざり合った、不思議な感覚に包まれます。

本作は1984年に完成していましたが、レコード会社が「実験的すぎて売れないだろう」と判断し、一時棚上げされていました。

しかし、海賊版が出回って利益を上げていたことから、ようやく正式にリリースされることになりました。

このように紆余曲折はあったものの、内容はポップで聴きやすく、リリースされたことに感謝したくなるアルバムです。

ちなみに、ジャケットはバリ風のデザインですが、バリ音楽との関連性は特に感じられません。

第17位
State

近年のトッド・ラングレンらしい熟練したテクノのアルバムね。
kat
単なるテクノだけでなく、アンビエントを感じさせる部分もあるね。

評価: 3.3

2013年に発売された22作目のアルバムです。

2000年以降のトッド・ラングレンのアルバムは、作品ごとに作風が大きく変化するため、次作がどのような方向性になるのか予想しづらいところがありますが、

本作では比較的オーソドックスなシンセサイザーを中心としたエレクトロニック・ロックを展開しています。

オープニング・ナンバーの重く暗い「Imagination」で始まったときは、この路線が最後まで続くのかと気が重くなりましたが、2曲目以降はいつものテクノやディスコ調の曲が展開されていきます。

どことなく、テクノ・バンドであるアンダーワールドの近年の落ち着いたサウンドに通じるものを感じます。

いつまでも若々しく、カッコ良いトッド・ラングレンらしい音楽が、このアルバムには詰まっています。

第16位
Arena

このアルバムは、ポップさはなくなりハードロックを展開しているわね。
kat
前作「Liars」とは全く異なり、トッド・ラングレンの七変化ぶりに戸惑ってしまうね。

評価: 3.35

2008年に発売された19作目のアルバムで、ハードロック色の強い作品です。

前作「Liars」が最先端のサウンドを駆使したポップス・アルバムだったのに対し、本作はギターに重点を置いた、1970年代のハードロックを思わせる作品となっています。

バンド形式の演奏のように聞こえますが、実際にはトッド・ラングレンがすべてを1人で演奏し、アップルのコンピューターを用いて制作しています。

ここまでのサウンドを単独で作り上げてしまうトッド・ラングレンの技術には感服します。

ハードロックと言える作風のため、トッド・ラングレンのキャッチーなポップスを期待すると肩透かしを食うかもしれません。

1970年代のハードロックが好きな人向けのアルバムです。

第15位
Utopia T.R.K.W.ユートピア

ユートピアのアルバムの中では、1番ポップで聴きやすいわね。
kat
1960年代のポップスを感じさせるね。尖った感じはなくボーカルを重視した作品だね。

評価: 3.4

1982年に発売されたユートピアの7作目のスタジオ・アルバムで、セルフタイトル・アルバムとしては2枚目の作品です。

もう1枚のセルフタイトル・アルバムはユートピアの1stアルバムで、それぞれを区別するために邦題が「トッド・ラングレンズ・ユートピア」(1stアルバム)、「T.R.K.W.ユートピア」(本作)と名付けられています。

ちなみに、T.R.K.W.はメンバーの頭文字(Todd Rundgren、Roger Powell、Kasim Sulton、John “Willie” Wilcox)から取られています。

本作は、ビートルズの曲をパロディ化したアルバム「Deface The Music」と前作「Swing To The Right」を足し合わせたような作品で、シンセサイザーはほとんど使用されておらず、ロック・ポップなサウンドに仕上がっています。

ビートルズの雰囲気も漂うため、1960年代の懐かしさを感じます。

キャッチーな曲が多いため、ユートピア初心者にも聴きやすいアルバムです。

第14位
Initiation 未来神

壮大な曲が多く、プログレッシブ・ロックのアルバムね。
kat
壮大な曲が多い中にも、「Real Man」のような3分ポップスの名曲があるね。

評価: 3.45

1975年に発売された6作目のアルバムで、トッド・ラングレンの作品の中でも、最もプログレッシブ・ロック色の強いアルバムです。

1974年にトッド・ラングレンはプログレッシブ・ロック・バンド、ユートピアを結成しており、本作はユートピアの活動と並行して制作・発売されました。

トッド・ラングレンが最もプログレッシブ・ロックに傾倒していた時期の作品であるため、本作も例に漏れずプログレッシブ・ロック色の強いサウンドとなっています。

それは、後半の36分にも及ぶインストゥルメンタルの組曲「A Treatise on Cosmic Fire」からも、プログレッシブ・ロックの影響が色濃く感じられます。

