Avator (In the Name of Love)
評価: 2.6
1997年発売の17作目のスタジオ・アルバムで、日本で先行リリースされたアルバムです。
日本でリリースされた時は、「Avator」というアルバム名でしたが、後に、「In the Name of Love」というアルバム名に変わりました。
落ち着いた大人のアルバムで、ファンキーな曲やディスコ調の曲は、あまり収録されていません。
本作から、EW&Fは、AORなサウンドに変化していきます。
Promise
評価: 2.6
2003年発売の18作目のスタジオ・アルバムで、パーキンソン病で、現役を退いていたモーリス・ホワイトが復帰したアルバムです。
モーリス・ホワイトは、本作で、プロデュースも担当しています。
ほぼ、バラード曲で占められており、1970年代のジャズ、ファンキー、ディスコ調のような曲はなく、落ち着いたアルバムです。
迷いを感じる1980年代のエレクトリック・サウンドから抜け出したことを感じさせるアルバムです。
Illumination
評価: 2.7
2005年発売の20作目のスタジオ・アルバムで、モーリス・ホワイトがボーカルをとった最後のアルバムです。
ケニーG、ブライアン・マックナイトなどのアーティストが参加しており、コラボ曲が多いことが特徴のアルバムです。
全盛期のEW&Fのオーラはありませんが、EW&Fの長い歴史の中で、吹っ切れた感があるアルバムで、良質な作品です。
Raise! 天空の女神
評価: 2.8
1981年発売の11作目のスタジオ・アルバムで、本作から、「Let’s Groove」が大ヒットし、ディスコのスタンダード曲になりました。
そのため、「Let’s Groove」が取り上げられることの多いアルバムですが、それ以外の曲も優れています。
しかし、エレクトリック化が進んでしまったため、全盛期のEW&Fとは異なり、シンプルな印象を持ちます。
本作から、一気にEW&Fは、失速してしまいます。
Millennium 千年伝説
評価: 3.2
1993年発売の13枚目のスタジオ・アルバムで、「天空の女神」から始まった「時流に乗ったサウンド」はこのアルバムで打ち切られました。
1970年代のEW&Fのサウンドに近くなりましたが、単純に昔のサウンドに戻ったわけではなく、今までの1980年代のエレクトリックなサウンドも含めて、総まとめ的な作品になっています。
後期EW&Fの迷いを、吹っ切ったアルバムです。
本作には、プリンスが提供した曲「Super Hero」が収録されています。
その他のおすすめアルバム
- Live In VELFARRE
- 1995年4月20日に、ヴェルファーレで実施されたライブ・アルバムです。ヴェルファーレと聞くと、懐かさを感じます。
- 1970年代の曲が大半を占め、1980年以降の曲は、「Let’s Groove」と「System Of Survaival」の2曲しか選曲されていません。このことから、EW&Fは、良くも悪くも。1970年代のバンドだったのだなと感じます。
まとめ
EW&Fの1981年以降のアルバムをランキング付けしましたが、1970年代の全盛期のEW&Fの凄さが改めて分かる結果になりました。
1981年以降で、おさえておかないといけないアルバムは、「千年伝説」と「天空の女神」ぐらいで、あとは、EW&Fのマニア向けのアルバムかと思っています。
次回は、「1971年〜1980年のアルバム・ランキング」と「1981年以降のアルバム ランキング」を合算して、EW&Fの全アルバム ランキングをまとめたいと思います。
(本サイトには、プロモーションが含まれています)EW&F(アース・ウィンド・アンド・ファイアー) 全アルバム ランキングEW&Fのアルバムを、「1971年〜1980年のアルバム」と「1981年以降のアルバム」で、ランキング付けし[…]
- 1
- 2