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Prince(プリンス)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Phil Collins(フィル・コリンズ)の全アルバム・ランキングを行いましたので、
今回は、ロック界のレジェンド第30弾として、多くのミュージシャンやアーティストに強い影響を与え続けた、Prince(プリンス)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
プリンスの本名はプリンス・ロジャーズ・ネルソンで、両親がジャズ・ミュージシャンだったことから、幼少期から音楽に親しんで育ちました。
プリンスは音楽の才能が非常に優れており、ギター、ベース、ドラム、ピアノなど、あらゆる楽器を演奏できるマルチプレイヤーでした。
デビュー前からミネアポリス・サウンド(シンセサイザーを主体としたファンクミュージック)の中心的存在で、1977年にワーナー・ブラザースと契約を結びました。
デビュー後間もなくヒット作を連発しましたが、特に1980年代はプリンスの全盛期で、バックバンドのザ・レヴォリューションを従えて制作したアルバム「1999」や「パープル・レイン」、またザ・レヴォリューション解散後に発表したアルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」などの名作を発表しました。
プリンスは生涯を通じて衰えることのない創作意欲を持ち、デビュー以来一貫して年に1枚のペースでアルバムを発表し続けました。
そのため、プリンスのアルバムは40枚近くにのぼり、未発表曲も多数存在していると言われています。
このように多才なプリンスでしたが、残念ながら2016年4月、鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取により、57歳で亡くなりました。
そんなプリンスの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点はご了承ください。
プリンスのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
プリンスのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
プリンス アルバムランキング
Xpectation
評価: 2.2
2003年に発売された26作目のアルバムで、プリンス初の全編インストゥルメンタル作品です。
前作「One Nite Alone…」はピアノの弾き語り作品、本作はインストゥルメンタル作品と、プリンスはこの時期、売上を無視したアルバム制作を行っていました。
本作にはアンビエントやジャズ、フュージョンの曲が収められており、このアルバムを聴くと、プリンスがジャズを好んでいたことがよく分かります。
プリンスのアルバムだと知らずに聴くと、どこかのジャズ・バンドが演奏しているように感じるかもしれません。
音楽自体は全く悪くはないのですが、プリンスの個性があまり感じられないため、評価は低くしました。
N·E·W·S
評価: 2.3
2003年に発売された27作目のアルバムで、前作「Xpectation」に続いて、全編インストゥルメンタルの作品となっています。
前作よりも落ち着いたジャズやフュージョンを展開しており、サックスやピアノといったアコースティック楽器の演奏を中心としたアルバムです。
本作の収録曲には、東西南北を冠した曲名が付けられ、全曲14分の長さに統一されています
ジャズやフュージョンのアルバムとしては決して悪くはありませんが、プリンスのボーカルやロック、ソウルを期待する人には、退屈に感じられるかもしれません。
全体的に静かなジャズナンバーが多い一方で、ところどころにハードなギターが絡んでくるため、「静」と「動」がはっきりと分かれた構成になっています。
このような内容であるため、過去のプリンスのアルバムの中では、過去最低の売上を記録する結果となりました。
Chaos and Disorder
評価: 2.35
1996年に発売された18作目のアルバムで、プリンスのアルバムの中で、最もハードロック色が強いギター・アルバムです。
本作は、ワーナー・ブラザースとの契約上の義務を果たすために制作されたアルバムで、短期間で制作されました。
このような背景から、プロモーションもされなかったために、過去のプリンスのアルバムの中では最低の売上となりました。
しかし、やっつけ仕事のようには感じられず演奏はしっかりとしており、プリンスのギター演奏を堪能することができます。
ただ、印象に残る曲はなく、平凡なアルバムとなってしまったのは残念なところでした。
プロモーションがされなかった中でも、全米チャート26位、全英チャート14位を記録したのは、さすがプリンスと言えます。
MPLSound
評価: 2.4
2009年に発売された34作目のアルバムで、前作「Lotusflow3r」とセットで発売されたこともあり、前作の姉妹作のような作品です。
しかし、前作はプリンスのギターを中心とした作品であったのに対し、本作は打ち込みを多用したディスコ・アルバムとなっています。
2000年代末において、このサウンドはどこか懐かしさを感じさせる一方で、時代遅れな古臭さも感じさせます。
個人的には、打ち込みよりも人による演奏の方が温かみを感じるため、本作には否定的な印象を持ち、評価も低めにしています。
それでも、「U’re Gonna C Me」や「Better with Time」のような美しいバラード曲もあるため、一聴の価値は十分にある作品です。
One Nite Alone…
評価: 2.45