ユートピアでの活動でもトッド・ラングレンはプログレッシブ・ロックを演奏していましたが、ユートピアでは主にギターに特化していたのに対し、本作ではシンセサイザーの演奏も担当しています。

全体的に壮大な作品ですが、オープニング・ナンバーの「Real Man」は、トッド・ラングレンらしいキャッチーなポップスの名曲です。

第13位
2nd Wind

前作「Nearly Human」と同様、ソウルフルなアルバムね。前作よりも渋い曲が増えているわね。
kat
スタジオ・アルバムのように思えるけど、実際は劇場で録音されているのだね。

評価: 3.5

1991年に発売された13作目のアルバムで、前作「Nearly Human」の姉妹作にあたる作品です。

前作はスタジオ・ライブ録音のアルバムでしたが、本作は実際のライブ会場で録音され、観客には沈黙するよう指示して収録されています。

そのため、ライブ録音でありながら、普通のスタジオ・アルバムのような音質となっています。

本作も前作同様、ソウル色の強いアルバムですが、前作が非常に良作だったためか、印象的な曲は少なく、全体的に地味な印象を受けます。

それでも、バンド形式の演奏は素晴らしく、トッド・ラングレンの魅力は十分に発揮されています。

さらに、本作にはジョー・オートン脚本のミュージカル版「アップ・アゲインスト・イット」のために書かれた曲が3曲(「The Smell of Money」「If I Have to Be Alone」「Love in Disguise」)収録されており、オペラのような作風も楽しめます。

第12位
With a Twist…

ボサノバ風の癒しのアルバムね。原曲とは違ったアレンジがされているわね。
kat
トッド・ラングレンが、ボサノバをやるとは驚きだね。

評価: 3.55

1997年に発売された16作目のアルバムで、トッド・ラングレンの過去の楽曲をボサノバ調にアレンジし直したセルフ・カバー・アルバムです。

本作を聴けば、トッド・ラングレンの楽曲がボサノバに非常によくマッチすることが分かります。

このアレンジはオリジナル曲とはまったく異なり、オリジナルを知っている人も新鮮に楽しめる作品となっています。

ボサノバのアルバムとしても優れており、「Can We Still Be Friends」のサックスの音色は、聴く人に癒しを感じさせてくれます。

また、トッド・ラングレンのオリジナル曲以外にも、マーヴィン・ゲイの「I Want You」や、アメリカのジャズ・シンガー、ジェーン・モンハイトの「Never Never Land」のカバーも収録されており、いずれもセンスの良いボサノバ調アレンジが施されています。

カフェ・ミュージックとしても最適なアルバムです。

第11位
Space Force

前作「White Knight」と同様、他アーティストとコラボしているアルバムね。
kat
前作と同様、バラエティ豊かなアルバムだけど、前作よりも渋さが増しているね。

評価: 3.6

2022年に発売された25作目のアルバムで、前作「White Knight」と同様、さまざまなアーティストとコラボレーションした作品です。

今回はトーマス・ドルビー、エイドリアン・ブリュー、リバー・キューモ、ニール・フィンなどのアーティストがフィーチャーされています。

前作でトレント・レズナーやジョー・サトリアーニといったメタル系アーティストとコラボしたハードロック曲と同様に、本作でもリック・ニールセンとのコラボ曲ではハードロックが展開されています。

その中で特に異彩を放っているのが、ウィーザーのボーカリスト、リバー・キューモとのコラボ曲「Down with the Ship」です。

この曲はカリビアン・サウンドで、陽気な雰囲気に包まれています。

本作に収録されているどの曲も良質で、さまざまなアーティストとコラボレーションしていても、トッド・ラングレンらしいポップスの魅力は失われていません。


次は、10位 → 1位 です。

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