Foo Fighters(フー・ファイターズ)の全アルバムランキング
2022年3月、フー・ファイターズのドラマーだったテイラー・ホーキンス氏がお亡くなりになりました。そこで、テイラー・ホーキンス氏を偲んで、フー・ファイターズの全アルバムを、別記事で評価しましたので、ここで、1つのランキングにまとめました。
各アルバムの詳細は、以下の関連記事を参照してみて下さい。
Foo Fightersのアルバム 紹介・評価2022年3月、フー・ファイターズのドラマーであったテイラー・ホーキンス氏が50歳でお亡くなりになりました。ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン、リアム・ギャラガー、スラッシュな[…]
Foo Fightersのアルバム 紹介・評価前回のFoo Fighters(フー・ファイターズ)のアルバム 紹介・評価 Part.1に引き続き、今回は、Part.2として、「Echoes, Silence, Patience & Gr[…]
フー・ファイターズのアルバムを聴いてみたいけど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、フー・ファイターズのアルバムの評価を知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価アルバム
以下が、今回の評価アルバムです。
発売年 | アルバム名 |
---|---|
1995年 | Foo Fighters |
1997年 | The Colour and the Shape |
1999年 | There Is Nothing Left to Lose |
1999年 | After Hours |
2002年 | One by One |
2005年 | In Your Honor |
2007年 | Echoes, Silence, Patience & Grace |
2011年 | Wasting Light |
2014年 | Sonic Highways |
2017年 | Concrete and Gold |
2021年 | Medicine Midnight |
アルバム ランキング
順位 | アルバム名 | コメント | 評価点 |
---|---|---|---|
1位 | In Your Honor | Disc1は過去最高のノリのいいヘビー・ロックです。それとは対照的に、Disc2は、アコースティックの美しい曲で構成されています。Led Zeppelinのアルバム「3」が、同じようにハード・ロックとアコースティックな曲に分かれていて、賛否両論のアルバムでしたが、このアルバムも、それに似ているような気がします。アルバム全体の評価は、アコースティックのDisc2にかかっているかと思います。Disc1は、文句なしに最高です。 リンク | 3.6 |
2位 | Sonic Highways | 全米8都市をモチーフにしたコンセプトアルバムで、収録曲が8曲と曲数が少ないですが、充実したアルバムです。フー・ファイターズの新境地を感じさせるアルバムで、今までよりも、曲の構成が複雑になっています。 リンク | 3.6 |
3位 | Wasting Light | 前々作「In Your Honor」と前作「Echoes, Silence, Patience & Grace」は、アコースティックな曲とハードな曲で構成されていましたが、このアルバムは、原点回帰のハードな曲で占められています。デジタル機器を排除し、アナログ機器に徹したことが功を成し、最高の骨太ロックなアルバムです。 リンク | 3.5 |
4位 | The Colour and the Shape | 「Monkey Wrench」「My Hero」「Enough Space」「Everlong」と、フー・ファイターズの代表曲が詰まったアルバムです。前作「Foo Fighters」と比較して、アコギの曲が増え、静と動がはっきりしたアルバムです。アコギの曲は、今後のフー・ファイターズのアルバムでも増えていきます。 リンク | 3.5 |
5位 | There is Nothing Left to Lose | 前々作「Foo Fighters」前作「The Colour and the Shape」よりも、ギターがヘビーな音になり、メロディアスでロマンティックな曲が増えました。テイラー・ホーキンス氏が初めて参加したアルバムです。2001年のグラミー賞で、初のベスト・ロック・アルバムを受賞したアルバムです。 リンク | 3.4 |
6位 | One by One | 前作「There Is Nothing Left to Lose」のようなメロディアスな曲は減っていますが、前半はグランジ、後半はポップな曲が収録されています。2回目のベスト・ロック・アルバムを受賞したアルバムで、この時代のフー・ファイターズの勢いを感じるアルバムです。 リンク | 3.4 |
7位 | Foo Fighters | フー・ファイターズのデビュー作で、デイヴ・グロールが書き留めていた曲を元に、デイヴ・グロールほぼ1人で、制作したアルバムです。ニルヴァーナーの中心人物であったカート・コバーンが亡くなり、このアルバム発売当時は、「ニルヴァーナーのドラマーが制作するアルバムってどうなの?」と疑っていた人が多かったと思います。その疑いが、一気になくなった素晴らしいデビューアルバムです。 リンク | 3.3 |
8位 | Echoes, Silence, Patience & Grace | 前作「In Your Honor」は、ロックとアコースティックを完全に分離したアルバムでしたが、それを、1つに混ぜ合わせたようなアルバムです。1つの曲の中にも、ピアノやアコギのアコースティックなパートと、ハードなパートが混在しています。 リンク | 3.1 |
9位 | Concrete and Gold | 今までのフー・ファイターズのハードさに変化はありませんが、実験色を強く感じるアルバムです。そのため、今までのフー・ファイターズのパンキッシュなキャッチーな曲を期待して聞くと、期待外れかもしれません。 リンク | 3.0 |
10位 | Medicine at Midnight | ダンス系の曲が多く収録されているため、フー・ファイターズのアルバムの中で、一番、賛否両論がありそうなアルバムです。「デビッド・ボウイの「Let’s Dance」のような作品を作ろう」と思って制作されたそうで、そのため、ダンス系の要素が強いアルバムです。フー・ファイターズの骨太ロックが好きな人には、このアルバムは受け入れ難いアルバムに感じるかと思います。 リンク | 3.0 |
まとめ
フー・ファイターズの全アルバムのランキングを行いました。
フー・ファイターズのアルバムは、全て、レベルが高く、評価点も高い点数になりました。
実験要素の強いアルバムや、マンネリ化を避けるためにサウンドを変化させたアルバムが何枚かあり、好みではないアルバムがあるかもしれません。
しかし、基本的には、どのアルバムも素晴らしいアルバムですので、全アルバムを聞くことをおすすめします。
これからも、フー・ファイターズの新しいアルバムが発売されていくと思いますので、その都度、ランキングに付け加えていきたいと思います。