Prince(プリンス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介

第10位
Lovesexy

このアルバムは音楽は良いのに、ジャケットで損をしてしまっているわね。
kat
ジャケットは、その通りだね。音楽は、1990年代に向けて新たなサウンドに変化しているね。

評価: 3.75

1988年に発売された10作目のアルバムで、曲を飛ばして再生できないよう、アルバム全体が1曲として収録された作品です。

音楽は、さまざまな楽器を混ぜ合わせたファンキーなサウンドで目新しさがありますが、

1曲仕様であることや、裸のプリンスをあしらったジャケットが不快に感じられたことも影響してか、売上は低迷しました。

本作は宗教色を強め、プリンスは本作をゴスペル・アルバムと呼んでいました。

しかし、実際にはゴスペルのような曲はほとんどなく、ファンキーな縦ノリのギターやヒップホップを取り入れた、ストリート・ミュージックのようなサウンドとなっています。

1980年代のプリンスとは異なる、新たな一面を感じさせるアルバムです。

チャレンジングな作品として評価できますが、ジャケットはもう少し工夫してほしかったと思います。

第9位
Diamonds and Pearls

1990年代らしいダンス系やポップスの曲が多く明るくなれるアルバムね。バックバンドの演奏もパワフルね。
kat
ディスコ系のリズム、ハードなギター、女性コーラスが目立つアルバムだね。

評価: 3.8

1991年に発売された13作目のアルバムで、新たなプリンスのバックバンド、ニュー・パワー・ジェネレーション名義の最初の作品です。

これまでのプリンスのジャケットとは異なり、2人の女性ダンサー(ロリ・ワーナーとロビア・ラモルテ)が写っており、大人の雰囲気を感じさせます。

しかし、音楽はジャケットの印象とは異なり、ダンス系のパワフルな曲やヒップホップ、ポップス、ロック系の明るい曲が多く、1990年代のディスコを感じさせるノリの良さがあります。

1980年代のプリンスの音楽とは大きく変わりましたが、1990年代らしい最先端のサウンドを楽しめるため、1990年代の音楽が好きな人には最適のアルバムです。

本作からは5曲がシングルカットされ、その中でも「クリーム」は全米チャート1位を記録し、プリンスの最後の全米チャート1位の曲となりました。

プリンスのアルバムの中では異色作に属しますが、それでもプリンスの音楽の質の高さを感じられる作品です。

第8位
Prince 愛のペガサス

このアルバムから、プリンスのスター性が出始めているわね。
kat
ファルセット・ボーカルや、歌詞、ジャケットからプリンスのセクシーさが出ているね。

評価: 3.85

1979年に発売された2作目のアルバムで、本格的にプリンスが評価され始めた作品です。

前作の1stアルバム「For You」は、あまり売上は芳しくありませんでしたが、本作は全米チャート22位を記録し、

シングルカットされた「I Wanna Be Your Lover」は、全米チャート11位を記録するヒットとなりました。

前作と同様、プリンスは作詞、作曲、編曲、プロデュース、演奏のすべてを担当し、前作以上に音楽性の幅が広がり、多様性に富んだ作品となっています。

ディスコ調の曲が多い中でも、「When We’re Dancing Close and Slow」や「With You」のR&Bのバラードもしっかり収録されており、プリンスのファルセットボーカルがよく合っています。

プリンスの裸のジャケットから分かるように、プリンスの性的表現が本作から多くなっています。

1970年代のソウル、ディスコが好きな人向けのアルバムです。

第7位
Parade

サウンドトラックとは思えないほど、まとまりのあるアルバムね。
kat
映画は悲惨な結果になってしまったけど、このアルバムは、プリンスのアルバムの中でも傑作だね。

評価: 3.9

1986年に発売された8作目のアルバムで、ザ・レボリューション名義としては3枚目の作品です。

前作「Around the World in a Day」のサイケデリック路線を踏襲しつつ、ジャズやソウル、フレンチの要素も加わり、前作より音楽の幅が広がっています。

本作は「パープル・レイン」に次ぐ第二弾映画「Under The Cherry Moon」のサウンドトラックで、音楽的には「パープル・レイン」同様に優れた作品です。

しかし、映画は興行的に失敗し、第7回ラジー賞で最低作品賞・最低男優賞・最低助演男優賞・最低監督賞・最低主題歌賞を受賞しました。

そのためか、プリンス自身は本作を毛嫌いしていたといいます。

それでも、本作にはプリンスの最高傑作のひとつとされるファンキーな「Kiss」が収録されており、この曲は全米チャートで1位を記録しました。

プリンスが嫌いだったアルバムかもしれませんが、音楽的には自信にあふれた傑作の1枚です。

第6位
The Gold Experience

前作、前々作が暗いアルバムだったけど、このアルバムは、明るいプリンスが戻ってきたわね。
kat
プリンスがレコード会社と揉めていた時期のアルバムだけど、それを感じさせない良作だね。

