(本サイトには、プロモーションが含まれています)
Muse(ミューズ)全アルバム ランキング|名盤、おすすめ アルバムの紹介
前回は、Coldplay(コールドプレイ)の全アルバム・ランキングをしましたので、
今回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第12弾として、コールドプレイに並ぶイギリスのオルタナティブ・ロック・バンド Muse(ミューズ)の全アルバムをランキング形式で紹介していきたいと思います。
ミューズは1994年に、マシュー・ベラミー、クリス・ウォルステンホルム、ドミニク・ハワードの3人によって結成されました。
しばらく、インディーズで活動した後、マヴェリック・レコーズと契約し、1999年にデビュー・アルバム「ショウビズ」を発表しました。
このデビュー・アルバムは、全英チャートで29位を記録し、中ヒットとなりました。
そして、2003年に発表した3rdアルバム「アブソルーション」は、ハードな中にも美しさと哀愁を兼ね備え、全英チャートで1位を記録し、名実ともにイギリスを代表するバンドへと成長しました。
4thアルバム「ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ」以降はアメリカでも認められ、7thアルバム「ドローンズ」では初めて全米チャートで1位を記録しました。
また、ミューズはライブでの評価も高く、2007年には2年連続でブリット・アワードの「最優秀ライブ・バンド」を受賞しました。
そんなミューズの名盤の紹介や評価をしていきたいと思います。
ランキングは、個人的な独断と偏見で評価していますので、世間一般の評価とは異なるかもしれませんが、その点は、ご了承ください。
ミューズのアルバムを聴いてみたいけれど、どのアルバムから聴けば良いか分からない方、
ミューズのアルバムの評価や、名盤、おすすめのアルバムを知りたい方に、役立つ記事になっています。
評価点の基準
評価点の基準は、以下の通りです。
| 評価点 | 基準 |
|---|---|
| 1.0 〜 2.0 | 駄作のアルバム |
| 2.0 〜 3.0 | 普通のアルバム |
| 3.0 〜 4.0 | 良作のアルバム |
| 4.0 〜 4.5 | 最高傑作のアルバム |
| 4.5 〜 | 歴史的名盤 |
ミューズ アルバムランキング
Simulation Theory
評価: 2.6
2018年に発売された8作目のアルバムで、SF映画や1980年代のポップカルチャーを取り入れた作品です。
前作「Drones」がシンプルなギター・ロックの作品であったのに対して、本作は、シンセサイザーを多用したエレクトロニックなディスコ調の作風に変化しています。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ブレードランナー」を彷彿とさせているジャケットからも、1980年代を意識していることがうかがえます。
派手なアレンジは控えめで、ミューズのアルバムの中では、もっとも地味な作品に感じられます。
売上も、全英チャート1位を記録したものの、全米チャートでは12位と、ミューズの衰えを感じさせるアルバムとなりました。
Showbiz
評価: 2.8
1999年に発売された、ミューズの記念すべきデビュー・アルバムです。
本作に収録されているほとんどの楽曲は、1997年までにすでに書かれており、約50曲の中から選ばれています。
このことから、ミューズはデビュー前からすでに音楽の才能を開花させており、音楽性が確立されていたことがわかります。
本作は、クラシック、ジャズ、ブルース、ロックなどのジャンルを融合し、ハードかつ大げさなアレンジを特徴としています。
また、プロデューサーのジョン・レッキーは、レディオヘッドの「ザ・ベンズ」を手がけたことでも知られており、その影響から当時の音楽評論家の間では、ミューズをレディオヘッドのフォロワーとみなす評論が多く見られました。
確かに音楽性はレディオヘッドに近い部分もありますが、レディオヘッドがどちらかといえば無機質なサウンドであるのに対し、ミューズはより情熱的で熱のある音楽性を持っています。
本作は全英チャートで29位を記録し、デビュー・アルバムとしては上々の滑り出しとなりました。
Drones
評価: 3.0
