Genesis(ジェネシス) 1969年-1976年のアルバムランキング|おすすめアルバム


Selling England By The Pound 月影の騎士

「I Know What I Like」や「Firth of Fifth」のようなメロディアスで分かりやすい曲があって、親しみやすいアルバムね。
kat
「怪奇骨董音楽箱」や「Foxtrot」のような派手さはなくなったけど、芸術性が高くなったアルバムだね。

評価: 4.0

1973年発売の5作目のアルバムで、しっとりとした叙情性を強調したアルバムです。

「More Fool Me」では、初めてフィル・コリンズがリード・ボーカルを担当していますが、言われなければ分からないぐらいピーター・ガブリエルの声に似ています。

本作には、「Dancing with the Moonlit Knight」「I Know What I Like」「Firth of Fifth」「The Cinema Show」など、ジェネシスの代表曲が多く収録されています。


Foxtrot

プログレッシブ・ロック全開のアルバムね。後半の組曲「Supper’s Ready」は、童話のようなジェネシスらしい曲ね。
kat
イントロからメロトロンが鳴り響いていて、ジェネシスの中で一番プログレッシブ・ロックしているアルバムだね。

評価: 4.2

1972年発売の4作目のアルバムで、本作をジェネシスの最高傑作にあげる人は多く、ジェネシス独自の世界を展開しているアルバムです。

特に後半23分の大作「Supper’s Ready」が、このアルバムの目玉曲で、ジェネシスのライブの定番曲になっています。

「Supper’s Ready」以外にも、メロトロン全開の「Watcher of the Skies」や、美しさが格別な「Time Table」「Horizons」が収録されており、充実したアルバムです。


The Lamb Lies Down On Broadway 眩惑のブロードウェイ

2枚組の大作で、私には、ちょっと理解するのが難しいアルバムだったわ。
kat
ピーター・ガブリエルの独壇場のアルバムなので、最初はとっつきにくく感じるかもしれないね。

評価: 4.5

1974年発売の6枚目のアルバムで、ジェネシス初の2枚組のアルバムです。

マンハッタンを舞台に展開されるラエルという名の少年の不思議な世界をテーマにしたアルバムです。

少々難解な作品であるため、ピーター・ガブリエル以外のメンバは、もっと分かりやすいアルバムにしたかったようですが、ピーター・ガブリエルの独壇場で製作されました。

しかしながら、内容は、ドラマティックで圧倒的な構成力を持ち、ロック・オペラの名盤と言える作品です。

ピーター・ガブリエルとメンバ間の軋轢が大きくなり、本作を最後に、ピーター・ガブリエルは脱退してしまいます。

ジェネシスのメンバ

以下に、1976年以前に脱退したジェネシスのメンバを紹介します。

  • ピーター・ガブリエル(ボーカル担当)
    プログレッシブ・ロック時代のジェネシスの中心人物です。
    もともとは、ドラムをやっていましたが、ジェネシスでは、リード・ボーカルを担当し、印象に残る強烈なボーカルを聞かせています。
    ライブのファッションも奇抜で、曲の歌詞に合わせて、キツネ、フラワー、コウモリ、お爺さんなどのお面を被って歌っています。
    特に「眩惑のブロードウェイ」のツアーでは、スリッパーマンというイボイボの怪物?のコスチュームが、凄すぎて、逆に笑ってしまうような格好をしています。
    ジェネシス脱退後は、音楽性が変わり、ワールド・ミュージックに転向していきます。
  • アンソニー・フィリップス(ギター担当)
    最初期のアルバム「創世記」「侵入」のギタリストで、12弦ギターの演奏で有名な人です。
    2枚しかアルバムには参加していませんが、プログレッシブ・ロック時代のジェネシスに大きな影響を残しました。
    ジェネシスを脱退したのは、健康上の理由とのことです。
  • スティーヴ・ハケット(ギター担当)
    アンソニー・フィリップスの代わりにジェネシスに加入し、「怪奇骨董音楽箱」から「静寂の嵐」までのアルバムにギターで参加しています。
    ジェネシス最強メンバの1人ですが、ライブでは座ってギターを演奏しているため、少し影が薄く感じます。
    しかし、ジェネシスの叙情的なサウンドは、スティーヴ・ハケットのギターがあったからこそ実現できたものだと思っています。

その他のおすすめアルバム

    Live

  • ジェネシス最強メンバの公式ライブ・アルバムで、元々は発表する予定のなかった音源と言われていますが、音質は悪くありません。
  • 本作の中では、「侵入」に収録されている「The knife」が聴きどころで、ジェネシスには珍しい、鋭さ切れ味抜群のカッコ良い曲です。
    Seconds Out

  • ピータガブリエルが脱退した後のライブ・アルバムで、プログレッシブ・ロック時代のジェネシスのベストな選曲がされています。
  • イエスやキングクリムゾンなど、プログレ・バンドを渡り歩いたドラマー ビル・ブラッドフォードが1曲だけ参加しています。

 

まとめ

プログレッシブ・ロック時代のジェネシスのアルバム・ランキングを行いました。

プログレッシブ・ロック時代のジェネシスは、ピーターガブリエルのワンマン・バンド的な様相を呈しており、ピーターガブリエルの独特な世界観が、よく表れていました。

ピーターガブリエル脱退直後は、しばらく、プログレッシブ・ロック要素の強い作品を発表しますが、徐々に、フィル・コリンズが頭角を表し、ポップ路線に変貌していきます。

次回は、1978年以降のジェネシスのアルバムのランキングをしていきたいと思います。

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