2002年に発売された25作目のアルバムで、ジャケットやアルバム名からも分かる通り、プリンス初のピアノ弾き語りによる作品です。
プリンスはマルチプレイヤーとして知られていますが、これまではギター演奏が中心で、ピアノの腕前についてはあまり分かりませんでした。
しかし本作を聴くことで、プリンスがピアノも非常に巧みであることが分かります。
本作は、売れ線のアルバムではないため商業的には成功しませんでしたが、プリンスのアルバムの中でも特に美しい作品です。
プリンスの真髄とも言える音楽とは趣が異なるため、万人受けするアルバムではありませんが、プリンスのピアノ演奏を聴きたい人や、静かな夜を過ごしたい人におすすめできる一枚です。
Black Album
評価: 2.5
1994年に発売された16作目のアルバムで、通称「Black Album」として知られていますが、正式なタイトルは付けられていない無題の作品です。
本作は当初、1987年にリリースされる予定でしたが、プリンス自身の意向により発売が中止されました。
しかし、発売中止後に非公式で出回った海賊版が高値で取引されるなど、ファンの間では「幻のアルバム」として話題になっていました。
そして1994年にようやく正式リリースされることとなりましたが、発売中止の理由についてプリンスは「怒りにまかせて制作した作品であることを後悔し、発売を取りやめた」と語っています。
本作では、ファンキーで派手な1980年代サウンドが展開されており、怒りに満ちているというよりも、むしろ楽しげに演奏しているように感じられます。
全体としては可もなく不可もない無難な仕上がりで、強く印象に残る曲もあまり収録されていないため、プリンスのマニア向けのアルバムと言えます。
For You
評価: 2.55
1978年に発売されたプリンスの記念すべきデビュー・アルバムです。
プリンスは全曲のプロデュース、編曲、作曲、演奏を行っており、既にプリンスの多才さが発揮されています。
本作では、のちのプリンスに見られるような音楽性はまだ芽生えておらず、一般的なシンセ・ディスコやソウル・ミュージックのサウンドとなっています。
プリンスの独自性は見られないものの、ギター、ベース、ピアノ、シンセサイザー、ドラム、パーカッションなど、全ての楽器を演奏しており、プリンスの完璧主義が垣間見られます。
本作の中では、シングルカットされたディスコ・ナンバー「Soft and Wet」「Just as Long as We’re Together」、そしてメロウなバラード「Baby」「So Blue」などがおすすめです。
全体的に聴きやすく、1970年代末のディスコ・ソングが好きな人向けのアルバムです。
3121
評価: 2.6
2006年に発売された31作目のアルバムで、2004年発表の「Musicology」以来となるカムバック・アルバムです。
前2作は「NPG Music Club」で配信されたアルバムでしたが、本作は正式なオリジナル・アルバムとして発表され、全米チャート初登場1位を記録する快挙となりました。
アルバム名の「3121」は、当時プリンスがロサンゼルスのアンテロ・ロード3121番地で借りていた家に由来しています。
久々の新作アルバムであるにもかかわらず、内容はじっくり聴かせる曲が多く収録されています。
そのためインパクトはさほど強くなく、熟練したプリンスの落ち着いた仕上がりとなっています。
シングルカットされた曲は3曲ありますが、残念ながらいずれもあまりパッとせず、大きなヒットには至りませんでした。
その中では、「Te Amo Corazón」がボサノバ調の楽曲で、スペインのチャートで2位、イタリアのチャートで7位を記録する中ヒットとなりました。
静かな作風の中にも、プリンスの意気込みが感じられるアルバムです。
Rave Un2 the Joy Fantastic
評価: 2.65
1999年に発売された23作目のアルバムで、発音不可能な記号名義で発売され、ソウルやヒップホップを取り入れた作品です。
本作の収録曲は、1988年のアルバム「Lovesexy」や1990年のアルバム「Graffiti Bridge」の時に作られたものが大部分を占めているため、一昔前のプリンスのサウンドに戻っています。
プリンスは、過去に作った曲を新作に入れることは多々ありますが、どの曲も良質な曲が多かったのに対して、本作は溢れ曲だと分かるような印象の薄い曲が多く収録されています。
グウェン・ステファニー、イヴ、シェリル・クロウなど、多くのゲストアーティストが参加し話題性がありましたが、プリンスのアルバムの中では平凡なアルバムと言えます。
Crystal Ball
評価: 2.7
1997年に発売された20作目のアルバムで、前作「Emancipation」に引き続き、3枚組のアルバムです。
本作はスタジオ・アルバムとして新たに録音されたものではなく、アウトテイク集として位置付けられています。
1983年、1985年〜1986年、1993年〜1996年の3つの時期に録音された楽曲で構成されており、前作のようなソウルで統一した一体感はなく、バラエティに富んだ曲が収録されています。
前作は1枚あたりの長さが約60分でしたが、本作は1枚あたり50分とややコンパクトになっています。
とはいえ、2作連続で3枚組アルバムを発表するとは、プリンスがいかに膨大な楽曲を抱えていたかを改めて感じさせます。
一方で、連続する大作リリースに対して、「さすがに多すぎてうんざりする」と感じるか、「これだけ多くのプリンスの楽曲を聴けることが嬉しい」と感じるかによって、本作の評価は変わってくるかと思います。
なお、本作は当初、電話やインターネットを通じた直接注文でのみ入手可能だったため、プリンスのコアなファン向けのアルバムと言えます。
次は、30位 → 21位 です。