2015年に発売された7作目のアルバムで、AC/DC、デフ・レパードなどで知られるジョン・”マット”・ランジをプロデューサーに迎えて制作された作品です。
前作「The 2nd Law」や前々作「The Resistance」がオーケストラやエレクトロニックをふんだんに取り入れた華やかな演奏だったのに対して、
本作は、余分な要素を削ぎ落としたシンプルな演奏の作品となっています。
エレクトロニックやシンセサイザーの使用がかなり減り、初期のミューズのようなギターを中心としたロック寄りのサウンドに回帰しています。
ただ、完成度は高いものの、単純に原点回帰しているわけではなく、かつてのミューズとは異なる淡泊なサウンドであるため、戸惑いを覚えるのも事実です。
それでも本作は、初の全米チャート1位を獲得し、全英チャートなど世界各国のチャートでも1位を記録したことから、当時のミューズの人気がいかに絶大だったかが伝わってきます。
Will of the People
評価: 3.2
2022年に発売された9作目のアルバムで、「The 2nd Law」以来のセルフ・プロデュースで制作された作品です。
前作「Simulation Theory」がエレクトロ・サウンド一辺倒の作品であったのに対して、本作は、オルタナティヴ・ロック、クラシック、メタル、プログレッシブ・ロック、インダストリアル、シンセポップなど、様々なジャンルの音楽を詰め込んだ作品となっています。
マシュー・ベラミーも、「99年にデビューして以来、新作ごとにあらゆるサウンドやジャンルを追求してきたミューズの集大成的なアルバム」であると語っています。
多彩な曲の中でもハードなナンバーが比較的多く収録されており、久々に攻めているアルバムとなっています。
このアルバムを聴くと、やはりミューズは、「ハードな曲が一番しっくりくるな」と改めて感じさせられます。
The 2nd Law ザ・セカンド・ロウ〜熱力学第二法則
評価: 3.4
2012年に発売された4作目のアルバムであり、前作「The Resistance」に引き続き、セルフ・プロデュースされた作品です。
本作は、「住人が住めなくなるほど悪化していく惑星を描いた」コンセプト・アルバムと説明されています。
しかし、このような暗いコンセプトにもかかわらず、明るい曲が多く、その証拠に「Panic Station」は管楽器を取り入れたファンク調の曲であり、「Survival」では初めて合唱隊を導入し、ロンドン・オリンピックの公式ソングとして使用されました。
また、「Madness」では、新たな試みとしてダブステップを取り入れています。
これまでもミューズは、アルバムごとに新たな試みを行い、進化を遂げてきましたが、本作ではさらに変化の激しいアルバムとなりました。
その変化がプラスに働き、本作は全米チャートで初登場2位を記録したほか、イギリスなど13カ国で初登場1位を獲得しました。
Black Holes and Revelations
評価: 3.6
2006年に発売された4作目のアルバムで、前作「Absolution」以上にエレクトロニック・ロック色を強め、かなりダンサンブルな作風へと変化しています。
派手なアレンジは相変わらずですが、ハードなギターは減少し、ハードロックやメタルの要素は影を潜めています。
本作でも政治的な要素が取り入れられており、不当な戦争や権力の乱用、陰謀論などがテーマとなっています。
さらに、実験的な要素も強く、それまでのミューズには見られなかった明るくポップな「Starlight」をはじめ、
U2を彷彿とさせるドラマチックな「Invincible」やフラメンコを取り入れた「Hoodoo」といった新たな試みにも挑戦しています。
本作は、初めて全米チャートでトップ10にランクインし、全世界でヒットを記録しました。

Origin of Symmetry
評価: 4.0
2001年に発売された2作目のアルバムで、ミューズの誇張されたギターロックの原点とも言える作品です。
デビュー・アルバム「Showbiz」と同様、プロデューサーにジョン・レッキーが携わっているため、レディオヘッドのようなオルタナティブ・ロックを想像させますが、
実際には全く異なる音楽性を示し、レディオヘッドのフォロワーという評価を一掃しました。