評価: 4.0

1995年に発売された17作目のアルバムで、当時のプリンスの芸名である発音不可能な記号で発売された2枚目にあたる作品です。

この時期に制作された曲のうち、暗い曲は前々作「Come」に収録され、それ以外の明るいノリの良い曲は本作に収録されました。

そのため、本作は「Come」とは正反対にノリの良い、明るく元気になれる曲が多く収録されています。

本作は、音楽評論家の評価も高く、1990年代のプリンスのアルバムの中では傑作アルバムとして位置付けることができます。

本作から、シングルカットされた「The Most Beautiful Girl in the World」は、全米チャートで3位を記録、本アルバムも、全米チャート6位、全英チャート4位を獲得し、世間一般的にも評価の高いアルバムです。

第5位
HITnRUN Phase Two

プリンスのラスト・アルバムは、ホーンセクションを使用した1970年代を感じさせるわね。
kat
ラスト・アルバムは、温かみのある傑作になったね。このアルバムを聴くと、プリンスの死が悔やまれるね。

評価: 4.1

2015年に発売された39作目のアルバムで、プリンス生前最後のアルバムになります。

本作は、前作「HITnRUN Phase One」の続編にあたるアルバムですが、前作とは大きく異なり、前作がエレクトロニックの作風だったのに対して、

本作は、エレクトロニックやエレキ・ギターは使用せず、ホーンセクションを大々的に取り入れた作風となっています。

そのため、1970年代のソウルやファンク、ディスコの趣があり、懐かしさと暖かさを感じるサウンドとなっています。

2000年代以降のプリンスのアルバムの中では最高傑作の作品で、これほどの力作を発表した翌年にプリンスが亡くなってしまったのは、非常に残念で悔やまれます。

最後のプリンスの締めくくりに相応しい最高のアルバムです。

第4位
1999

1980年代らしい曲ばかりで、プリンスの全盛期が始まったアルバムね。
kat
プリンスの音楽スタイルが開花し、1980年代の音楽が好きな人にピッタリのアルバムだね。

評価: 4.2

1982年に発売された5作目のアルバムで、プリンスのバンド、ザ・レボリューションと共同でレコーディングした最初の作品です。

6分を超える大作が6曲収録されており、プリンス初の2枚組アルバムとして発表されました。

シンセサイザーとドラムマシンを多用したサウンドは、まさに1980年代を象徴するサウンドであり、ここでプリンスの音楽性が本格的に確立されました。

シングルカットされた「1999」と「Little Red Corvette」はいずれも全米チャートTOP20入りを果たし、ミュージック・ビデオの制作も相まって、

プリンスはマイケル・ジャクソンと並ぶ1980年代のアイコン的存在となっていきます。

本作は全米チャートで9位を記録し、プリンスが死去した2016年には再び注目を集め、再チャートインして全米チャート7位を記録するなど、リバイバル・ヒットしました。

このように本作は、プリンスの代表作のひとつであり、1980年代プリンスの快進撃が始まった最初のアルバムです。


Controversy 戦慄の貴公子

延々と続くドラムマシンとシンセサイザーに加え、ファンキーなギターとベースが印象的ね。
kat
7分に及ぶタイトル曲の「Controversy」が、プリンスの代表曲であり、このアルバムを象徴している曲だね。

評価: 4.3

1981年に発売された4作目のアルバムで、プリンスの知名度を大きく押し上げた作品です。

アルバムと同名のオープニング・ナンバー「Controversy」は、淡々としたドラムビートに乗せたメロディアスなサビが印象的で、7分に及ぶ大作となっています。

このような反復構成のビートは、ファンクの帝王ジェームス・ブラウンを彷彿とさせる音楽性を持っています。

また、前半に収録された「Do Me, Baby」も7分を超えるバラードで、ファルセットが美しいソウルフルな楽曲に仕上がっています。

アルバム後半になると、前作「Dirty Mind」の路線を引き継ぐシンセポップのコンパクトな楽曲が中心となり、ヒップホップも取り入れるなど、実験色が強くなっています。

本作は全米R&Bアルバム・チャートで3位を記録し、プリンスの出世作となりました。


Sign o’ the Times

プリンスの最高傑作と言われているアルバムね。プリンスの天才ぶりが発揮されているわね。
kat
2枚組、約80分と長いアルバムだけど、バラエティ豊かなため、飽きずに最後まで一気に聴けてしまうね。

