EW&F(アース・ウィンド・アンド・ファイアー) 全アルバム ランキング 後編|1981年以降のおすすめアルバム

第5位
Avator (In the Name of Love)

ファンキーな曲やディスコ調の曲が減って、バラード曲中心の大人のアルバムね。
kat
このアルバムは、EW&Fが、AOR路線に舵を切った最初のアルバムだね。

評価: 2.6

1997年発売の17作目のスタジオ・アルバムで、日本で先行リリースされたアルバムです。

日本でリリースされた時は、「Avator」というアルバム名でしたが、後に、「In the Name of Love」というアルバム名に変わりました。

落ち着いた大人のアルバムで、ファンキーな曲やディスコ調の曲は、あまり収録されていません。

本作から、EW&Fは、AORなサウンドに変化していきます。

第4位
Promise

ほとんどの曲が、バラード曲で占められているアルバムね。
kat
前作「AVATOR」と同様、AORのアルバムだね。前作よりも更にバラード曲が増えているね。

評価: 2.6

2003年発売の18作目のスタジオ・アルバムで、パーキンソン病で、現役を退いていたモーリス・ホワイトが復帰したアルバムです。

モーリス・ホワイトは、本作で、プロデュースも担当しています。

ほぼ、バラード曲で占められており、1970年代のジャズ、ファンキー、ディスコ調のような曲はなく、落ち着いたアルバムです。

迷いを感じる1980年代のエレクトリック・サウンドから抜け出したことを感じさせるアルバムです。


Illumination

AORなアルバムが続いたけど、このアルバムはファンキーな曲が増え、昔の勢いが戻ったわね。
kat
多くの有名ミュージシャンが参加しているため、EW&Fのオリジナルというよりも、コラボ的なアルバムだね。

評価: 2.7

2005年発売の20作目のスタジオ・アルバムで、モーリス・ホワイトがボーカルをとった最後のアルバムです。

ケニーG、ブライアン・マックナイトなどのアーティストが参加しており、コラボ曲が多いことが特徴のアルバムです。

全盛期のEW&Fのオーラはありませんが、EW&Fの長い歴史の中で、吹っ切れた感があるアルバムで、良質な作品です。


Raise! 天空の女神

ディスコ全開のアルバムね。「Let’s Groove」は、EW&Fの中でも、有名曲で、最もディスコしている曲ね。
kat
シンセサイザー、ホーン、ヴォコーダー、シンセ・ベースを多用し、電子化が進んだアルバムだね。

評価: 2.8

1981年発売の11作目のスタジオ・アルバムで、本作から、「Let’s Groove」が大ヒットし、ディスコのスタンダード曲になりました。

そのため、「Let’s Groove」が取り上げられることの多いアルバムですが、それ以外の曲も優れています。

しかし、エレクトリック化が進んでしまったため、全盛期のEW&Fとは異なり、シンプルな印象を持ちます。

本作から、一気にEW&Fは、失速してしまいます。


Millennium 千年伝説

1970年代と1980年代のEW&Fの良いところが混ぜ合わさったようなアルバムね。
kat
1980年代のEW&Fの迷いを吹っ切り、後期のEW&Fのアルバムの中では、ピカ1のアルバムだね。

評価: 3.2

1993年発売の13枚目のスタジオ・アルバムで、「天空の女神」から始まった「時流に乗ったサウンド」はこのアルバムで打ち切られました。

1970年代のEW&Fのサウンドに近くなりましたが、単純に昔のサウンドに戻ったわけではなく、今までの1980年代のエレクトリックなサウンドも含めて、総まとめ的な作品になっています。

後期EW&Fの迷いを、吹っ切ったアルバムです。

本作には、プリンスが提供した曲「Super Hero」が収録されています。

その他のおすすめアルバム

    Live In VELFARRE


  • 1995年4月20日に、ヴェルファーレで実施されたライブ・アルバムです。ヴェルファーレと聞くと、懐かさを感じます。
  • 1970年代の曲が大半を占め、1980年以降の曲は、「Let’s Groove」と「System Of Survaival」の2曲しか選曲されていません。このことから、EW&Fは、良くも悪くも。1970年代のバンドだったのだなと感じます。

まとめ

EW&Fの1981年以降のアルバムをランキング付けしましたが、1970年代の全盛期のEW&Fの凄さが改めて分かる結果になりました。

1981年以降で、おさえておかないといけないアルバムは、「千年伝説」と「天空の女神」ぐらいで、あとは、EW&Fのマニア向けのアルバムかと思っています。

次回は、「1971年〜1980年のアルバム・ランキング」と「1981年以降のアルバム ランキング」を合算して、EW&Fの全アルバム ランキングをまとめたいと思います。

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