スペース・ハードロックとも言える派手で大げさな演奏が特徴で、その豪勢なアレンジには最後まで圧倒され続けます。
このように派手なギターサウンドが目立つ一方で、美しいメロディーを持つ曲が多いことも魅力となっています。
ニーナ・シモンの歌で知られるジャズ・ナンバー「Feeling Good」のカヴァーも、派手なアレンジによって、ミューズ色に変えてしまっています。
グランジでもハードロックでもオルタナティブ・ロックでもない、ミューズという独自ジャンルを築き上げた、衝撃度の高いアルバムです。

The Resistance
評価: 4.2
2009年に発売された5作目のアルバムで、初めてセルフ・プロデュースした作品です。
前作「Black Holes and Revelations」と同様に、ギターよりもシンセサイザーを多用し、さらに、オーケストラやオペラを取り入れ、ロック・オペラ的な作品に仕上がっています。
特に、ラストの「Exogenesis」は、「人類の望みを託された宇宙飛行士たちの宇宙探検」をテーマにした美しいオーケストラの演奏を聴くことができます。
また、「United States of Eurasia」は、クイーンのようなドラマチックな曲で、ラストにはショパンのノクターンがそのまま演奏されていますが、完全にミューズの音楽に同化しています。
このように、クラシック、オペラと、ロック、ポップスを見事に融合させた傑作アルバムです。
本作は、全英チャートで1位、全米チャートで3位を記録した他、全世界で大ヒットし、グラミー賞では最優秀ロック・アルバム賞も受賞しました。

Absolution
評価: 4.4
2003年に発売された3作目のアルバムで、マヴェリック・レコーズからワーナー・ブラザースへ移籍後、初の作品となります。
本作では、イラク戦争やアメリカ同時多発テロ事件といった時代背景を反映し、シリアスで重厚な楽曲が中心を占めています。
前作「Origin of Symmetry」は、派手なギターサウンドが前面に出ていましたが、本作では、エフェクトやシンセサイザー、ソフトウェアを駆使することで、より洗練されたサウンドに進化しています。
「Butterflies and Hurricanes」や「Blackout」ではオーケストラが導入され、クラシック音楽のような荘厳な雰囲気が漂っています。
これまで所属していたマヴェリック・レコーズは、アメリカでのプロモーションに消極的だったため、アメリカでのセールスは芳しくありませんでしたが、
ワーナー・ブラザース移籍後となる本作では、初めてアメリカのチャートにランクインし、アメリカでのファン層を確立するきっかけとなりました。
さらに、全英チャートでは初の1位を獲得し、フランスのチャートでも同様に1位を記録するなど、世界的な成功を収めました。
おすすめのライブ・アルバム
- 2007年6月、「ブラックホールズ・アンド・レベレーションズ・ツアー」の一環としてロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたライブの模様を収録したアルバムです。
- 4作目のアルバム「Black Holes and Revelations」からの楽曲を中心に、初期のミューズによる圧巻のステージを観ることができます。
- 派手なギタープレイが光るハードロックの曲から、ピアノやストリングスを使用した美しい曲まで、多彩なミューズの音楽を味わえます。
HAARP
- 2013年7月にイタリアのローマ・スタディオ・オリンピコで行われたライブの模様を収録したアルバムで、CDおよびDVDでリリースされました。
- このライブは、「The 2nd Law」発表後2度目のヨーロッパ・ツアーにあたるため、「The 2nd Law」を中心としたセットリストになっています。
- さすが、「最優秀ライブ・バンド」に選ばれるだけあり、圧巻のステージを体感できます。
Live at Rome Olympic Stadium
Amazon Music Unlimitedは、本記事に紹介しているアルバムや曲が聴き放題です。最初の30日間が無料ですのでとてもお得です。気に入らなければ、無料期間中に解約することも可能です。
ミューズのメンバー
ミューズのメンバー(マシュー・ベラミー、クリス・ウォルステンホルム、ドミニク・ハワード)は、学生時代にミューズの前身バンド「Gothic Plague」を結成します。