評価: 4.5

1987年に発売された9作目のアルバムで、ザ・レボリューション解散後に発表された最初の作品です。

本作は「パープル・レイン」に次ぐプリンスの最高傑作のひとつとされ、1980年代のプリンスの総まとめ的な内容となっています。

プリンスは本作制作前に、ザ・レボリューションのアルバム「ドリーム・ファクトリー」やソロ作品「カミーユ」を制作していましたが、ザ・レボリューションの解散などにより頓挫しました。

その中で、本作ではプリンスが書き溜めていた曲や新たに録音した曲を16曲選び、2枚組として発売されました。

全体的にファンクやソウル色の強い曲が多い中にも、サイケデリックやポップス、ハードロックなども散りばめられた、バラエティ豊かな作品です。

差し詰め、ビートルズの「ホワイトアルバム」のプリンス版といったところでしょうか。

本作は「パープル・レイン」ほどの爆発的なヒットにはなりませんでしたが、それでも全米チャート6位、全英チャート4位を記録するヒット作となりました。


Purple Rain

プリンスの大ヒット・アルバムね。1980年代の代表作で、有名曲が多く収録されているわね。
kat
プリンス主演の映画「パープル・レイン」のサウンドトラックで、プリンスのアルバムの中で1番売れた作品だね。

評価: 4.6

1984年に発売された6作目のアルバムで、プリンスの最高傑作とされ、歴史に残る名盤です。

これまでのアルバムは、ほとんどの楽器をプリンス自身が演奏するワンマンの色合いの強いものでしたが、本作ではザ・レヴォリューション(プリンスのバンド)メンバーによるバンド演奏が取り入れられています。

そのため音圧が広がり、特にギターが前面に出たハードな演奏が繰り広げられています。

ハードな一面がありながらもポップスの要素も強く、一般受けし、全米チャートでは24週連続1位を記録する大ヒットとなりました。

また、「When Doves Cry」「Let’s Go Crazy」「Purple Rain」など5曲がシングルカットされ、いずれもヒットを記録しました。

特に「When Doves Cry」は全米チャートで5週1位を記録し、1984年の年間チャートでも1位を獲得する大ヒット曲となっています。

本作は大ヒットしただけでなく内容も非常に充実しており、プリンスを知るうえで絶対に外せないアルバムです。


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その他のアルバム

    One Nite Alone… Live!

  • 2002年に行われた「ワン・ナイト・アローン…ツアー」のライブ音源を収録したライブ・アルバムで、プリンス&ニュー・パワー・ジェネレーション名義でリリースされました。
  • ジャジーなアルバム「The Rainbow Children」やピアノ・アルバム「One Nite Alone…」からの選曲が多く、ジャズやピアノのアレンジが効いた渋いライブとなっています。
  • さらに「Sign o’ the Times」や「Purple Rain」からの楽曲も演奏されており、1980年代のプリンスの曲も楽しめるため、往年のファンにとっても嬉しい音源です。

    Prince and the Revolution: Live

  • 1985年3月30日にニューヨーク州シラキュースのキャリア・ドームで行われたコンサートの模様を収録したライブ・アルバムです。ザ・レボリューションのパワフルな演奏を存分に楽しむことができます。
  • 「1999」や「Purple Rain」からの選曲が中心で、観客の歓声の大きさからも、プリンス絶頂期のライブであることが伝わってきます。
  • 上で紹介した「One Nite Alone… Live!」のジャジーな演奏も素晴らしいですが、本作ではプリンスの圧巻のギター演奏をザ・レボリューションとのバンド演奏で楽しむことができ、最高にカッコ良いライブとなっています。


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プリンスの音楽

プリンスの音楽は、さまざまなジャンルが入り混じっているため、一概に1つのジャンルに括ることはできません。

ソウルをはじめ、ファンク、ニューウェーブ、ポップス、ヒップホップ、ジャズなど、多岐に渡ります。

また、プリンスは膨大な数の曲やアルバムを発表しているため、プリンスの音楽のとっかかりとしては、自分の好きなジャンルの曲から聴き始めることをおすすめします。

そこから徐々に、プリンスの音楽の幅を広げていくと、より深く楽しむことができます。

プリンスの各ジャンルのアルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。

【1970年代ソウル、ディスコのアルバム】

  • For You(1978年):上級者向け
  • Prince 愛のペガサス(1979年):初心者向け
  • Emancipation(1996年):中級者向け
  • HITnRUN Phase Two(2015年):初心者向け
  • Welcome 2 America(2021年):上級者向け

【ファンクのアルバム】

  • Come(1994年):中級者向け
  • Musicology(2004年):中級者向け
  • 3121(2006年):中級者向け

【ニューウェーブ、シンセ・ポップスのアルバム】

  • Dirty Mind(1980年):中級者向け
  • Controversy 戦慄の貴公子 (1981年):初心者向け
  • 1999 (1982年):初心者向け
  • Lovesexy(1988年):中級者向け

【ヒップホップ、ダンス、クラブ系のアルバム】

  • Batman(1989年):初心者向け
  • Graffiti Bridge(1990年):中級者向け
  • Diamonds and Pearls(1991年):初心者向け
  • Love Symbol(1992年):中級者向け
  • The Black Album(1994年):上級者向け
  • The Gold Experience(1995年):初心者向け
  • Rave Un2 the Joy Fantastic(1999年):上級者向け
  • The Chocolate Invasion(2004年):中級者向け
  • The Slaughterhouse(2004年):中級者向け
  • MPLSound(2009年):上級者向け
  • Art Official Age(2014年):初心者向け
  • HITnRUN Phase One(2015年):中級者向け

【ギターロックのアルバム】

  • Purple Rain(1984年):初心者向け
  • Chaos and Disorder(1996年):上級者向け
  • The Truth(1997年):上級者向け
  • Lotusflow3r(2009年):中級者向け
  • Plectrumelectrum(2014年):上級者向け

【ジャズのアルバム】

  • The Vault: Old Friends 4 Sale(1999年):初心者向け
  • The Rainbow Children(2001年):中級者向け
  • Xpectation(2003年):上級者向け
  • N·E·W·S(2003年):上級者向け

【サイケデリックのアルバム】

  • Around the World in a Day(1985年):上級者向け

【ミクスチャーのアルバム】

  • Parade(1986年):初心者向け
  • Sign “☮︎” The Times(1987年):初心者向け
  • Crystal Ball(1997年):上級者向け
  • Planet Earth(2007年):中級者向け
  • 20Ten(2010年):中級者向け

【その他のアルバム】

  • One Nite Alone…(2002年):上級者向け

まとめ

最後に、プリンスのアルバムのランキング結果をまとめます。

順位アルバム名点数
1位Purple Rain 4.6
2位Sign o’ the Times 4.5
3位Controversy 戦慄の貴公子 4.3
4位1999 4.2
5位HITnRUN Phase Two 4.1
6位The Gold Experience 4.0
7位Parade 3.9
8位Prince 愛のペガサス 3.85
9位Diamonds and Pearls 3.8
10位Lovesexy 3.75
11位Graffiti Bridge 3.7
12位Planet Earth 3.65
13位Art Official Age 3.6
14位HITnRUN Phase One 3.55
15位Musicology 3.5
16位The Vault: Old Friends 4 Sale 3.45
17位Come 3.4
18位Dirty Mind 3.35
19位Emancipation 3.3
20位Plectrumelectrum 3.25
21位Batman 3.2
22位Love Symbol 3.15
23位The Slaughterhouse 3.1
24位The Chocolate Invasion 3.05
25位Lotusflow3r 3.0
26位Around the World in a Day 2.95
27位Welcome 2 America 2.9
28位20Ten 2.85
29位The Truth 2.8
30位The Rainbow Children 2.75
31位Crystal Ball 2.7
32位Rave Un2 the Joy Fantastic 2.65
33位3121 2.6
34位For You 2.55
35位Black Album 2.5
36位One Nite Alone… 2.45
37位MPLSound 2.4
38位Chaos and Disorder 2.35
39位N·E·W·S 2.3
40位Xpectation 2.2

プリンスの全盛期であった1980年代のヒット作を上位にランキングしました。

1位〜3位のアルバムは、プリンスの名作としてよく知られているアルバムであるため、世間一般的にも、違和感のないランキングだと思っていますが、4位以下は、個人的な嗜好が出てしまったかなとも思います。

プリンスのアルバムは、40枚とかなりの枚数がありますが、駄作がないため、上記のランキングを参考に、多くのアルバムを聴いてもらえればと思っています。

プリンスは、2016年に突然死去してしまい世界に衝撃を与えましたが、プリンスの音楽は、これからも世界に愛されていくと思いますので、今後もプリンスの音楽は大切に聴き続けていきたいと思います。

次回は、ロック界のレジェンド第31弾として1980年代にワムで大ヒットしたジョージ・マイケルの全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。

プリンスのグッズ紹介

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