それ以降、メンバーの交代はなく、固定メンバーで活動を続けています。
以下に、ミューズの3人のメンバーを紹介します。
- マシュー・ベラミー(ボーカル、ギター、キーボード担当):
ミューズのフロントマンであり、ボーカル、ギター、キーボードに加え、ミューズのほとんどの楽曲の作詞・作曲も担当しています。
ファルセットを多用するボーカルや、レディオヘッドに似た音楽性から、トム・ヨークと比較されることも多くあります。
作詞面では政治・社会への批判的なテーマを扱うことが多く、左派リバタリアンを自認しています。
ミューズ以外では、ソロアルバムの制作や他アーティストへの曲提供なども行っています。
- クリス・ウォルステンホルム(ベース担当):
ミューズの楽曲は、ギターよりもベースがリードする曲も多く、クリス・ウォルステンホルムは、ギターのような攻撃的な演奏を行う凄腕のベーシストです。
ミューズでは主にコーラスを担当していますが、リードボーカルを担当している楽曲もいくつか存在します。
長年アルコール依存に苦しんでいましたが、リハビリを経て、現在は断酒に成功しています。
- ドミニク・ハワード(ドラム担当):
ミューズの楽曲は、複雑な構成・変拍子・緩急の激しい展開が多く、それに合わせてダイナミックなドラミングを行っています。
また、ミューズはエレクトロニックな楽曲も多いため、シンセ・ドラムなどの電子機器も駆使しています。
ミューズのメンバーの中では、最も社交的でユーモアがある性格から、ムードメーカーとしてバンドを盛り上げる存在です。
ミューズの音楽
ミューズの音楽は、大きく分けて「ギターを中心としたハードロック」と、シンセサイザーを多用した「エレクトロニック・ロック」の2つに分類できます。
どちらも派手なアレンジが特徴で、わずか3人編成のバンドとは思えないほどの迫力があります。
また、音質も優れており、非常に聴きやすい作品となっています。
ミューズの各アルバムの初心者向け、中級者向け、上級者向けの分類は、以下の通りです。
【ギターを中心としたハードロックのアルバム】
- Showbiz(1999年):中級者向け
- Origin of Symmetry(2001年):初心者向け
- Absolution(2003年):初心者向け
- Drones(2015年):中級者向け
- Will of the People(2022年):中級者向け
【エレクトロニック・ロックのアルバム】
- Black Holes and Revelations(2006年):中級者向け
- The Resistance(2009年):初心者向け
- The 2nd Law ザ・セカンド・ロウ〜熱力学第二法則(2012年):初心者向け
- Simulation Theory(2018年):上級者向け
まとめ
最後に、ミューズのランキング結果をまとめます。
| 順位 | アルバム名 | 点数 |
|---|---|---|
| 1位 | Absolution | 4.4 |
| 2位 | The Resistance | 4.2 |
| 3位 | Origin of Symmetry | 4.0 |
| 4位 | Black Holes and Revelations | 3.6 |
| 5位 | The 2nd Law ザ・セカンド・ロウ〜熱力学第二法則 | 3.4 |
| 6位 | Will of the People | 3.2 |
| 7位 | Drones | 3.0 |
| 8位 | Showbiz | 2.8 |
| 9位 | Simulation Theoryc | 2.6 |
ミューズのアルバムは、どれも派手で大げさなアレンジが特徴で、初期のハードロック路線の作品でも、中期以降のシンセポップ路線の作品でも、華やかで艶やかな雰囲気に包まれています。
また、アルバムごとに常に進化を続けており、さまざまな試みがなされています。
そのため、どのアルバムも印象的ですが、その中でも、特に華やかな作品を上位にランキングしました。
上記のランキングを参考に、多くのアルバムを通して、ミューズの音楽を堪能してもらえたらと思っています。
次回は、2000年代以降に登場してきたアーティスト第13弾として、アメリカのポップ・ロック・バンド、マルーン5の全アルバム・ランキングを行っていきたいと思います。